アニメ:劇場版「天地無用!」3本勝負

 昨年(2007年)末にNHK−BS2で放送された「天地無用!」劇場版3本を一気に観賞しました。

 いやー、それにしても懐かしいというかなんというか。私、この一連のシリーズはOVA『天地無用! 魎皇鬼』第1期しか見てないんですよ。その後のOVAもテレビ版もさっぱり知らないのですが、まあ、割り切って見てみました。

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天地無用! in LOVE (1996年)

 まったくもって『天地無用版<バック・トウ・ザ・フューチャー>』。まあ、ベタでも底が浅くてもボチボチは面白かったので〇。東京タワーを超兵器で壊滅させて歴史をめちゃくちゃ改変している気がしますが、その辺りは完全スルーなのね。

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天地無用! 真夏のイヴ (1997年)

 映画なのに60分しかないんでやんの。しかも敵役の意図が全く読めない。「理由が知りたければ爺さんに聞け!」と連呼しますが、じいさんは結局教えてくれないの。なんだそりゃ。

 結局天地の娘キャラだけで引っ張った話でした。でもまあ〇。

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天地無用! in LOVE2 遥かなる想い (1999年)

 えー、絵が今までと違いすぎ。この絵で魎呼とか阿重霞とか酷すぎる。見ながら心で泣きました。

 そして、話もどうかと。天地がいきなり失踪して魎呼達がドサ回りをしながら必死に行方を探す、という話。なに、この暗さ。どこが天地無用? こんな気弱な魎呼なんぞ見たくも無かったし、こんな辛気臭い話も見たくも無かった。というわけで文句無しの×。

 それにしてもモンティ・パイソンのしつこい繰り返しのギャグ「デジャヴ!」がこんなところで見られようとは。

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