感想:成年漫画誌「COMIC快楽天ビースト2011年1月号」


 発売日:2010年12月14日

快楽天ビースト 公式サイト
http://www.wani.com/13835/

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・表紙=さめだ小判

・白慰の天使/さめだ小判

 主人公は両手を骨折して入院中。看護婦さんに体を拭いてもらうたびにナニが大きくなってしまい・・・

 まあ、そういう感じのオーソドックスな内容でした。


・Please don't・・・/加瀬大輝

 主人公の大学生はビデオレンタル店でバイト中ですが、そろそろバイトを辞めて就職活動に専念しようと考えています。ところが店長の娘さんが「辞めないでくれたらエッチなことしてあげる」と言い出して・・・

 相変わらず絵は奇麗で、お話は特にひねりも無いものの、エロ度はまずまず。

 しかしエロいエロくない云々より、「おお、大手の『サンデーGX』に描くような漫画家様が、まだ快楽天ビーストごときエロ雑誌にも描いて下さるのか。なんと、ありがたいことだ、ナムナム」みたいな感覚で、この方の漫画が載っている、ただそれだけでとても貴重に思えます。この人のエッチ系漫画があとどれだけ読めるか解らないから、噛み締めるように楽しんでおこう。


・特濃プライベートレッスン/どくろさん

 主人公は新体操部の美人ヒロインに一目ぼれして、経験も無いのに部に入りますが、素人なのでヒロインに特別に指導してもらっています。そして二人でストレッチ中についナニが大きくなってしまい・・・

 さすが下品系の「コミック天魔」の方が主戦場だからか、快楽天ビーストには珍しい下品タイプのエッチ漫画。汁と淫語が飛び交う内容。しかし下品すぎてちょっと引く感じ。さすがにビーストですので、得意のおもらしとかは無いけど。


・コスカノ!/日吉ハナ

 カラー6ページ。ヒロインの付き合っている相手は爽やか系ですが実はオタクで、彼女よりPCゲームの中の女の子にかまける始末。怒った彼女さんは、ゲームヒロインのコスで彼氏を誘惑しますが・・・

 デビュー作。ビーストでいきなりカラーを任されるだけあって、なかなかの絵とそれなりのエッチ度というそつの無い内容でした。


ホーリー パティシエール悠木しん

 ケーキ店に勤める女の子は天然ドジッ子で、クリスマスにもまたしても大失敗。ついにぶちキレた店長は「そうか、君はおしおきしてもらいたくてわざとドジを・・・」と勝手に解釈して、サンタコスの女の子にイタズラ三昧。女の子も段々気持ちよくなって・・・

 すっごい興奮するとかではないですが、ビーストにしてはそれなりにエッチ漫画しようとしているとは思います。でも絵がライト過ぎて実用度は果てしなく低ですが・・・


・おねえちゃんといっしょ ずっと/内々けやき

 ヒロインは恋人がいるのに数ヶ月前から実の弟とも関係を持っています。で、サルと化した弟から四六時中体を求められて・・・

 最近は明るい漫画要素は他誌(ヤングコミック辺り?)で使い果たしているのか、ビースト掲載作品は相変わらずの暗さ。ネットリとしたエロさがあるといえばあるのですが、この人のこういう漫画はどうも苦手・・・


・ネコネコアザラク/中曽根ハイジ

 主人公はオカルト研究会の二人っきりの部員で、可愛い部長に惚れているものの、手を出すまいと誓っています。ところがある日部長が実験の失敗でネコミミになった上に発情してしまって・・・

 まーありがちな展開。なんだか一時期ほどのインパクトがなくなってきたなぁ・・・

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 まあ、それなりの満足感。成年漫画誌ではなく、青年漫画誌と見たたての評価ですけど。