【映画】感想:映画「ピクセル」(2015年:アメリカ)


ピクセル [SPE BEST] [Blu-ray]

金曜ロードシネマクラブ|日本テレビ http://www.ntv.co.jp/kinro/index.html
放送 日本テレビ 2017年9月15日(金)

【※以下ネタバレ】
 

パックマンドンキーコングが地球侵略!!
人類はゲームオーバーになってしまうのか!?


パックマンドンキーコングスペースインベーダーギャラガテトリスなどなど…80年代に世界的ブームとなったコンピューターゲームの数々。もしそのキャラクターたちが地球に襲いかかってきたら!? 「ハリー・ポッターと賢者の石」「ホーム・アローン」「グレムリン」「グーニーズ」などのヒットメーカー、クリス・コロンバス監督率いるハリウッドの精鋭たちが本気で製作!ゲーム愛炸裂の大ヒット作を地上波初放送だ!! 地球を襲撃する名作ゲームキャラクターに立ち向かうのは、ゲームしか取り柄がないオタクたちと、米軍の兵器開発担当で男運のない美女。ヒーロー感皆無の彼らの戦いの行方は!? アダム・サンドラーの声を演じる柳沢慎吾や、渡辺直美らの吹き替えも必聴。大人はもちろん、コンピューターゲームを知らない子ども世代も楽しめる超娯楽作だ!!

 

あらすじ

 1982年。ゲームの天才少年サム・ブレナーは、ゲーマー世界一を決める大会の決勝で、ドンキーコングでエディ・ブラントと対決するが負けてしまった。サムの友人のウィルはサムが将来大物になると慰める。大会の模様は、他の様々な映像とともに、NASA地球外生物宛てに送り出す宇宙船に積み込まれた。


 現在。サムはホームセンターの店員として働いていたが、ウィルの方こそ大物、アメリカの大統領になっていた。そんなある日、グアムの米軍基地にゲーム「ギャラガ」のキャラを模した兵器が攻撃を仕掛け、基地を壊滅させてしまった。

 やがて「ヴォルーラ星人」と名乗るエイリアンからメッセージが届き、地球人が宣戦布告してきたので、地球を攻撃すると通告してくる。戦いは三本勝負で、既に彼らが一勝しており、地球人側が三敗すれば地球を破壊するという。エイリアンは、NASAがその昔に送った映像の中のゲームの場面を、地球人側の兵器による恫喝だと思い込んでいた。

 つづいてエイリアンは次の戦いの舞台はインド・タージマハールだと通告、その予告通り今度は「アルカノイド」風兵器が現れ、タージマハールを破壊してしまった。軍はエイリアンの兵器が光を物質化したものだと分析、それを破壊できるライトキャノンという武器を開発した。

 三戦目の舞台はイギリス・ロンドンと予告され、サムは軍の兵士たちに古いアーケードゲームの攻略方法を伝授する。そして今度はエイリアンの攻撃方法はゲーム「センチピード」のキャラだった。兵士たちは未経験の戦いに能力を発揮できず、見かねたサムとゲーム仲間のラドローが武器を取り、敵を撃退した。

 続いてサムたちは今は刑務所にいたエディを連れ出し、自分たちのチームに加える。四戦目の舞台はニューヨークで、ゲームはパックマンだった。サムたちの活躍でこの戦いも勝利するが、エイリアンたちはルール違反をしたと言って地球を破壊すると通告してきた。実はエディがプレイの最中チートコードを使っていたこと判明する。

 エイリアンの総攻撃が始まるが、エイリアン側はラストチャンスを与えると言い、ボスとの戦いに勝てば地球から手を引くと言ってきた。サムたちはエイリアン母船の中に吸い込まれるが、待っていたのはドンキーコングだった。サムは子供の頃のトラウマで弱気になるが、エディがその時はチートコードを使っており、実際には自分が世界一だったと知って自信を取り戻し、ゲームをクリアし、その途端ゲームキャラたちはすべて消えた。

 地球人とエイリアンの間に和平が結ばれ、サムたちは地球を救った英雄となるのだった。


感想

 評価は(ぎりぎり)○。

 冴えない元オタクの親父たちが、かつて培ったゲームの技術で地球を救う、という設定はそこそこ面白かったのですが……、

 パックマン戦みたいに、全てをゲームのシーンで埋め尽くしていればいいものを、サムと美人(?)中佐とのロマンスなんか突っ込んでくるから、その部分が余分に思えて仕方なかったなぁ。最後に地球を救って女も手に入れてめでたしめでたしとかいうオチも、なんかノレなかったし。

 そもそも、サムの吹き替えが柳沢慎吾なんで、声がかすれていて聞き辛いのなんの。何故本職の声優にやらせないのか。


 まあ、劇中にエイリアンが80年代ネタで押しまくってくるのはちょっと面白くて、

マックス・ヘッドルーム(CGのおっさんキャラ)
レーガン大統領
ホール&オーツ
ファンタジーアイランド(リカルド・モンタルバン主演のヒットドラマ)

なんかがぞろぞろ出て来るのは少しだけウケました。
 

https://kinro.jointv.jp/lineup/20170915
2017.9.15 よる9時~10時54分放送
ピクセル


ストーリー
ゲームで世界一になりそこねたダメ男が
地球に襲来したゲームキャラに立ち向かう!!


サム(アダム・サンドラー)は、少年時代、アーケードゲームの世界大会で“世界一”に挑戦したほどのゲームの達人。幼なじみでクレーンゲームの達人・ウィル(ケヴィン・ジェームズ)が大統領に就任し支持率の低さに悩む一方で、サムは自ら「おたく」を名乗り、ホームシアターの取り付けを請け負う会社を運営していた。サムが仕事で米軍中佐・ヴァイオレット(ミシェル・モナハン)の家を訪れたある日。グアムが“何者か”によって襲撃を受ける。映像に残された“敵”の動きから、ゲームの「ギャラガ」が関連していると直感したウィルは、サムを呼び寄せる。同じ頃、2人のゲーム仲間で引きこもり生活中のラドロー(ジョシュ・ギャッド)も、宇宙から謎のビデオメッセージを受信したと久しぶりにサムの元へやってくる。
画像


どうやら33年前にサムも参加したNASA主催のゲーム世界大会の映像を“受信”した宇宙人が、映像の中のゲームをコピーして地球に攻撃を仕掛けてきたらしい。戦いのステージは5つ。3回負ければ地球は「滅亡」だ。米軍や政府の役人たちが冷やかな目を向ける中、サムたちはかつてのライバルで刑務所に服役中のエディ(ピーター・ディンクレイジ)と共に、世界の危機に立ち向かおうとするのだが…!!



キャスト/スタッフ

キャスト
<サム・ブレナー> アダム・サンドラー柳沢慎吾

<ウィル・クーパー> ケヴィン・ジェームズ(木村雅史

<ヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐> ミシェル・モナハン本田貴子

<エディ・プラント> ピーター・ディンクレイジ神谷明

<ラドロー・レイモンソフ> ジョシュ・ギャッド(かぬか光明)

<ポーター大将> ブライアン・コックス浦山迅

<レディ・リサ> アシュレイ・ベンソン

イワタニ教授> デニス・アキヤマ(原康義



スタッフ
<監督> クリス・コロンバス

<脚色> ティム・ハーリヒー ティモシー・ダウリング

<ストーリー> ティム・ハーリヒー

<原案> パトリック・ジーン

<製作> アダム・サンドラー クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ アレン・コヴァート

<製作総指揮> バリー・ベルナルディ マイケル・バーナサン ジャック・ジャラプト スティーヴ・コレン ヘザー・パリー パトリック・ジーン ベンジャミン・ダラス ジョニー・アルヴス マティアス・ブカール セス・ゴードン ベン・ワイスブレン

<撮影> アミール・モクリ

<プロダクション・デザイナー> ピーター・ウエナム

<編集> ヒューズ・ウィンボーン,ACE

<衣装> クリスティン・ワダ

<音楽> ヘンリー・ジャックマン

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