感想:少年漫画誌「月刊少年エース2015年1月号」(2014年11月26日発売)


 発売日:2014年11月26日(毎月26日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

少年エース
http://www.kadokawa.co.jp/ace/

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高機動無職ニーテンベルグ 青木ハヤト

 二回目。主人公は「NEET」という選ばれし者だった。そんな主人公に仲間の一人が「お前がNEETだなんて認めないぜ!」とかケンカを売ってきたりして。そこに社畜勢力のマスクのエースパイロット・ワーカーホリックが襲ってくるが、主人公がまた撃退する。で、さっきケンカを売ってきたヤツが「ちょっと認めてやるぜ」みたいな事をいう。


 初回がイマイチだったので心配していましたが、今回はクソクソ笑った。基本的に初代ガンダムとかのノリのパロディで、台詞とか展開はそれっぽいのですが、用語が味方は全て働かない人関係・敵が社畜関係で統一されていて、『真面目な顔でバカを言い合う』アホ展開になっています。いやー、いいよ、これ。「トラウマ量子結晶」が好きだったのですが、これもハマリそう。



武装少女マキャヴェリズム 原作:黒神遊夜 漫画:神崎かるな

>突如開催された『ワラリンピック』はその第一戦、まさかの競技「相撲」によって勝負をつけることに。「まわし」の締め方にはちょっとうるさい納村は、輪、メアリのまわしを締めてあげることになって……♪ 悶絶する二人を後に、さあ、納村の第一戦の相手は──?


 主人公は、仮面娘と縦ロール娘との三人で、五大幹部キャラの部下と三対三で戦うことになり、最初のお題は「相撲」。最初の対戦相手は何と(今まで影も形も無かった)クマ。しかし主人公は謎の気功的な物を使ってクマに勝利した。


 今までアホ展開回が続いて「武術漫画を放棄してタダのギャグになったの?」とか危ぶんでいたら、ちょっと持ち直しました。今後迅速に元の路線に戻してほしいもの。



黒井クンは恋愛ができない。 井冬良

>千坂、璃瑠、なごみとのデートを終えた七斗はついに決断の時を迎える。七斗が選んだ「彼女」は……「三人とも、俺の彼女だ!!!」。ブーイングの中、みごと試練を終えた七斗だったが、早くも次の試練が──!?


 次の「恋愛の試験」の時期になりました。一気にAクラス入りを狙う千陽はすることが全て裏目に出て、引き続きGクラス。逆にボケ系幼なじみ・なごみは、いちいちボケた行動が何故か結果的に上手くいって引き続きAクラス。そして次回は合宿です。


 「頭の良い女は恋愛試験ではダメ」とか、そこはかとなくひっかかる描写もありますが、概ね面白い。それにしても個々数ヶ月、絵がどんどんエロくなって来ていると思う。「てんかぶ!」の頃から凄い変わりっぷりですよ。



マンガヤ ツガノガク

>コミカライズ企画の返事待ちの間、読み切り作品を描いていたケイの元に、担当編集の岡から連絡が来た。原作担当がケイに会いたいとの事だったが、それを面接試験と捉えたケイは隅川書店へと向かう。そして岡、原作担当の吉際に持論を展開し…! 単行本第1巻発売を記念して超サービスカラー扉付きの第8話「本気なやつら」!


 主人公がラノベの漫画担当に選ばれる。原作者に会おうとしたら、そもそも小説の編集者が原作担当みたいなものだった。


 ナニこれ? ラノベおよびラノベ漫画業界の暗部的なものを暴露するぶっちゃけ漫画だったの?



棺姫のチャイカ 原作:榊一郎 漫画:茶菓山しん太 キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス

>ドミニカの正体を、彼女を演じる「竜(ドラグーン)」そのものであると見抜いたトール。秘策によって勝機を見出したトールの最後の一太刀が、竜の眉間を貫き、悲しき咆哮が響き渡る──。トール達は勝利を得たのだったが……。


 ドミニカの正体は竜で、なんとか倒しました。次回最終回。


 ……、おいおいおい、まあアニメが来月で終わるからそれにあわせた最終回かもしれませんけど、休載一杯+スローであくびの出そうな展開、の末にフレドリカが味方になるところで唐突に〆か……、作者氏は(エロ漫画時代から)好きな人なのですが、正直この漫画化に関しては失敗したという感想しかありません……
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