感想:アニメ「アニメガタリズ」第9話「アニケン、ズットテング」

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TVアニメ「アニメガタリズ」公式サイト http://animegataris.com/
放送 BSフジ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第9話 『#09 アニケン、ズットテング』

 

あらすじ

 アニ研部員は学園祭を無事乗り切り、廃部の危機を脱して喜びに沸いていた。絵里香は体調を崩して学校に来ていない椿を心配するが、連絡か取れない。

 そんなある日、未乃愛は唯から部活動で記録が伸びず弱っているという話を聞き、好きなスポーツアニメの話をするが、後日、唯からアニメのおかげで記録が出せたと感謝される。それを聞きつけ、野球部を始めとする運動部が次々とアニ研に相談に訪れ、アニ研部員はとポーツアニメを引き合いにアドバイスを送る。

 部室でネコ先輩と話していた未乃愛は、光輝もネコ先輩の言葉が解ることを知る。

 やがて咲鐘湖学園の運動部は、アニメに毒されて奇天烈な練習に明け暮れる異常な状況になるが、運動部員たちは全く気にもしていない上、アニ研部員も自分たちのアドバイスが受け入れられることが嬉しくて仕方なく、変だと感じているのは未乃愛だけだった。さらに光輝からは、現状で何の問題も無いと言われ、未乃愛も納得する。

 そして、ついに地元のケーブルテレビのクルーが「アニメで運動部にアドバイスるする部活」に注目し、アニ研に取材にやって来た。取材後、顧問の五門はクルーから謝礼を受け取る。

 ところが、突然アニ研に生徒会副会長と会計が学園長を伴って現れ、アニ研の廃部を申し渡す。理由は不正な金銭の授受が有ったというもので、光輝は学園長に五門がテレビクルーから謝礼を受け取った事を報告していた。学園長はアニ研の廃部と五門の停職処分を命じ、未乃愛たちは呆然とするしか無かった。


脚本:田沢大典 絵コンテ:なかの 陽
演出:久城りおん 作画監督:村上史明


感想

 ………(無言)、………、ハァ? 何これ?

 前回の第八話の学園祭編が猛烈に盛り上がったので、このアニメは凄いと舞い上がっていたら、次の回(今回)がクX展開回で、あまりの落差にビックリしたわ!

 このアニメは、今までは割と現実路線で、万能キャラ・セバスとか、しゃべるネコ先輩とか、そういうフィクション要素はありつつも、全体としては「夏のイベントに出かけて暑い中待たされて大変」とか「アキバの店に出かけて色々見て回ったり」と現実に立脚した内容でした。

 ところが、今回と来たら! 運動部がアニメの真似をし出しておかしくなるというだけでもバカみたいなのに、校庭に聖帝十字陵もどきを作るとか、唯がロボ研謹製のブーツを履いて何十メートルもジャンプするとか、ロボ研が巨大ロボ(足だけ)を作るとか、一気にあり得そうもないバカ展開になってしまい、今まで積み上げてきたものを自らぶち壊しました。何てこったい!

 残り三回の舵の切り方次第では、ただの大馬鹿アニメで終わる可能性も十分考えられる、というか、もうその予感しかしないのですが…… なんでこんなバカな話になっちゃったの? お先真っ暗だわ。
 
 
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