感想:NHK番組「コズミックフロント☆NEXT」「ミステリー 地球に最も似た惑星」(2015年4月30日(木)放送)


 NHK番組「コズミックフロント☆NEXT」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

コズミックフロント☆NEXT | NHK宇宙チャンネル
http://www.nhk.or.jp/space/cfn/

 NHK BSプレミアムでの視聴です(放送:毎週木曜 22:00〜23:00)。

ミステリー 地球に最も似た惑星


■今回の内容

4月30日の放送
「ミステリー 地球に最も似た惑星」

>毎回、宇宙に関するミステリーを解き明かしていくコズミックフロント☆NEXT。今回のミステリーのテーマは、太陽系の外にある惑星・系外惑星。今、世界中の科学者たちは系外惑星の中に地球と同じような生命をはぐくむことができる環境の惑星を探し求めている。
>地球に似た惑星探しの主力は、アメリカのケプラー宇宙望遠鏡だ。はくちょう座の一角の方向を観測するように制御され、一気に10万個の星を調べることができる。打ち上げから2年後、ケプラーは1000個の惑星候補を見つけ出した。
>しかし、その一部は、あまりにも恒星に近く、灼熱の世界が広がり、生命体にとっては絶望的な環境だ。果たして地球と同じような生命が住める環境の惑星はあるのか? 多様な環境の系外惑星を調査しながら、「地球に似た惑星」探しの現場に迫る。

 太陽系の外にある惑星を「系外惑星」と呼ぶ。2015年4月時点で系外惑星は2000個以上見つかっている。


 惑星は恒星に比べて遥かに小さく、恒星の光にまぎれて観測は困難だった。しかし1995年フランスの科学者が初めて系外惑星を確認した。恒星は周囲をめぐる惑星の重力の影響で僅かに揺れ動いている。ペガスス座51番星は4日周期で近づいたり遠ざかったりしており、4日周期で恒星をめぐる惑星があることが確実となった。

 恒星の揺れによる惑星の発見は、恒星自身の活動によるノイズによって邪魔が入る。別の方法として、恒星の明るさを観測するという手がある。恒星の明るさが定期的に変化するなら、恒星の前を惑星が横切ったことで明るさが増減した、と判断できる。宇宙望遠鏡を打ち上げて、無数の恒星の明るさを観測することで、次々と系外惑星の存在が確認されていった。


 それら系外惑星に生命は存在するのか? 液体の水があれば生命は存在可能と考えられる。惑星が恒星に近すぎると水は蒸発してしまうし、逆に遠すぎると凍ってしまう。丁度良い距離を「ハビタブルゾーン」という。地球は丁度太陽のハビタブルゾーンにある。岩石型の星で、さらにハビタブルゾーン内にある系外惑星が見つかれば生命が存在するかもしれない。

 系外惑星は、ガス型巨星より、地球型か、地球型でちょっと重い「スーパーアース」が遥かに多い。スーパーアースは重力が強いので大気が逃げにくいなど、諸々の理由で地球よりも生命の誕生に適しているはず。


■感想

 内容が2013年放送の「一千億個の地球!?」のリメイクみたいな内容で新鮮味薄し。