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放送 AT-X。
【※以下ネタバレ】
第5話 『stage 05 バトルフィールド」(発売日:1989年1月21日)
あらすじ
メロウリンクは野営中に刺したチェコブの木のトゲのせいで過去のことを夢に見る。終戦直前、プランバンドール大隊は、ヂヂリウムを後方に運ぶため、シュエップス小隊を囮にして撤退しようとしていた。この作戦にシュエップス隊長は抗議するが、軍上層部への反抗と見なされてAT部隊だった小隊は機甲猟兵に改編されて……。
全12話中の第5話。
荒野をバイクで走っていたメロウリンクは、バイクの故障で野営を余儀なくされる。そして、焚火にくべていたチェコブの木のトゲに指を刺されたことで、悪夢を見てしまう。
休戦一か月前。惑星ミヨイテで、ギルガメス軍プランパンドール大隊は、バララント軍から貴重な軍事物資ヂヂリウムを奪取しており、それを早く後方に届ける必要性に迫られていた。そのため大隊は装甲騎兵のシュエップス小隊に、味方が撤退する間の時間を稼ぐ生贄になる任務を与える。
小隊長シュエップス少尉は、部下を無駄死にさせないため無謀な任務に抗議するが、その事が上官への反抗へと見なされ、シュエップス小隊はATを取り上げられて、対ATライフルで敵と戦う機甲猟兵に格下げされてしまう。シュエップス小隊は圧倒的な敵に対し善戦するものの、結局はバララントのATの大軍に蹂躙され、生き残ったのはメロウリンクだけだった。
メロウリンクは命からがら味方の元へとたどり着くが、すぐさま逮捕され、シュエップス小隊がヂヂリウムを強奪したという濡れ衣を着せられる。全てはプランパンドール大隊の上官たちが、シュエップス小隊に自分たちの罪を擦り付けるための陰謀だった。その事を悟ったメロウリンクは、仲間の復讐のため脱走した。
荒野を歩いていたメロウリンクは、偶然にもルルシーたちを乗せた車に出合う。ルルシーたちは、その先にあるドッパー刑務所へ向かうところだという。
感想
メロウリンクの復讐話の始まりを描くエピソード。当然のように暗い……、あと、脚本が高橋良輔氏だったりしたのでちょっと驚いた。
機甲猟兵メロウリンク
https://www.at-x.com/program/detail/1173<ストーリー>
軍隊の暗部によって濡れ衣を着せられ仲間を殺されたメロウリンクが、その青春をかけて復讐を誓う。巨大なライフルと、おのれの身一つで鋼鉄のATに挑む異色ロボットアニメ。
濃厚なボトムズワールドを完全に継承し、本編以上に練りこまれたミリタリーとハードボイルドが魅力の外伝作品。
<スタッフ>
企画:伊藤梅男(バップ)、渋江靖夫(サンライズ)
原案:江田文行
原作・シリーズ構成:高橋良輔
キャラクターデザイン・作画監督:谷口守泰
メカニックデザイン:大河原邦男
音楽:乾 裕樹
音響:浦上靖夫
美術:平川栄治
撮影:奥井 敦
監督:神田武幸
プロデューサー:平山博志(バップ)、指田英司(サンライズ)
製作:バップ、サンライズ
<キャスト>
メロウリンク:松本保典
ルルシー:玉川紗己子
キーク:大塚明夫
ドックマン:永井一郎
フォックス:納谷六朗
スタブロス:加藤精三
ゴメス:飯塚昭三
ゴルフィ:若本規夫
ガナード:岸野一彦
ボイル:兼本新吾
バンス:仲木隆司
ヌメリコフ:三田松五郎
シュエップス:森 功至
スタルコス:田中信夫
ヘルメシオン:阪 脩
1988年-1989年OVA作品 全12話