感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン1」第22話「輪廻」

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 ドラマ「X-ファイル シーズン1」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン1
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s1/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第22話 輪廻 BORN AGAIN


■あらすじ

EP22 輪廻
迷子の少女が保護された。ところが、取調官が窓から飛び降りる。少女はもう一人の男がいたという。少女が描写する現場にいたという人物は9年前に殺された刑事だった。

 お題は「生まれ変わり」。


 警察署で迷子の女の子の相手をしていた刑事が、窓から転落して死んだ。女の子がこの事態に全く動じていない事を気味悪がった警官が、奇怪な事件専門と有名なモルダーたちを呼び、協力を依頼してきた。その女の子「ミシェル・ビショップ」は、実の母親ですら気味悪がるほどの異常行動を取っていた。モルダーはミシェルから事件当時、部屋に男がいたという証言を聞き、モンタージュを作るが、それは9年前に死んだ刑事「チャーリー・モリス」だとわかる。モリスは麻薬捜査の報復として犯罪組織に惨殺されていた。


 やがてミシェルが乗っていたバスにマフラーが巻き込まれて男が死ぬ事件が発生。この男は元刑事で先に墜落死した刑事の相棒だった。


 モルダーはミシェルに催眠療法を試し、口にした言葉から、ミシェルが9年前に死んだモリス刑事の生まれ変わりだと確信する。モリスは9年前犯罪に加担した同僚刑事たちに殺され、その後少女として生まれ変わった後、犯人たちに復讐しているらしい。転生した人間は超能力を身につける事例があり、モルダーはミシェルは強大な念力を使えると考える。


 やがてミシェルは自分を殺した最後の一人のところに現われるが、罪を悔いる姿を見て止めを刺すのをとめる。結局最後の一人はモリス殺害に関わったことを認めて有罪となった。その後ミシェルはごく普通の少女となった。ミシェルが本当に総ての記憶も力も失ったのか否か、モルダーには確かめる術はなかった。



■感想

 普通の事件捜査の中で、超常的な現象が関わっている事がジワジワと解ってくる、という展開が好き。特に録画映像のノイズをクリアにして見ると、モリスが死の間際に見た水槽の中の人形が浮かび上がってくる、というシーンにはゾクゾクしました。