【ウォーゲーム】感想:ゲーム雑誌「ゲームジャーナル No.8 特集:竜虎激突 信玄・謙信」(2003年9月1日発売)

画像
【※以下ネタバレ】
 
 

公式サイト

www.gamejournal.net
 
 

付録ゲーム

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_008/index.html
甲越軍記


川中島を挟んで十年に渡り繰り広げられた、武田と上杉の信濃攻防戦を太平記システムでゲーム化。

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_008/index.html
英仏百年戦争1337-1453 ~血戦ジャンヌダルク


なんとあの太平記が大洋を渡り、中世ヨーロッパに出現!
百年におよぶ英仏百年戦争を、太平記システム、1ターン10年でゲーム化。

 
 

本誌

●特集「竜虎激突 信玄・謙信」
 ・ゲームの中の信玄VS謙信
 ・竜虎激突川中島 戦史
 ・虚構の計略・啄木鳥の計/園田次郎
 ・侵略すること火の如く/上田洋一
 ・幻の車掛かりの陣/大山格
 ・付録ゲーム リプレイ漫画(松田大秀
 ・デザイナーズノート/中嶋真
●第2特集 英仏百年戦争
 ・世紀を超えた戦争
 ・黄昏の騎士の時代/カーネルガテン
 ・ジャンヌ・ダルクだけじゃない 武将列伝/中嶋真
 ・百年戦争ゲームガイド/山内克介
 ・関連書籍紹介/中嶋真

<コメント>
 第一特集は評価:△。正直川中島の戦いには興味ゼロ。 第二特集は評価:○。ヒストリカルノートが読ませる文体で、全く知らない戦いなのにスラスラ面白く読めました、あと当時の騎士たちの戦い方とか、武将列伝とか、ゲームガイドに書籍紹介とか、と、お役立ちの内容でしたね。多分日本で今後百年戦争のゲームなど二度と出ないと思うので、そういう意味でも重要な特集かと思いました。



●特別企画
 ・イラク戦争・地上戦の経過
 ・イラク戦争2003アメリカ軍登場部隊列伝
 ・コラム・イラク戦争開戦前のイラク軍戦闘序列
 ・コラム・2003年のアメリカ軍

<コメント>
 2003年3月~4月に発生したイラク戦争の記事。便乗して(?)急遽発売したウォーゲーム「イラク戦争2003」の販促企画。しかし前号で既に戦争の分析をやっていたので、同じことを二度載せている感が否めず、あんまりおもしろくはなかったです。



●[連載]誌上ビッグ対談 中嶋真vs浅野竜二

 ゲストはゲームデザイナー中嶋真氏。「太平記」のデザイナーが十数年ぶりに復帰したということで、太平記や今回の付録ゲームについて、今後の展望について、等。

<コメント>
 懐かしい人が久しぶりに登場でした。



●[連載]封印された第一次大戦別宮暖朗

 第4回「タンネンベルク会戦2 司令官サムソノフの決心」。1914年8月東部戦線タンネンベルクの戦いについて。

<コメント>
 前号でも取り上げたタンネンベルク会戦をロシア側から分析。ロシア軍の内情がひどすぎて泣く。そら負けますわなと。



●[連載]世界バカゲーム悲報(竹中清貴)

 対象ゲームは「Cybernaut/One Small Step/ (1996)」。サイバー空間を支配しようとする権力側と、それに反抗してサイバーテロを起こす側の死闘がテーマ。

<コメント>
 サイバー空間とかなんとか懐かしいですね。まあ1980~90年代は旬のテーマだったよねぇとしみじみしてしまいました。ちなみにデザインはジョー・ミランダ氏です。こんなものも作るんですね~。



●[連載]南北朝知られざる戦い(上田洋一)

 南朝側が衰退しても、実は九州で結構頑張っていて倭寇の黒幕となっていました、という話。

<コメント>
 もう有名人たちがことごとく退場した後の話なので、三国志の末期と同じで知らない武将たちしか出てこず、イマイチ興味が持てない話でした。ちなみに明記はされていませんが今回で最終回です。まあ南北朝の戦いの最後まで書ききったということなのでしょう。



●[連載]フリードリヒ大王と「啓蒙時代」の戦争 七年戦争1756-63(二木"Markgraf v.Sapporo"太郎)
AH: Frederick the Great Board Game, 2nd Edition

 第8回。1758年8月~1759年8月。
 1758年10月4日 ホッホキルヒの戦い(○オーストリアプロイセン
 1759年8月12日 クネルスドルフの戦い(○オーストリア・ロシア-×プロイセン

<コメント>
 フリードリヒのプロイセン軍オーストリア・ロシア連合の前に大敗北、というか根こそぎ壊滅! いったいどうなる?!



●[連載]ウォーゲームメーカーの興亡 20世紀商業ウォーゲーム小史(佐藤俊之)/最終回

 第8回(最終回)。1990年代後半、日本ではコマンドマガジン創刊、ゲームジャーナルセミプロ化、なとでウォーゲームが少しずつ復興。しかしアメリカではアヴァロンヒルが消滅。アメリカでは生き残ったGMTやアヴァランチ・プレスなどは、特定のシリーズの身に力を入れて生き残っている。

<コメント>
 ついに最終回。現在(※2003年)まで追いつきました。それから20年経って、業界は発展はしてないけれども消滅もしてないからとりあえず喜ぶべきなんでしょうかね……



日本陸軍対戦車戦術概説/中村達彦

 日本軍の対戦車砲/戦車について。

<コメント>
 雑な記事であまり整理されていないので、戦車のスペックとかその他諸々について別の資料を探してこないとイマイチ内容が頭に入りませんが、とりあえず「旧日本陸軍の戦車・大砲」というものに興味を持たせる呼び水くらいの価値はありました。



●[連載]B級SFゲーム分科会出張所(いしだたかし)

 連載第11回。対象ゲーム「マジックレルム Magic Realm」(アバロンヒル)。ボードゲームTRPG風に遊ぶゲーム。

<コメント>
 邦題「剣と魔法の国」として売っていたゲーム。こういう「ボードゲームTRPGの再現を試みてみました」というタイプには非常に興味をそそられます。かなりルールが膨大だったみたいですが面白そうですよね。



●次号の予告

 次号No.9(2003年12月1日発売予定)… 特集「キエフ奪回作戦」。付録ゲーム「激闘!キエフ奪回作戦」。


総合感想

 評価:○(まあまあ)。特集記事まあまあ、その他の記事もまあまあ、と、それなりの号でありました。


 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

perry-r.hatenablog.com