■CAPCOM:逆転検事2 公式サイト
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【以下ネタバレ】
今回の展開
今回のプレイ時間:8時間15分(累計33時間10分)
第5話「大いなる逆転」(クリア)。
怪獣映画の撮影現場で、西鳳民国の大統領・王帝君の圧死死体が発見される。御剣たちは偶然から事件に関わることになるが、現場にはあたかも怪獣の足跡の様な穴が残っていた。御剣は映画に出演する少年・相沢詩紋と知り合うが、実は詩紋は水鏡秤の養子だった。
やがて詩紋は何者かに誘拐され、水鏡は担当している美和マリーの裁判で、マリーを無罪放免にするように圧力をかけられる。御剣たちの活躍で詩紋は解放され、美和マリーは正しく裁かれることになり、マリーと一柳万才に何らかの関係があることが解った。
二人の関係を追及するため、御剣は12年前に起きた大統領誘拐未遂事件を再度調べなおす。そして、事件が実は誘拐未遂ではなく、本物の大統領は影武者に殺害されており、その時の共犯が一柳万才と美和マリーだったと掴む。
さらに王帝君(実は影武者)殺しを捜査する御剣は、事件の黒幕が、かつて弁護し冤罪から救った猿代草太であることを突き止める。草太は12年前に事件を目撃してしまい、以後万才たちに追われることになってしまっていた。草太はサーカスに身を隠し、成長したのちに復讐のため様々な陰謀を仕組んだ。過去二週間の間に御剣が関わった五つの事件には全て草太が関係していた。
草太は御剣たちに、自分は他人をそそのかして犯罪を行わせただけで、自身には何の罪も無いとうそぶく。しかし御剣は草太が王帝君(の影武者)を自ら殺害した証拠を見つけ出し、草太の有罪を立証した。
最後、水鏡秤は検事審査会のメンバーとして御剣に検事バッチを返却し、御剣はこれから検事の立場で人々を救っていくことを決意する。(完)
コメント
第五話も長かった……、大統領殺し、詩紋の誘拐、12年前の事件の再調査、ラスボスの追及、と、無駄に内容が多くて散漫という印象。
また展開の無茶苦茶さは相変わらずで、夜中に許可も無く高層ビルの上までバルーンを飛ばして犯罪を犯したとか、養護施設の長だった美和マリーが12年後には刑務所の所長に転職しているとか、正直ついていけない要素が多すぎる。逆転裁判/検事の作品世界はリアル志向ではないにせよ、限度という物が有りはすまいか。
また、「なんと! 第1話~4話の話は全て繋がっていたのか!?」と驚かせようという趣向のようですが、結局各エピソードにちょこっと関わったキャラクターが集合したというかその程度で、正直「わざわざ30時間超もかけて五話構成にする必要あった?」「もっとスマートにできなかったの?」という嘆息しか出てきません。とどめで、ラスボス草太が粘りすぎて、もうプレイしていてキレそうになりましたし……
クリアして思うのですが、なんつーかねぇ……、システム面は良いし、キャラのかけ合いも面白かったけど、水膨れし過ぎというか、もっと絞って筋肉質なストーリーにすべきだったと思いますよ。クソゲーではないにしても、△評価ですな。