感想:アニメ「アニメガタリズ」第7話「ミコ、ダンピツセンゲン」

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TVアニメ「アニメガタリズ」公式サイト http://animegataris.com/
放送 BSフジ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第7話 『#07 ミコ、ダンピツセンゲン』

 

あらすじ

 アニメ研究部は来たる学園祭の出し物としてアニメ上映会を予定していたが、生徒会からクレームが入り、部活動らしい発表をしないと廃部だと宣告される。そして未乃愛の提案で、学園祭までの三か月で自主製作アニメを作り発表することに決める。

 企画の検討では、各人が魔法少女物・アイドル物・異能バトル物・巨大ロボット物、など、趣味を前面に押し出した思い思いのアイデアを提案するが、とても高校生の部活動で作れるようなものではなかった。しかし、美子は3分ショートアニメで異世界召喚物を作る、という現実的アイデアを提案し、美子がシナリオライターに決定する。

 しかし、その後シナリオ内容はなかなか固まらず、リテイクの嵐についに美子はキレて暴れ始めた。そのはずみで、部室の隣の部屋へのドアが開くが、中にはアニメのイメージボードと思しき五枚の絵が残されていた。その内容は魔法少女や巨大ロボットなど全く脈絡が無かったが、アニ研部員はそれに触発され、この絵をベースにアニメを作ると決める。

 製作の役割分担は

絵里香:プロデューサー
未乃愛:監督
美子:脚本
有栖:キャラデザ
塊:デジタル作業全般
光輝:音響全般
顧問の五門:制作進行

と決まり、他部の力も借りて徐々にアニメは形になっていった。ところが学園祭が迫っても作画がまだ終わらず、制作進行の五門は逃亡し、部員たちに焦りが手始める。さらに生徒会長の椿は、各部にアニ研へ協力すれば即座に廃部と通達させる。他部の協力が得られず進退窮まったアニ研に、さらに椿は学園祭ではアニ研のために運動場に特設ステージを設置するので、これを上映会で満員にしない限り廃部だと宣告する。


脚本:山下憲一 絵コンテ:星野 真
演出:相浦和也 作画監督:梶浦紳一郎


感想

 色々と中身の濃い回でした。

アニ研部員が自分の趣味を持ち出して、とても作れそうにない企画を提案する辺りの、めちゃくちゃ有る有るすぎて苦笑の場面
・美子が自分の事を「コゥエンジ・ミコー」とか妙に巻き舌で発音するシーン
・ショートアニメの実例であからさまにモデルが「ファルコム学園」とかだったりするところ
・キレた美子を未乃愛が止めるとき、美子の胸が結構揺れまくるところ
・絵里香がサングラスで「ねぇ、ちゃんみこぉ?」とかテンプレプロデューサーを演じるあたり
・唯(高橋李依)がアフレコで演じたのが、爆裂魔法が得意な魔法使い(笑)とかいうコネタ


 という面白がらせる要素に加えて、

・光輝が部室の隣の部屋について知っているらしいリアクション
・部屋の中にあったイメージボードが、未乃愛の記憶の中のアニメに関連しているらしいこと

という点も見逃せないところでした。このアニメは先に進めば進むほど面白くなっていくなあ。何故「このアニメが来ている!」と話題にならないんだ?

 ところで絵里香って受験勉強しなくて良いの?
 
 
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