【人形劇】感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3」第11話「遠い歌声」

Thunderbolt Fantasy 東離剣遊紀3

武侠ファンタジー人形劇 TVシリーズ3期『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』 https://www.thunderboltfantasy.com/season3/
放送 BS日テレ

www.thunderboltfantasy.com
【※以下ネタバレ】
 

第11話 遠い歌声 (2021年6月12日(土)深夜放送)

 

あらすじ

 殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)の目の前で、捲殘雲(ケンサンウン)(鈴村健一)は七殺天凌(ナナサツテンリョウ)(悠木碧)に操られた凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)に殺されてしまった。さらに殤不患は刑亥(ケイガイ)(大原さやか)に捕まり、魔剣目録[マケンモクロク]は異飄渺(イヒョウビョウ)(花江夏樹)に奪われてしまう。

 ところが異飄渺は魔剣目録を調べて、見たことも無い剣が収納されていことに気が付き、未知の剣について詳細を殤不患から聞き出す必要があるので、刑亥に殤不患を引き渡すように要請する。そして、その見返りとして魔剣を何振りか譲渡する交渉を始めるが、話がまとまらず、禍世螟蝗(カセイメイコウ)(速水奨)に連絡を取ることになった。

 萬軍破(バングンハ)(大塚明夫)は、異飄渺に、禍世螟蝗なら魔剣の事などすぐに調べられるはずと咎めるが、異飄渺は萬軍破が照君臨(ショウクンリン)復活を気にして、すぐには魔剣目録を献上したくないのでは、と気を使い、禍世螟蝗には魔剣目録確保には時間がかかる旨報告しておくと言う。

 ところが異飄渺は禍世螟蝗に連絡を取ると、萬軍破は魔剣目録を手に入れたのに撤退する様子がなく裏切りの気配が見えるとの嘘を並べ立てる。しかし禍世螟蝗は、萬軍破が本当に裏切る気なら異飄渺に気取られるようなことはしないと言い、彼の地位を奪わんとする誰かの讒言ではと言い、異飄渺を慌てさせる。それでも、異飄渺には万が一にも萬軍破が裏切った時のために用意しておくように申し付ける。

 刑亥はかつて自分の邪魔をした丹翡(タンヒ)(中原麻衣)に復讐するため、夫の捲殘雲が死んだとの知らせを送り付け、無界閣[ムカイカク]へとおびき寄せる。そして丹翡がやってきた暁には、夫・捲殘雲の死体を操り丹翡を殺すつもりだった。

 ところが刑亥と七殺天凌が話しているところに、声を聞きつけた婁震戒(ロウシンカイ)(石田彰)がやってきたため、七殺天凌は慌てて、凜雪鴉を操って殤不患から自分を盗ませ、魔族の同胞である刑亥のところにやって来た、という作り話をする。

 浪巫謠(ロウフヨウ)(西川貴教)は謎の影(阿爾貝盧法(アジベルファ)(三木眞一郎))の力で、西幽の宮中に到着し、母・聆莫言(リョウバクゲン)(井上喜久子)が、青年と密会している場面を目撃する。その青年こそ阿爾貝盧法で、正体を現した阿爾貝盧法は聆莫言の目を潰してしまった。聆莫言は、阿爾貝盧法との子供を身ごもっており、堕胎されそうになるが子供を守るため一人逃げ出した。

 浪巫謠は謎の影の正体が阿爾貝盧法だと気が付き切りかかるが、時空のはざまのため触れることもできない。阿爾貝盧法は浪巫謠の様子をあざ笑ってから姿を消し、次の瞬間浪巫謠は無界閣に戻っていた。

感想

 浪巫謠(ロウフヨウ)の出生秘話……、って残り二話の段階でこんな設定持ち出されて消化できるのか? また殤不患(ショウフカン)は捕まるし、捲殘雲(ケンサンウン)は死ぬし、凜雪鴉(リンセツア)は操り人形のままだし、と、何もかもが「一体これどうやって収拾をつけるん?」状態ですが……

 まあ、虚淵っちゃんなら、残り二回でなんとかするでしょう。
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 オリジナルサウンドトラック