感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第22話(シーズン1 第22話)「テレビ中継」

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【※以下ネタバレ】
 
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第22話 テレビ中継 The Confession

 

あらすじ

アメリカ上院議員暗殺の容疑で逮捕された共産圏通商使節団のアンドレア・ソロウィチェック。IMFチームは暗殺の黒幕が彼の祖国ではないことを証明し、全国ネットのテレビ放映中に、彼の策略を暴く計画を立てる。


爆破テロでアメリカ上院議員のタウンゼントが暗殺される。その容疑者として共産圏通商使節団のソロウィックが逮捕された。この犯行が彼の祖国からの指示なら、両国の関係が険悪なものとなり、世界大戦が避けられない事態となる。IMFチームは暗殺の黒幕が共産国家でないことを確信、それを証明するため、全国放送で事件の真相を暴く計画を立てる。

※DVD版のタイトルは「テレビ中継車」。


【今回の指令】
 上院議員タウンゼンが爆弾で暗殺され、犯人として共産圏通商使節団のソロウィックが逮捕された。そのため、タウンゼンの後援者で反共主義者のマクミランは共産圏との関係断絶を叫んでいるが、それは冷戦に火をつける可能性が高い。当局はソロウィックが本国からの指示で犯行を行ったのではないと確信している。IMFはその確信を証明しなければならない。


【作戦参加メンバー】
 ブリッグス、ローラン、シナモン、バーニー、ウィリー。


【作戦】
 ブリッグスは、事件の黒幕はマクミランだと目星をつけ、それを立証すべく作戦を開始する。シナモンやブリッグスは報道雑誌の関係者を装ってマクミランに接近し、彼のオフィスに隠しカメラを取り付けることに成功する。

 一方、ローランは犯罪者という設定でソロウィックと同じ監房に入り、外部からの支援を受けた体を装い、ソロウィックを連れて逃走する。そして切りのいいところで、ソロウィックが逃走の邪魔だと言って殺そうとするが、おびえたソロウィックは暗殺は本国の指令ではなかったこと、また「友人」からの金の当てがあることを白状し、ローランをマクミランのオフィスに連れていく。

 ローランとソロウィックがマクミランのオフィスに押し入って騒いでいるところに、死んだはずのタウンゼンが現れる。実はタウンゼンは自分の暗殺を演出して国民を反共に煽り立て、共産圏との戦争を起こそうと企んでいた。しかしその一部始終は隠しカメラで全米のテレビに中継されており、タウンゼンとマクミランが呆然としている隙にローランは逃げ出す。そしてIMF一行が引き上げるシーンで〆。


感想

 評価は△。

 IMFチームが大掛かりな芝居を仕掛けて対象をだます、というのはいつものバターンだが、ソロウィックが真実を白状してマクミランの屋敷に乗り込むまでの展開がスローモーで、あまりワクワクせず、面白みは今一つだった。ただ、タウンゼンが実は死んでいなかった、というオチはちょっと意表を突かれたのでそこは感心したと言っておきたいところ。

 ローランとソロウィックが手を手錠でつながれたまま車から飛び降りるシーンは、着地の際に二人が道路でゴロゴロ転がる場面が、(二人が手をつながれているだけに)かなり危険な態勢に見えて、ハラハラしてしまった。というか、スタントマンは腕を怪我しなかったのだろうか。


参考:今回の指令の入手方法

 ブリッグスが写真館を訪ね、頼んでいた写真を見せてほしいという名目で個室に入る。そしてオープンリール式テープレコーダーでテープを再生しつつ、資料を見て指令を確認する。最後「このテープは直ちに処分してくれたまえ」と言われるので、そばの流しのなかの液体に放り込むと、いきなりテープが煙を吹く(酸か何かが満たされていた模様)。


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