感想:コミック「超人ロック エピタフ」第4巻(聖悠紀)


 コミック「超人ロック エピタフ」第4巻(聖悠紀)の感想です。

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4840129347/
超人ロック エピタフ (4) (MFコミックス フラッパーシリーズ) (コミック)
出版社: メディアファクトリー (2009/11/21)
ISBN-10: 4840129347
ISBN-13: 978-4840129343
発売日: 2009/11/21

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■データ(個人的補足)

 連載「エピタフ」の最終巻。
 「エピタフ」に加え、ビブロス倒産で幻となっていた単行本未収録中篇「カルダームI世」を収録。

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■収録作品紹介

◆エピタフ(25〜27話)(完結)(掲載誌:コミックフラッパー2009年8月号〜10月号)

 ブリアンはついに銀河コンピューターが秘密裏に進めているサイバー船計画に肉薄するが・・・

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 んー、一応ファリスのエピソードの締めまで描いているので尻切れという事は無いのですが・・・、個人的には「ブリアン少年時代編」で打ち切ってしまったような、妙な放り出された感を感じます。まあ、このままブリアンが成長して帝国の大臣に成り上がっていく姿を描いたら、それこそ10巻以上掛けても足りないでしょうけどねぇ・・・


◆カルダームI世(掲載誌:超人ロック Special Vo.14 帝国編/ビブロス刊/2006年1月)

 カルダームI世の時代。カルダームはライガーIが自分の仕事を奪って徐々に権限を拡大している事を危惧し、停止させる方法を模索していた。しかし、一方、ライガーIは帝国艦隊を全て自動機械に置き換える計画を推し進めようとしていた・・・

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 今まで描かれなかった「ソング・オブ・アース」の前史です。これでようやく”何故トレスは帝位を禅譲したのに、カルダームに追われていたのか”が判明します。この頃はまともだったカルダームI世帝も、「エピタフ」では疲れきった老人と化していたわけで、月日の流れを感じるのでした。

 それはともかく、今まで宙ぶらりん状態だったこの作品が本に収録されてホッとしました(超人ロック Special 自体は手元にあるのですけどね)。


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■評価

 (5段階評価の)4点。