感想:アニメ(新番組)「影鰐-KAGEWANI-」第1話「駑馬」


 アニメ「影鰐-KAGEWANI-」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてあります。ネタバレにご注意ください)

影鰐-KAGEWANI-
http://kagewani.com/

 BS11での視聴です。(※10分枠アニメ)。


■作品概要

現代に突如姿を現したUMA=奇獣。極限状態の中、翻弄される人々。奇獣はなぜ現れ人々を襲うのか…生物学者・番場宗介は各地で事件を調査、時に襲われながら真実を追う。新感覚パニックサスペンスアニメーション。

http://kagewani.com/

 原作無しのオリジナル作品。UMA(未確認生物)テーマのホラー。1話10分のショートアニメ。


■スタッフ

作監督 高嶋友也
脚本 熊本浩武
アニメーション制作 Tomovies
製作 DIRECTIONS


■キャスト

番場宗介(生物学者)役:杉田智和
木村雅貴(製薬会社エージェント)役:置鮎龍太郎


第1話 『Episode 1 駑馬』

■あらすじ

動画クリエイターたちが人里離れた無人島で番組撮影中に消息を絶つ。 それは現代に突如現れたUMA=奇獣の襲撃の始まりに過ぎなかった。 風変わりな生物学者・番場宗介の奇獣を巡る数奇な物語がここから始まる。

 高名な学者「番場宗介」は「怪獣」に興味を持っているらしい。


 三人の男が、ネットに上げる動画のネタ探しのため、未確認生物が住んでいるという無人島にやってくる。しかしもちろん簡単に見つかるわけも無く、模型の恐竜を水に浮かべてインチキ動画を撮影して誤魔化そうとするが、そこに巨大な怪物が現われ、三人は全員襲われて死ぬ。


 ラスト、何故か宗助が島に来ていて、顔の傷が痛むような仕草をする。


■感想

 予想以上の面白さ。元々オカルト系の話が好きで、未確認生物云々という話は大好物なのですが、期待以上でした。


 絵は普通のアニメでは無く紙芝居風というかで、実写調(もしくは実写)の背景の前に置かれているキャラクターの絵が微妙に動く、という程度ですが、雰囲気で見せる作品なので、動きの乏しさは特にマイナスになっていません。ホラー系のゲームの画面をテレビで見ているような感覚でした。


 人里離れた無人島でインチキモンスター画像を撮影していた男たちが、本物のモンスターに襲われる、というのは、B級ホラー映画に出てきそうなありがち展開ですが、それでも男たちが巨大な何かに襲われて死んでいき、最後の一人が「助かった……」と安堵している後ろに巨大な影が……、という展開はゾクゾクしてしまいました。


 これは今後が楽しみでたまりません。