アニメ「テレパシー少女 蘭」の感想です。
NHK教育テレビでの視聴です。
第26話(最終回) 蘭と翠 〜私の中に何かがいる〜
■あらすじ
異空間で蘭と翠は元人間の獣たちに襲われるが、蘭はあえて無抵抗を貫く。獣たちはその姿を見て人を信じる心を取り戻し、人間に戻っていった。大神もそれを見て人間の可能性を信じ姿を消した。
翌年の春、蘭達は2年に進級したが、妙な事件に巻き込まれる日々は相変わらずだった。
■感想
お、おどろいた。何かと言うと桃子のお婆さんの話。まさか21話でポンと入っていたオリジナル話(多分)が、実は最終回に繋がる伏線だったとは。一本取られましたな。
最終回という事で原作を相当いじっていると思われますが(なぜならこの話は原作3作目で、他の話がこれ以降に有るから)、まあ綺麗な感じにまとめられたのではないでしょうか。
正直作画のレベルは低かったし、シナリオも感心するほどではなかったし、名作「精霊の守り人」とかと比べるとキツイ出来では有りましたが、「電脳コイル」みたいに理解不能の世界に旅立った、とっつきにくいアニメよりは子供向けという点では上かなと思います。似たような狙いの「アリソンとリリア」と比較すると負けている気がしないでも無いのですが、”学園物”で身近という点ではやはり勝っているのかも。
まあ、正直もうちょっと上手く作ってほしかったのですが、植田佳奈さんの翠のキャラが面白かったので良しとしましょうか。