TVアニメ『THE ビッグオー』official website https://www.the-big-o.net/
放送 AT-X
www.the-big-o.net
【※以下ネタバレ】
第11話「Act:11 Daemonseed」
あらすじ
あのパラダイム社の総帥“アレックス・ローズウォーター”がロジャーに仕事を依頼してきた。パラダイム社の設立を祝う“ヘブンズデー”の前日に「世界は生まれ変わる」という奇怪な脅迫状を送ってきた老学者を探して欲しいというのだ。
その頃、街の貧乏サックス吹きの“オリバー”は、謎の浮浪者(老学者)から奇妙な“蒼い結晶”を受け取っていた。
ヘブンズデー前日も、オリバーは結晶の事などすっかり忘れてドームの中でパフォーマンスを繰り広げ、金を稼ぐのに必死になっていた。そんな彼のポケットの中の結晶にヒビが……。
パラダイムシティは12月25日「ヘブンズデー」が近づいたため祝賀ムードに包まれていた。ヘブンズデーは元々はパラダイム社が創立記念日に民衆に施しを行った日だったが、やがてそれは市民の間で愛する人にプレゼントを贈り合う日となっていた。
しかしロジャーはパラダイム社起源のイベントで人々が浮かれるのが気に入らず、地味にイライラしていた。ところがロジャーはノーマンからドロシーの誕生日はヘブンズデーという設定になっていると教えられ、慌ててドロシーの服を購入しに出かける。
売れないサックス吹きオリバーは、目が不自由な恋人ローラとつつましく暮らしていた。夜、オリバーは赤い派手な服を着た老人に声を掛けられ、大ぶりな宝石を譲られる。
一方、ロジャーにパラダイム社総帥アレックス・ローズウォーターから仕事の依頼が入る。五日前、アレックスの元に「一週間後に世界は生まれ変わる」という脅迫状と思しきハガキが届いたという。予告された日はヘブンズデー前日だった(※つまりこの日は12月22日)。ロジャーはこれは軍警察の仕事だというが、アレックスは軍警察の捜査が成果が上がっておらず、このままではパラダイムシティに災いが起きると脅し、ロジャーは仕方なく依頼を引き受ける。
次の日(つまり12月23日)、ロジャーはダストンと協力して捜査を進める。容疑者は自然回復を主張するマッドサイエンティストで、40年前には世界は緑に覆われていたといっていたという。ダストンは実はアレックスに届いた脅迫状はもう一通あり、神の裁き云々と書かれていたと教える。アレックスによれば、それは「モクシロク」の一節らしかったが、ダストンもロジャーもモクシロクとは何なのか解らない。
ロジャーとドロシーはハガキに描かれていた絵を探しているうち、道端で演奏しているオリバーの楽譜の表紙が同じ絵だと気が付き、家を探して訪問する。楽譜はオリバーの死んだ祖父のもので、老人たちは何故かヘブンズデーになると崩壊した建物(屋根に十字の棒が付いている)に集まって理由も解らないまま楽譜の歌を歌っていたという。
12月24日。犯行予告当日。軍警察は必死の捜査を続けるが、何の手がかりも得られない。そんな中、突然オリバーのポケットの中の宝石が発芽し、瞬く間に巨大な植物へと成長し、周囲のビルを破壊し始めた。ロジャーはビッグオーを呼び植物に戦いを挑むが、植物はいくら傷つけてもすぐに再生してしまうため、全く手が付けられない。しかしやがて植物はドームギリギリの大きさまで成長した後、動きを止めた。どうやらこの大きさで成長が止まるように作られていたようだった。
アレックスは成長した巨木を見ながら、部下にヘブンズデーの真の意味を知っているかと尋ね、神の御子が生まれた日だとつぶやく。ロジャーはオリバーに演奏を頼んだ後、ドロシーに誕生日プレゼントだと言って服を送るが、ドロシーは本物のドロシーの誕生日ははるか先だと言う。ロジャーはノーマンに騙されたことに気が付くが、ドロシーと贈り物を交換する。(オリバーがサックスで演奏するジングルベルの歌が流れながら終劇)
感想
一休み的なクリスマススペシャル風味の話。これで放送が12月24日ならバッチリだったのですが、あいにくと2000年1月5日放送だったそうです。ダメじゃん(笑)
まぁ、ロジャーとドロシーの贈り物の交換とか、ドロシーがロジャーに好意を持っている的な描写とか、悪くはない話でした。