感想:アニメ「りゅうおうのおしごと!」第6話「オールラウンダー」

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TVsアニメ「りゅうおうのおしごと!」公式サイト http://www.ryuoh-anime.com/index.html
放送 BSフジ。

【※以下ネタバレ】
 

第6話 『第六局 オールラウンダー』 (2018年2月12日(月)深夜放送)

 

あらすじ

 八一は、今までに一度も勝ったことが無い天敵存在である山刀伐仁(なたぎり・じん)にまたしても完敗する。山刀伐は居飛車振り飛車の両戦法をを使いこなし「両刀使い」の異名を持つ実力者で、現名人の研究パートナーでもあった。

 八一は山刀伐との三週間後の再戦を前に、今まで居飛車スタイルに加え、振り飛車戦法もマスターすべく、「王将」の生石充(おいし・みつる)に教えを乞うことにした。生石は振り飛車戦法のスペシャリストで、「捌きのマエストロ」と呼ばれているほどだった。

 八一は生石の経営する銭湯兼将棋道場に通い詰め、店の手伝いをしながら振り飛車の習得に励む。そんなある日、あいが泣きながら八一の前に現れる。あいは研修会で駒落ちで澪に勝利し、敗れた澪を見て辛くなったのだと言う。八一はあえてあいに、勝つことをためらうようなら実家に帰れと厳しい言葉を浴びせる。

 そして八一と山刀伐の再戦の日が来た。八一は振り飛車戦法で山刀伐の意表をついたつもりだったが、自分の手が既に山刀伐と名人に研究しつくされていたと知らされ愕然とする。続く。


感想

 え? 今回はダイジェスト回ですか? とか言いたくなるような回でした……、いやーん。


 まあ私は原作読みではなく、コミックで追いかけている派ですので、原作小説とどのくらい違うかは明確には断定できませんが、それでも今回の展開はが「原作のストーリーをギリギリまで削って、かろうじて話の展開が解る程度まで圧縮しているんじゃね? 薄すぎる……」という感じしかしません……、


 コミック版との違いだけでも、

・八一が生石に振り飛車を教えて欲しいと頼んだ時、あいが「えーっ師匠? 師匠は今までは振り飛車は不利になるだけだから『不利飛車』とか言っていたのに?」とナチュラルに振り飛車派をDISる台詞が無い


・生石が八一に「よーし、もう今後は飛車を動かさないと耐えられない体にしてやるぜ」云々と言う台詞が無い


・生石の娘が八一に好意を見せたようなシーンが無い


・八一がJSたちに踏み踏みされているシーンを見て、銀子が「このロリ王」とかなじる台詞が無い(このあたりのシーンはすごくあっさり流しているのでは?)


 etcetc。なんというの? 原作の面白み? こういうセリフや場面が有るから読者が楽しめるのに? 的なところを全部削ってないですか?


 また桂香が負けて「降級点」が付いた云々というあいの台詞の際に、降級点について全く説明せずに流したのですが、原作もそうなんでしたっけ? この付近のエピソードって桂香の進退とかを巡るシリアス話も並行して進んでいたような気がするのですが、桂香についてほぼ無視してないですかね?


 そろそろアニメはコミックの展開に追いつくので、この先の事はよくわからないのですが、名人との?ラストバトル?を最終回に持ってくるために、めちゃくちゃ無理して進めている、的なあれなんでしょうかね。


 CMで「ブルーレイは完全版です」とか宣伝しているのも気にかかるんですけど…… テレビアニメは不完全バージョン?
 
 
りゅうおうのおしごと! (GA文庫)