感想:アニメ「CHAOS;HEAD(カオス;ヘッド)」第7話


 アニメ「CHAOS;HEAD(カオス;ヘッド)」の感想です。

■公式サイト
http://www.chaoshead.jp/

 CS放送・キッズステーションでの視聴です。

第7話 自覚 realization


■あらすじ

 渋谷で奇妙な発光を伴う地震が発生し数百人が死んだ。岸本あやせは意味不明のことを口走りながら校舎から飛び降りるが、命は取り留める。拓巳は渋谷でチンピラに絡まれるが、転校生・折原梢に助けられる。梢は蒼井セナと知り合いで、人の頭の中に語りかける力が有り、しかもディソードの持ち主だった。

 一方某所では、政権与党と某宗教団体の代表が、妄想を人間の頭に送り込む装置「ノアツー」で大衆を洗脳する計画を進めていた。

 拓巳は梢とセナからディソードを認識できる人間を「ギガロマニアックス」と呼ぶ事を教えられる。さらに大手企業「ノゾミテクノロジー」はノアツーという装置を使ってギガロマニアックスの力を悪用しようとしていると聞かされる。セナと梢はノゾミテクノロジーに殴り込みをかけることを決意し、拓巳も無理やり仲間に加えられてしまう。


■感想

 なんというか・・・、色々と言いたい事の多い回でした。

 まあ、半分はガッカリで、「総ての事件は某宗教団体と政権与党と政府ご用達の大企業が結託して企んだ陰謀でした〜」という底の浅い真相がわかって失望しました。ここは「全部仮想現実で、今は35世紀でした」とかの方がマシだったと思いました。し・か・し、この底の浅さが「いかにもネットの掲示板で安易に出てきそうな陰謀ネタ」なので、その辺りワザと計算してこういう浅いネタにしたのかなぁ、という気がしなくも有りません。

 もう半分は意味不明の用語の連発がすんぱらしいと感服しました。「ギガロマニアックス」だけでもうおなか一杯ですが、そんなこっちをあざ笑うかのように「リアルブート」「ディラックの海」「人間の中枢スポット?」etcetc、電波系の用語を連発して、もうある意味爽快としか言い様が有りませんでした。これで実は『セナたちの方が妄想にやられていて、ありもしない陰謀と戦っている』とかいう衝撃展開だったら、これこそ衝撃的にうすら寒くて良かったのになぁ。

 しかしもう目が離せないですよ。ある意味10月開始アニメで一番先行きが気になるアニメだと言えましょう。