【ウォーゲーム】感想:ゲーム雑誌「ゲームジャーナル No.9 特集:キエフ奪回作戦 ~リュテシ橋頭堡1943~」(2003年12月1日発売)

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【※以下ネタバレ】
 
 

公式サイト

www.gamejournal.net
 
 

付録ゲーム

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_009/index.html
激闘!キエフ奪回作戦 ~リュテシ橋頭堡1943~
「激闘!キエフ奪回作戦」は、43年11月3日から12月3日までのウクライナの首都キエフをめぐる攻防戦をシミュレートしている。このゲームでは、名作「ターニングテーブル」で開発された戦術チットシステムの構想を、さらに進化させたユニークな「支援チット」システムを採用。

 
 

本誌

●特集「キエフ奪回作戦 ~リュテシ橋頭堡1943~」
 ・ゲームで見る43年後期ウクライナ戦役
 ・超ワイドグラビア
 ・激闘!キエフ奪回作戦を教育してやる!
 ・はじめてプレイする人のための指針
 ・ジトミルの奇跡/佐藤俊之
 ・1943 年後期の独ソ両軍編成と戦術/佐藤俊之
 ・キエフ・ジトミル戦 登場部隊列伝
 ・キエフ・ジトミル戦 指揮官列伝
 ・キエフ・ジトミル戦 リプレイコミック

<コメント>
 評価:△。WW2東部戦線テーマですが、いささかマイナーな時期の戦いで、あまり燃えず。



●[連載]誌上ビッグ対談 中澤考継vs浅野竜二

 ゲストは元ゲームデザイナー中澤考継氏。アドテクノス・ランダム・天下布武でゲームを作った話とか色々。

<コメント>
 大学卒業→コー○ーに入社→一年で辞めて「天下布武」起業→一年くらいでたたんで今の会社でコンピューターRPG作り、という経歴とのこと。まさかそのRPGが「ファイ○ルファン○ジー」だったとは、これを読んだ当時は想像もしてませんでした。



●[連載]封印された第一次大戦別宮暖朗

 第5回「ソンム初日 1日で2万人の死」。1916年のソンムの戦い。開戦当初イギリス陸軍は六個師団しかなかった、陸軍大臣キッチナーが志願兵を募集し通称キッチナー陸軍誕生、知り合い同士の部隊「パル」、ソンムの戦いでイギリス軍は大損害。

<コメント>
 当時のイギリス陸軍の脆弱さから始まって、キッチナー陸君創設の経緯、「パル」、英国人たちが志願した理由、ソンムの戦い、郷土連隊主義、村から男がいなくなった、と、一つの記事として信じられないほどの密度でした。なんとも読み返したくなる言い回しが多く凄いクオリティの回でした。



●[連載]フリードリヒ大王と「啓蒙時代」の戦争 七年戦争1756-63(二木"Markgraf v.Sapporo"太郎)
AH: Frederick the Great Board Game, 2nd Edition

 第8回。1759年8月~11月。反プロイセン同盟が内輪もめで動きが鈍く、その間にプロイセンは何とか立て直し。

<コメント>
 プロイセンも敵方もグダグダになってきた……



●[連載]B級SFゲーム分科会出張所(いしだたかし)

 連載第16回。対象ゲーム「ウォー・オブ・ザ・リング」(SPI)。「指輪物語」のウォーゲーム。

<コメント>
 いまでは「ロード・オブ・ザ・リング」の方が通りがいい指輪物語のゲーム。ヘクスマップですが、戦争を描きつつちゃんと指輪を捨てに行く要素も盛り込んでいるなど、内容を聞くだけでワクワクする内容ですね。



●[連載]世界バカゲーム悲報(竹中清貴)

 対象ゲームは「Cannibal Pygmies in the Jungle of Doom/Z-Man Games/2002」。「Grave Robbers from Outer Space/Z-Man Games/2001」の続編。B級ジャングル映画をテーマにしたカードゲーム。アマゾネスとか殺人蚊とかナチスの残党とかが登場。

<コメント>
 3号で紹介されたゲームの続き。システム的には全く同じで、カードの絵柄が映画の場面みたいになっており、プレイの様子を並べると一本のB級映画みたいになるというところもそっくりです(笑)



●次号の予告

 次号No.10(2004年3月1日発売予定)… 特集「旅順港強襲」。付録ゲーム「旅順港強襲」。


総合感想

 評価:○(そこそこ)。特集記事は今一つでしたが「封印された第一次大戦」がすごく良かったので、そのおかげで何とか合格点でした。
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com