雑談:記事:ソーシャルメディアで人生は変わらない(マイコミジャーナル)

●【インタビュー】ソーシャルメディアで人生は変わらない──中川淳一郎が語るネットの幻想 (1) ネットもリアルも、まずは「人間」を理解すること ブック マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/03/01/jnakagawa02/index.html

 有名な人かどうかは知らないのですが、この人の語る内容が実に痛快。最近流行の、やれ「ソーシャルだ」「リアルだ」「フェースブックだ」とかの話題が肌に合わずイライラしてばかりだったので、このインタビューの内容は「それそれ、ホント全部同意」と言いたくなりました。気になるところを抜き出していったら全引用になりそうでした・・・・

 以下心に引っかかるところを色々抜き出しています。少しでもオッと思われた場合は、リンク先も参照されるとよろしいかと。

[1]

>だいたい「ソーシャルメディアが大人気」なんて大騒ぎしていますけど、ネットユーザーのなかで継続的にTwitterを利用している層なんて、全体から見たらたかがしれてますよ。

>そろそろ、ソーシャルメディア幻想をまき散らすのは勘弁してほしいです。

[2]
>メディアや広告の関係者、エヴァンジェリストと呼ばれるような層に高学歴の人が固まりすぎ
>アタマのいい人が考えすぎるとロクなことにならないんですよ。

[3]
>エジプトとかチュニジア民主化Facebookが役立ったって言われているけど、
>本当に頑張ったのは実際にデモをした人なんですよね。そこをエヴァンジェリストとかメディアは「Facebookがあったから民主化が進んだ!」って安全なところから言っている。
>必要だったから使っただけで、ことさらにFacebookを持ちあげるんじゃねぇ! 」と言いたいです

[4]

>大多数のネットユーザーの実態と、たとえば「ビバ! ソーシャルメディア」と礼賛する層の温度差、認識のズレはどうして起こってしまうのでしょうか

>不思議と、インターネットが絡むと人は冷静さをなくしてしまうんです。ネット界隈の識者・著名人は特に。それは従来メディアへのルサンチマンなのかもしれないし、ちょっとした左翼志向からくる静かな革命家の血が騒ぐのかもしれないし、新しいトレンドやツールへの嗅覚が鋭く、ネットのことをよくわかっている俺アピール……みたいな功名心なのかもしれませんが、俯瞰的に捉えて冷静に考えれば見えてくるはずのことを、なぜか見落としてしまう。まあ、そういうムードを確信犯的に醸成して煽ったり、便乗して商売しようとするメディアや専門家がいることで、さらにその傾向を助長させている側面もあるとは思います。