【映画】感想:映画「トップガン マーヴェリック」(2022年:アメリカ)

トップガン マーヴェリック [Blu-ray]

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ https://kinro.ntv.co.jp/
放送 日本テレビ系。2024年11月15日(金)

【※以下ネタバレ】
 

全世界を熱狂させた80年代の名作映画
トップガン」の続編が世代を超えて遂に誕生!


誰もが心待ちにしていた36年越しの続編!伝説のパイロット、マーヴェリック役を再びトム・クルーズが演じ、全世界が熱狂した大ヒット作を本編ノーカットで地上波初放送!現役の戦闘機パイロットを退き、マッハ10を目指す極超音速テスト機のテストパイロットとなっていたマーヴェリックが、教官として“トップガン”に戻ってくる。若きパイロットたちの指導に当たることになったマーヴェリックだが、その中に亡き相棒・グースの息子ルースターの姿が…。トム・クルーズでなければ実現できなかった、大迫力のスカイアクション! "トップガン"の代名詞とも言うべき『デンジャー・ゾーン』が流れる胸熱オープニングは必見!!

 

あらすじ

映画「トップガン」(1986年:アメリカ)
perry-r.hatenablog.com
の続編。


 ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐は、マッハ10で飛行する予定のテスト機のパイロットを務めていたが、目標到達を目前にして計画の打ち切りが決まってしまった。マーヴェリックは計画が完全に中止される前にマッハ10を出して既成事実を作ろうと、上官の飛行中止命令を無視してテストを敢行し見事マッハ10突破に成功する。しかし次の瞬間テスト機は空中分解してしまった。

 マーヴェリックは,若い頃からの規則違反もいとわない自由奔放な行動がたたり、本来なら将軍になってもおかしくないにも拘わらず大佐から昇進できないままだった。そして今回の件でまた上官を怒らせてしまいパイロットから降ろされそうになる。しかし今や海軍の艦隊司令官にまで出世した盟友「アイスマン」ことトム・カザンスキー大将の助けで、懐かしの「トップガン」の教官へ再着任することになった。

 トップガンでのマーヴェリックの仕事は、某国が秘密裏に建設したウラン濃縮プラントをF-18戦闘機で破壊するためのパイロットの育成だった。三週間後のプラント稼働の前に超高難度の作戦を遂行するため、海軍屈指のエリートパイロット12名が集められるが、その中には亡くなったマーヴェリックの親友「グース」の息子・ルースターもいた。

 過去、マーヴェリックはルースターの母親に息子をパイロットにしないように懇願され、ルースターを海軍に入れないように工作していたが、そのことがルースター本人にバレて以降、ルースターから恨まれていた。

 マーヴェリックは三週間以内にパイロットたちを鍛え上げる必要があったが、あまりに高難度な計画のため、誰一人として目標をクリアできない。しかもガンに犯されていたアイスマンは亡くなってしまい、マーヴェリックは心を許せる親友を失ってしまった。

 アイスマンが死んだことで、軍の中でマーヴェリックをかばう者はいなくなり、マーヴェリックは教官の地位から降ろされる。そして彼が立案した作戦計画は実現不可能として破棄され、難易度は下がるがより危険の高い別計画が実施されることになった。しかしマーヴェリックは無許可でF-18戦闘機を操縦し、自分の立てた計画が困難であっても実行可能であることを証明してみせた。上官はマーヴェリックに対し、規則違反を処罰する代わりに、プラント破壊作戦の編隊長になるように命じる。

 そしてついに作戦が実行され、マーヴェリックたちは見事プラントの破壊に成功した。しかし敵戦闘機の猛追撃を受け、マーヴェリック機はルースター機をかばって撃墜されてしまう。しかもルースターは撤退命令を無視してマーヴェリックを助けようとするが自身の機も撃墜されてしまった。

 マーヴェリックとルースターは某国の空軍基地に古いF-!4戦闘機が残されているのを見つけ、それを奪って基地を脱出した。しかし某国の最新第五世代戦闘機に見つかってしまい攻撃を受けるが、マーヴェリックは二機を撃墜する。そして三機目が迫った時、友軍のF-18が敵機を撃墜した。空母に帰還したマーヴェリックとルースターは英雄として迎えられ、マーヴェリックとルースターの長年の不和も解消されたのだった。


感想

 評価は○(結構面白かった)。

 1986年の大ヒット映画の36年ぶりの続編。にもかかわらず前作のノリが感じられて結構面白かったです。

 開始早々、空母の上の映像を映しつつ、ヒット曲「デンジャー・ゾーン」をガンガン流しながらトップガンの説明をする。という前作そのままの幕開けがいきなりウケました。また前作ではトムがしごかれる立場だったのが、本作ではトムが若手に圧倒的実力を見せつけつつしごきまくる立場になっている、というのも、年月の流れを感じさせてくれたのもマルでしたね(※視聴している自分も老けたが、トムも老けたなぁ、としみじみ)

 「F-35戦闘機が使えない超困難な作戦を遂行しなければならない」という(スターウォーズのデススター攻略戦みたいな)とってつけた様なシチュエーションは、前作と比較するとかなりウソくささが強めになっていましたが、F-18戦闘機を飛ばしまくるアクションシーンで興奮したのでまあ気にならないレベルでした。

 そして「もうF-14戦闘機の時代なんてとっくに終わったから、主役がF-18戦闘機に変わったのも致し方ないよなぁ」とかぼんやり考えていたら、クライマックスでは007映画のノリでトムが敵基地からF-14戦闘機を分捕って飛ばし、それで最新戦闘機とドッグファイトして叩き落す、というオールドファン向けのボーナスステージも用意されていて、シナリオを書いた人間はウケるツボを解っているよなぁ、と大喜びでした(単純)。

 映画業界では「あの名作のウン十年ぶりの完全続編を制作!」という場合、得てしてオールドファンはガックリし、若い世代にはサッパリウケない、という作品となりがちでしたが、本作はそのあたりのバランスをうまくとって全方位でウケる作品となっていました。ということで、かつての大ヒット作の思い出が嫌な感じに上書きされない、楽しく視聴できる映画になっていてよかったよかった。
 
 

https://kinro.ntv.co.jp/lineup/20241115
2024.11.15 よる9時~11時34分放送
トップガン マーヴェリック
2022年制作 アメリカ映画 字幕 二ヶ国語 本編ノーカット 地上波初放送 40分拡大


社会現象を起こしたメガヒット作を地上波初放送!
世界最高のスター、トム・クルーズの本気を体感せよ!


ストーリー
伝説のパイロット・マーヴェリックが
新世代の「トップガン」と共に命がけの任務に挑む!


優秀なパイロットながら昇進もせず、海軍のテストパイロットを務めているマーヴェリック(トム・クルーズ)。ある日、かつて自らも学んだアメリカ海軍のエリートパイロット養成学校「トップガン」に呼び戻される。そこでマーヴェリックを待ち受けていたのは、トップガン卒業生のエリートパイロットたち12名。その中には、30年前の訓練中の事故で亡くした相棒、ニック・“グース”・ブラッドショーの息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショーがいた。マーヴェリックに託されたのは、実行するのが不可能と思えるほど難易度の高い、ある「極秘指令」を実現するため、かれらを育成することだった。


早速、厳しい訓練が始まるが、若きパイロットたちは、なかなか目標を突破することができず、作戦は不可能だと疑う声もあがり始める。マーヴェリックにわだかまりを抱くルースターに限界を感じ、マーヴェリックは、自分を推薦したかつてのライバル・アイスマンヴァル・キルマー)の元へ向かう。マーヴェリックとの再会を喜び、グースとの過去を乗り越えるようアドバイスを送るアイスマン。しかしその後、病魔に侵されたアイスマンは命を落とし、マーヴェリックは作戦遂行目前で教官をクビになってしまう…!



キャスト/スタッフ
出演
<マーヴェリック> トム・クルーズ森川智之
<ルースター> マイルズ・テラー宮野真守
<ペニー・ベンジャミン> ジェニファー・コネリー本田貴子
<ハングマン> グレン・パウエル(中村悠一
<フェニックス> モニカ・バルバロ(内田真礼
<ボブ> ルイス・プルマン(武内駿輔
<ペイバック> ジェイ・エリス(木村昴
<ファンボーイ> ダニー・ラミレス(内田雄馬
<コヨーテ> グレッグ・ターザン・デイヴィス(杉村憲司)
<ハンマー> エド・ハリス菅生隆之
アイスマン> ヴァル・キルマー東地宏樹



スタッフ
<監督> ジョセフ・コシンスキー
<脚本> アーレン・クルーガー エリック・ウォーレン・シンガー クリストファー・マッカリー
<原案> ピーター・クレイグ ジャスティン・マークス
<製作> ジェリー・ブラッカイマー トム・クルーズ クリストファー・マッカリー デヴィッド・エリソン<音楽> ハロルド・フォルターメイヤー レディー・ガガ ハンス・ジマー

 

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