感想：アニメ（OVA）「異世界の聖機師物語」第１３話（最終話）「ガイア」

　アニメ（ＯＶＡ）「異世界の聖機師物語」の感想です｡

■公式サイト
http://www.seikishi.com/

　ＣＳ放送・アニマックスＰＰＶプレミアでの視聴です（ＤＶＤ発売前の先行放送です）。

第１３話　（最終話）ガイア

■あらすじ

　ハヴォニワ・シュリフォン連合軍が関所に攻撃を開始し敵をひきつけている隙に、スワンは高地を乗り越え電撃的に聖地に侵攻した。しかしそこにダグマイアが現われ剣士との決闘を要求する｡剣士はダグマイアを簡単に退けるが、その隙についに聖機神が復活してしまった。剣士はドールの乗る聖機神と互角に戦うが、ババルンは突然溶解してガイアの盾と一体化し、聖機神を超えた存在「ガイア」が誕生する｡圧倒的な力を見せるガイアの前に、剣士ですら歯が立たない。しかし、ドール＝メザイアが突然意識を取り戻しガイアの動きが鈍った隙に、剣士は変化させた天地剣でガイアを両断して倒す事に成功した｡

　戦いの後、剣士はガイアの残骸からドール＝メザイアを救出した。そこに半分溶解したババルンが現われるが、ユライトによって撃ち殺される。そのままユライトは力尽きて倒れるが、次の瞬間レイア・セカンド（＝ネイザイ・ワン）に姿を変える｡実は、ババルンもユライトもコアクリスタルを体内に埋め込んでおり、ユライトの体内には新しい人格レイアが生まれていた。ユライトはレイアと共存しながら、長い間暴走する兄ババルンを倒す機会を伺っていたのだった。

　全てが終わり、棚上げになっていた剣士の所有権の問題が復活した。アウラは自分の婿になるはずだと主張し、ワウは工房のために働けと言い、マリアはユキネと結婚するのが筋だと申し立て、メザイアは大人の世界を教えてあげると語り、フローラは自分と結婚すれば良いという。さらに、リチアは戦いに協力した見返りとして、学院の生徒全員と剣士の結婚の権利を報酬にほしいと言い出す。という事で多数の女の子が殺到するのを見て、剣士は慌てて逃げ出すのだった。

　森の中。ダグマイアはババルンの体内にあったコアクリスタルの破片を拾い、それで指を傷つける｡その背後からはナイフを持ったランが忍び寄っていたが、さらにその後には冷たい目をしたエメラの姿が有った。

　何処か見知らぬ場所。声だけの存在二人が、この先にまだ何かが起こることを予期させるような会話をしていた（終わり？）

■感想

　ということで、１年以上に渡って続いてきたこのアニメもついに完結です｡

　ラストは敵としっかり決着をつけたし、皆が期待していたようなほのぼのラブコメ展開で終ったし、決して少なくない金額を支払わされたものの、まずまず満足させてくれる内容でした。しかし、結末はハーレムネタだとは思っていましたが、まさか「生徒全員」と来るとは。あとメザイア姉が復活した代わりにドールが消えてしまったのが残念です。「ばられルンルン」の「Ｄ」みたいなミステリアスな感じがなかなか好きだったのに出番が少なくて残念無念。あと、キャイアってついにメインヒロインになれなくて、ただの「剣士のお姉さん役」でしたね・・・、ここはかわいそうと言うべきなのかしら。

　しっかし・・・、ラブコメオチのあとの「ダグマイアの件」と「全てを仕組んだらしい謎の存在の件」が・・・、どうせ続編なんか作るはずも無いと思っているので、こういういやらしい引きにしたのが残念です｡

　と、最後に傷がついた感じがしますが、概ね楽しめたアニメでありました。