感想:アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」第9話「思惑」

異世界の聖機師物語 9 [DVD]

 アニメ(OVA)「異世界の聖機師物語」の感想です。

■公式サイト
http://www.seikishi.com/

 CS放送・アニマックスPPVプレミアでの視聴です(DVD発売前の先行放送です)。

第9話 思惑


■あらすじ

 ババルンは聖地を完全に占拠し、先史文明を滅ぼしたという超兵器「ガイアの盾」を手に入れた。一方、スワン(ラシャラたちの乗る移動浮き小島)は、難民を乗せて教会の「関所」に落ち延びた。ダグマイアはキャイアに密かに連絡を取り、自分のために剣士を殺すように指示するが、キャイアは剣士を殺せず、ダグマイアを説得に向かった。スワンはキャイアを追跡するが、ダグマイアはそれを見越して罠を仕掛けていた。しかし剣士の活躍でキャイアは救出され、スワンも脱出できた。

 ラシャラ一行は祖国シトレイユを失い難民状態となったが、ラシャラは全く落ち込まず、剣士の力を売り物にして各国の援助を得ようと、まずはシュリフォン国に向かった。シュリフォン王は剣士の実力を見極めようと、障害物競走(的な競技)に参加させるが、剣士は楽々クリアしてしまった。王は剣士を大いに気に入りアウラの婿にしようと言い出すが、そこに突然ドールやダグマイアの聖機人が侵攻して来た。


■感想

 前回はメチャメチャ不愉快な空気に包まれていたため作品への興味を失いかけましたが、今回は持ち直していつものコメディ風味に舞い戻っていました。良かった良かった。

 神出鬼没で楽々スワンにも侵入するネイザイ・ワンとは果たして何者? まあ、なんだ、ドールの良心の部分だとか言い出すんですかね。最終回でドールと合体して、ドールがすごい素直な娘になるとかなんとか。

 前半、ダグマイアが仕掛けた罠(亜法結界炉により、亜法の真空状態を作り出す)の中で、ダグマイア陣営の聖機人が「背中に電源ケーブル的な物をつけて戦う」というシーンを見て、エヴァンゲリオンを思い出さずにいられる人がいるだろうか、いや、いはしない(反語形)。この辺り、何も考えていないのか、ある種のパロディなのか、ちと判断に迷います。だって怪物的な人型メカが背中からケーブルですよ?

 後半は障害物競走。この世界は何かというと体力勝負です。

 今回もダグマイア以下の男の聖機師の下衆な悪党ぶりは健在でした。くぎみー演じる山賊娘も相変わらず憎憎しいし。

 今回は、「剣士が自分の世界からこちらに何かの理由で送り込まれた」という設定がやたらと強調されてました。ラス前くらいに鷲羽がゲスト出演したりしそうな予感。