紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「プシオン性迷宮」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 528巻)(2016年9月8日(木)発売)


プシオン性迷宮 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-528 宇宙英雄ローダン・シリーズ 528)

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プシオン性迷宮 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-528 宇宙英雄ローダン・シリーズ 528) 文庫 2016/9/8
H・G・エーヴェルス (著), ウィリアム・フォルツ (著), 工藤 稜 (イラスト), 渡辺広佐 (翻訳)


搭載艦《アイノ・ウワノク》に到着したローダンは、行方不明者たちの捜索にのりだす!


“バジス”は惑星クーラトがあるイグマノール星系に到達し、深淵の騎士の任命式にのぞむペリー・ローダンを迎える準備はととのったかに思えた。ところが、任命式が挙行される予定のケスドシャン・ドームでは、目に見えないふたつの精神存在が戦っており、そのせいでメンタル嵐が吹き荒れていたのだ。しかも、“バジス”の調査隊もプシオン性迷宮から帰還していない。事情を知ったローダンは、搭載艇でドームに向かった!

【※以下ネタバレ】



◆1055話 プシオン性迷宮(H・G・エーヴェルス)(訳者:渡辺広佐)

 惑星クーラトでは、セト=アポフィスと未知存在との対決により、『プシオン性迷宮』という特殊空間が発生し、ローダンたちはその中に閉じ込められてしまった。やがてローダンは未知存在の正体がハトル人のテングリ・レトスだと知った。セト=アポフィスは、クーラトの騎士のドームに宿っていた初代の深淵の騎士・ハトル人『テラク・テラクドシャン』の精神を攻撃し排除したが、直後テングリ・レトスが新たにドームに宿り、『レトス=テラクドシャン』となったのだった。ローダンはレトスと協力し、セト=アポフィスを撃退した。(時期:不明。NGZ425年5月頃)



◇1056話 石の憲章(ウィリアム・フォルツ)(訳者:渡辺広佐)

 ローダンたちは改めて惑星クーラトを訪問し、深淵の騎士の前任的種族「ポルレイター」の遺産「モラガン・ポルドの石の憲章」から「三つの究極の謎」の正確な内容と、隠遁したポルレイターが銀河系に引きこもったという事実を知らされた。かつてコスモクラートは、超コンピューター「ヴィールスインペリウム」を使い「原初の問題」(三つの究極の謎)を解こうとしたが、ヴィールスインペリウムは破壊された。深淵の騎士の任務は、混沌の勢力と戦うと同時に原初の問題を解決することだった。ローダンが騎士の任命を受けると同時に、昏睡状態のデメテルが覚醒した。ローダンは地球へと帰還した。(時期:不明。NGZ425年5月頃)