目次
1. 概要
2. キャスト・スタッフ
3. 放送リスト
4. 感想
1. 概要
1981年8月にNHKラジオ第1で放送されたラジオドラマ。作家アイザック・アシモフの短編推理小説集「黒後家蜘蛛の会」をラジオドラマ化したもの。20分ドラマ。全15回。
「黒後家蜘蛛の会」とは、6人の男性が毎月一回ニューヨークのレストランで開く集まりの事で、ゲスト一人を招待し、ご馳走やおしゃべりを楽しむ集いである。ところが会員たちがゲストと話していると、なぜかいつも決まってゲストが悩んでいる謎を推理にする流れになってしまう。そして会員たちが思い思いに自分の考えを述べるが、いつも正解(または正解と思しきもの)を言い当てるのは控えめな給仕のヘンリーだった……
2. キャスト・スタッフ
スタッフ
原作 アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」
脚色 小松幹生
キャスト
ジェフリー・アヴァロン(会員) 納谷悟朗
トーマス・トランブル(会員) 中村正
イマニュエル・ルービン(会員) 小林修
ジェイムズ・ドレイク(会員) 大塚周夫
マリオ・ゴンザロ(会員) 野沢那智
ロジャー・ホルステッド(会員) 金内吉男
ヘンリー(給仕) 久米明
3. 放送リスト
放送局:NHKラジオ第1
放送時間:23:05~23:25
| No. | サブタイトル | 放送日 |
|---|---|---|
| 01 | 日曜の朝早く | 1981年8月3日(月) |
| 02 | いんちき博士 | 1981年8月4日(火) |
| 03 | 死角 | 1981年8月5日(水) |
| 04 | 実を言えば | 1981年8月6日(木) |
| 05 | 会心の笑い | 1981年8月7日(金) |
| 06 | 電光石火 | 1981年8月10日(月) |
| 07 | 地球が沈んで宵の明星が輝く | 1981年8月11日(火) |
| 08 | 指し示す指 | 1981年8月12日(水) |
| 09 | 禁煙 | 1981年8月13日(木) |
| 10 | ブロードウェイの子守唄 | 1981年8月14日(金) |
| 11 | 鉄の宝玉 | 1981年8月17日(月) |
| 12 | 追われてもいないのに | 1981年8月18日(火) |
| 13 | 時候のあいさつ | 1981年8月19日(水) |
| 14 | 明白な要素 | 1981年8月20日(木) |
| 15 | 家庭の人 | 1981年8月21日(金) |
4. 感想
大傑作ドラマ。もう大好きで仕方ない。心の宝物みたいなドラマ。
キャストを見ると解る通り、当時の一流の声優たちが大集結したドラマですので、まず声を聴いているだけで気持ち良くて。お茶をカップにそそぐ心地よい効果音とかとともに、名優たちがとりとめもない雑談に興じている(という芝居をしている)のを聞いているだけで、思わずうつらうつらしてきそうなくらいで、今でいうところのヒーリング音声そのものでした。
やがてお話は推理小説的な展開になりますが、別に殺人とか血なまぐさいものではなく、ゲストが「前からこれこれの事が謎で悩んでいまして~」みたいな告白をすると、会員たちが思い付きで適当にわいわいとおしゃべりする。そして最後に久米明演じるヘンリーが「それはこういう事でございましょう」と指摘し、みんなが意外なオチにアッと驚きつつ、謎が解けて良かったね、で〆となります。この定番展開が本当に好きでした。
第5話はスペシャル編ともいうべき話で、この話でヘンリーの意外な秘密が明かされるのですが、丁度放送日が金曜日だったので「面白いドラマだったけど、今回で終わりか……」と悲しんでいました。それだけに翌週まだ放送が続いていると知って狂喜乱舞した物です。あのときは本当にうれしかったなー。だからこそ15話で完璧に終わったと解った時は、心底悲しかった……
45年前にメモしていた古い資料が見つかったので(!)、ついに待望の放送リストが完成できました。こんなにうれしいことは無い……
