感想:アニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」第21話「結像のリナシメント」

TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト http://steinsgate0-anime.com/
放送 BS11。全23話。

【※以下ネタバレ】
 

第21話 結像のリナシメント

 

あらすじ

 倫太郎はタイムリープマシンを使い、2036年から2011年7月まで戻る決意を固める。真帆の改良によりタイムリープマシンは最高二週間過去まで戻れるようになってはいたが、それでも25年を遡るためには三千回のタイムリープが必要となる。倫太郎はそれを承知で過去へと旅立った。

 倫太郎は2025年で自分が拉致される危機も上手く切り抜け、ついに2011年7月7日に舞い戻った。そして封印していた「鳳凰院凶真」のキャラクターを復活させると、ラボメンたちに緊急招集をかけ、まゆり・鈴羽を救うためのミッションを開始する。倫太郎はダルたちにアマデウス紅莉栖の救出を実施させると同時に、フェイリスには自警団を使い、ラジ館周りに潜んでいる不審な外国人を通報するように指示する。

 夕方。レスキネンはラジ館屋上でまゆりと鈴羽を捕えるが、勝ち誇るレスキネンの前に倫太郎が現れる。実は乱入したフルフェイスの女はかがりではなく萌郁で、本物のかがりはその前に倫太郎たちに捕らえられていた。倫太郎たちはレスキネンを取り押さえ、まゆりと鈴羽に過去に向かう様に指示する。ところが戦闘ヘリが出現し、またしてもタイムマシンはミサイルで破壊されてしまった。


感想

 2036年の話をもっと引っ張ったり、過去に戻る過程を細かく描くのかと思ったら、そのあたりはAパートであっさりさっくり淡白に済ませておしまい、か……、いや、まあ、悲惨な未来とかタイムリープの苦労とかを延々描かれても鬱になるだけなので、良いですけどね。

 しかし、戻って来たらその途端に鳳凰院凶真を復活とは……、あんな悲惨な未来を見てきたくせに、しかも3000回もタイムリープしてきたくせに、余裕あるじゃねーか。シリアスになるべきこの局面で、このおふざけキャラを持ち出してきた原作ゲームスタッフは何を考えていたんだろうか……

 まー「今までの陰鬱モードの倫太郎ではどうやっても事態は打破できない」→「鳳凰院凶真に変身したら解決できました」という分かりやすい表現なのでしょうけどねぇ。なんだかなぁ、ちょっと同意いたしかねる展開でありましたな。

 あとタイムリープマシンは、セルンをハッキングしてマイクロブラックホールを利用してデータを圧縮するとかなんとかの原理だったじゃないですか? 2011年以降は世界大戦の待っ最中なのに、セルンにアクセスなんかできるんですかね?


 
 
ファティマ0
LAST GAME
World-Line(DVD付盤)