【コミック】最終回「アリョーシャ!」(近藤るるる)(ヤングキングアワーズ2013年6月号)(2013年4月30日発売)

アリョーシャ! 05 (ヤングキングコミックス)


(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

ヤングキングアワーズ 公式サイト
http://www.shonengahosha.jp/ours/index.php

あらすじ

 ミーチャはFBIに捕まり、そのまま死んだ。ケイティがミーチャ逮捕の事実をネットに流したため、ミーチャとつながっていた犯罪組織は大混乱に陥って事実上無力化された。未留やケイティはこれでアリョーシャは普通の生活に戻れると喜ぶが、アメリカはエストラキアの利権を得るため、アリョーシャの上司の大佐を傀儡にした政権を樹立させ、アリョーシャも大佐についていくことになってしまった。その後、エストラキアで今度は反アメリカのクーデターが発生し、大佐は殺され、アリョーシャも行方不明となった。

 そして7〜8年後。ケイティと未留はすっかり平和になったエストラキアに出かける。そこで幼稚園を視察していた二人は、園長を勤めているアリョーシャとばったり再会しておしまい。


感想

 近藤るるるというと、ファミ通で連載していたユーモラス系の漫画が印象深いのですが、この「アリョーシャ」は新境地でしたね。絵は基本的に今までと変えていませんが、お話は元・テロリスト少女と犯罪者たちのバトルというドシリアスストーリーで、それをきっちり描ききったのはお見事でした。いやー、この作品で作者を見直しましたよ(連載が始まったときは、もっとギャグ満載の漫画になると思ってました…)。


 最後までボルテージが落ちないまま走りきった、満足度の高い漫画でありました。