感想:アニメ「アリソンとリリア」第26話(最終回)


 アニメ「アリソンとリリア」の感想です。

■公式サイト
http://allison-web.net/index2.html

 BS放送・NHK−BS2での視聴です。

第26話(最終回) 私の王子様


■あらすじ

 トレイズはリリアを救うため単身列車を追跡した。トラヴァス達は真犯人が囚人42号という凶悪犯であることを知る。全ては法務大臣が自分の息子をマティルダ王女と結婚させるべく、邪魔なトレイズを殺すため仕組んだことだった。トレイズは列車に追いつき、遂にリリアに自分がイクストーヴァの王子だと告白した。犯人は列車ごとトレイズ達を葬ろうとしており、リリアは駆けつけたアリソン達に救出されるが、トレイズは犯人と共に列車で崖下に転落して行方不明となった。春になり、リリアの学校に転校生としてトレイズがやって来た。そして二人は学校主催のダンスパーティーでダンスを踊るのだった。


■感想

 いかにも「NHK子供向けアニメ」していたこの作品も遂に最終回です。今回はリリア&トレイズの活躍より、アリソンとヴィル、もといトラヴァスが二人で一緒に空を飛ぶシーンの方が感慨深かったですね。くまいもとこさんが回想シーンのためだけに出演していて泣かせました。

 アニメ全体として、随所で原作を甘めにして「人死にが出ないように」しているのが解りましたが、あの絵柄ですからそういう修正も必要だろうな、と思いました。

 原作の雰囲気は知りませんが、アニメ版はジュブナイル〜、という感じで、子供向けとしてとても良い出来だったと思います。私はとても楽しいアニメだったと満足しています。


★おまけ

 犯人がわざわざ牢から出してもらいながら「トレイズを道連れに死ぬ気だ」と言い出して「はぁ?」でした。原作はもっと上手い説明をしているんでしょうけど、NHK的翻案をしたために意味が通じなくなったのかなぁ?