テレビ東京・あにてれ 闇芝居 http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamishibai/
闇芝居小屋 http://pripricafe.com/yamishibaikan/
放送 AT-X。全13話。5分ショートアニメ。2017年1月~3月放送。
【※以下ネタバレ】
第13話(最終回) 地下道
あらすじ
飲み会帰りの大学生の話。
彼は駅に行く地下道に入るが、いくら進んでも駅にたどりつかない。そんな時、目の前に作業員が現れ、薄暗い横道へ進むように誘導しつつ、ひたすら「暗いのは最初だけ」という言葉を繰り返していた。彼は薄気味が悪いので、作業員を無視して先に進むが、途中で行き止まりになっていたため、引き返すしかなくなる。
ところがいくら戻っても先の横道も作業員も見当たらない。ふと床を見ると靴の跡が残っており、壁には横道を埋めなおしたような跡が有った。しかもその埋めなおした場所には、人影のようなものがうごめいていた。それを見て若者が悲鳴を上げるシーンで〆。
感想
ああ、うん……、雰囲気は不気味ですが、だから何なのか、という話で……
総括
評価は○(そこそこは面白かった)。
紙芝居のおじさんが子供たちに紙芝居を見せる、という形で展開される5分枠ショートアニメ。毎回全く異なる話が放送されるオムニバス形式。
5分枠なので一発ネタというかそんな感じですが、「格安の部屋を借りたら部屋の中でお札を見つけて……」とか「面白半分に霊を呼ぶ儀式をやってみると……」という身近系恐怖話の王道ネタ、しかもオチは付けずに投げっぱなし、というエピソードが放送されて、結構楽しかったです。
もっとも、結構な確率で「怖いという前に何が言いたいのかわからない」という話も混じっているのがなんともでしたが……、深い考察を必要とするエピソードだったのか、はたまた単に不条理っぽい話を放送しておけばそれでいいと思っているのか、どっちかよく解りませんでしたけどね。
7月からは第五期放送も予定されているとのことで、結構楽しみですよ。
●他のエピソードのあらすじ・感想はこちら
闇芝居 【第4期】
身の回りの怪奇な都市伝説をテーマに、現代では珍しくなった”紙芝居”をデジタル表現で見せる昭和テイスト満載の新感覚ホラーショートアニメ。
2013年「深夜に突然はじまる紙芝居ホラー」として放送を開始すると、作品自体が都市伝説的な反響を呼んだ。第2期はJホラー界の巨匠らをゲスト監督に迎えて、更なる恐怖演出を施し、さらに、2016年放送の第3期では気鋭のクリエイターを監督に据え、都市伝説の裏側に潜む100体もの恐怖のキャラクターを生み出し話題を集めた
<スタッフ>
監督:兼子昌也 (ILCA)
脚本:熊本浩武
企画:山川典夫 (テレビ東京)、岩﨑拓矢(ILCA)
制作:ILCA