【映画】感想:劇場アニメ「劇場版 幼女戦記」(2019年:日本)

劇場版 幼女戦記

「劇場版 幼女戦記」アニメ公式サイト http://youjo-senki.jp/
放送 AT-X。2020年12月13日(日)

【※以下ネタバレ】
 

統一暦1926年。
ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、
南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。


凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。


曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。
新たな巨人の目覚めを前に、なりふり構わぬ帝国軍は、自ずと戦火を拡大してゆく……


時を同じく、連邦内部に連合王国主導の多国籍義勇軍が足を踏み入れる。


敵の敵は、親愛なる友。
国家理性に導かれ、数奇な運命をたどる彼らの中には、一人の少女がいた。


メアリー・スー准尉。
父を殺した帝国に対する正義を求め、彼女は銃を取る。

 

あらすじ

 南方大陸に派遣されたターニャたち第203魔導大隊は、共和国軍の司令部を急襲し大勝利する。


 大戦果を挙げたターニャたちは意気揚々と本国に帰還するが、帰国した途端レルゲンによって、今度は北方の「連邦」への偵察任務を命じられる。ターニャたちは密かに国境を越えて偵察を行っていたが、その最中に連邦が突如として帝国への攻撃を開始した。ターニャは上層部に陽動作戦として連邦の首都モスコーの攻撃を提案し、上層部は前線への圧力を減らすことをもくろんで、その提案を了承する。

 その頃、モスコーには合衆国兵士を含む「多国籍軍」が支援のため到着していた。その中には、ターニャに父親を殺され復讐を誓うメアリー・スーもいた。ターニャたちは、簡単にモスコーに侵入すると、首都のめぼしい建築物をことごとく破壊し、さらに敵の目の前で帝国国歌を斉唱してその様子をフィルムで撮影する、というパフォーマンスを敢行し、損害も無く引き上げる。

 帝国国民はターニャたちの快挙に喝さいを挙げるが、レルゲンたちは連邦のメンツを完璧につぶしたことで、講和の目が無くなったことに頭を抱える。

 連邦の怒涛の侵攻が続く中、ターニャは連邦軍に包囲されたティゲンホーフ市が鉄道の要所であり、今後の反抗作戦の要になると見抜き、第203魔導大隊を率いて救援に向かう。連邦は人海戦術でティゲンホーフに猛攻を仕掛け、帝国兵士は疲弊していった。

 やがて連邦の要請で多国籍軍もティゲンホーフ攻略に参戦してきた。メアリー・スーは憎む仇のターニャを発見し、私怨で猛攻を仕掛けるが、返り討ちに会い、重傷を負ったまま友軍に運ばれていった。

 ティゲンホーフの戦いを切り抜けたターニャは、ルーデルドルフたちに後方勤務を申請する。ターニャは、多国籍軍と遭遇した事を話し、帝国は今後の合衆国参戦も見据えて、軍のシステム・戦略などを根本から見直す必要があり、自分はその任務につきたいと述べる。ゼートゥーアはそれを認め、さしあたり二か月の勤務を許可する。

 ターニャは念願の後方勤務につき、一生このまま戦わずに楽が出来ると喜んでいた。ところがゼートゥーアから連絡が入り、ターニャの発案を自ら試してもらいたいと、新設の「サラマンダー戦闘団」の指揮官としてまた最前線勤務を命じられる。<完>


感想

 評価は○。

 2017年1~3月に放送されたテレビアニメ「幼女戦記」の続編。

 まあ話は面白いしテンポも良いし、武器の描写とかもリアルっぽいし(本当にそうかは知らない)、なかなかに面白い作品でした。

 まあ、戦いの展開が第一次大戦と第二次大戦の二つをごった煮にしたような物になっていて、史実を知っていると何かムズムズするような違和感があり、ノリノリで視聴した、とは言えないところもありましたが、悪くない作品だったとは言えましょう。
 
 
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劇場版 幼女戦記
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<スタッフ>
原作:カルロ・ゼン(「幼女戦記」/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:篠月しのぶ
監督:上村 泰
キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
脚本:猪原健太
副監督:春藤佳奈
服飾デザイン:谷口宏美
魔導具デザイン:江畑諒真、月田文律
銃器デザイン:秋篠Denforword日和、大津 直
エフェクトディレクター:橋本敬史
美術監督:上田瑞香
色彩設計:中村千穂
撮影監督:頓所信二
3DCGIディレクター:高橋将人
編集:神宮司由美
音響監督:岩浪美和
音楽:片山修志
アニメーション制作:NUT
配給:角川ANIMATION
製作:劇場版幼女戦記製作委員会



<キャスト>
ターニャ:悠木 碧
ヴィーシャ:早見沙織
レルゲン:三木眞一郎
ルーデルドルフ:玄田哲章
ゼートゥーア:大塚芳忠
シューゲル:飛田展男
ヴァイス:濱野大輝
ケーニッヒ:笠間 淳
ノイマン:林 大地
グランツ:小林裕介
ド・ルーゴ:土師孝也
ビアント:小柳良寛
ドレイク:高岡瓶々
ウィリアム・ドレイク:森川智之
エドガー:福島 潤
ビビ:田村睦心
メアリー:戸松 遥
ロリヤ:チョー
ヨセフ:稲垣隆史


2019年劇場公開作品

 

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