なんか巷で「転売はまっとうな商行為。転売ヤーを非難するのは間違いだろ」みたいなたわごとを垂れ流すライターがいるらしくてムカムカしますね。
ちょいと古い記事でも引用しときましょうか。
2021/7/28(水) 9:00
ホビージャパン社員「高額転売」“容認”発言 「中間搾取」の問題を分析する(河村鳴紘)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2018b67f2ce978cdc26b50c0dd0cfe5083a90547
●転売は商行為の一つ?
「高額転売」について、よく聞く擁護意見は「商行為の一つ」ですが、果たしてそうでしょうか?
商行為の公正を守る法律として独占禁止法があり、公正取引委員会は「消費者の利益確保」「国民経済の民主的で健全な発達を促進すること」を掲げていますが、「高額転売」はいずれもそれに反しています。メーカーが本来得る利益を横から奪う「中間搾取者」といったところでしょうか。
百歩譲って、「高額転売」が消費者に付加価値のあるサービスを提供しているならまだ許容できますが、残念ながらそうではありません。昨春の新型コロナウイルスのマスクと消毒液がターゲットになったときは、あっさりと法で規制されました。
●転売行為の弊害
それにしても「高額転売」の弊害は、消費者、店舗、メーカーのいずれも大きいものがあります。
消費者は欲しいタイミングで商品が手に入らない上に、希望小売価格以上で購入を強いられます。
また店舗側も、本来欲しい人に販売できない上に、大量に買われてしまうと在庫がなくなり欠品となります。完売になっても顧客が増えたわけではなく、むしろ「この店は商品がない」というイメージを植え付け、客離れを招く可能性すらあります。
メーカー側も、増産のタイミングを逃したり、逆に在庫を抱えたり、本来の商品の需要が不明になり、販売の機会損失を招きます。なにより、商品を購入しようとした消費者が、欲しいタイミングで手に入らないことで商品の購入をあきらめる可能性があります。ましてやコレクションのシリーズものであれば、そのダメージはより大きいと言えるでしょう。
●店は在庫が売れるから問題ない、のか?
「高額転売」について「店は在庫が完売するから問題ない」という理論は、コンサートや舞台、スポーツイベントなどのチケットで置き換えて考えると良いのではないでしょうか。
消費者が高額なチケットを買えば、財布の中身が減り、当然イベント中で本来買おうとしたグッズを買う資金が減ります。ここでも本来の権利者に落ちるべきお金が、中間搾取者によって奪われている構図が明確になります。
2019年に施行された「チケット不正転売禁止法」は、ダフ屋行為だけでなく、インターネットでのチケットの不当な「高額転売」などを禁止しています。
チケット不正転売禁止法ができたということは、「高額転売」がより大きな社会的な問題になったとき、同様の規制が入る可能性がゼロとは言えません。またマスクや消毒液は現在、国民生活安定緊急措置法の転売規制を解除されましたが、フリマアプリ側は依然として出品禁止にしています。
●転売は経済を回している?
なお「高額転売」は「経済を回している」という意見もあるようですが、それならあくどいビジネスをしても、極端に言えば犯罪行為をしても「経済を回している」と強弁できてしまいます。メーカーの収益機会を奪い取り、消費者の熱も奪い、その商品の将来的な成長も摘み取るなど、「高額転売」はあらゆる可能性を棄損させているのです。
参考:同趣旨の記事
【特別企画】なぜホビーメディアは「転売」を容認してはいけないのか 転売行為はユーザーとメーカーの幸せな関係を破壊してしまう - HOBBY Watch
勝田哲也 2021年7月26日 21:20
https://hobby.watch.impress.co.jp/docs/special/1340233.html
これだけ全方位に迷惑をかける問題だらけの行為を擁護するライター、転売界隈から金を貰っているか自身が転売野郎かどっちかだよな。まあ懐かしの炎上商法というやつかもしれませんが。