TVsアニメ「りゅうおうのおしごと!」公式サイト http://www.ryuoh-anime.com/index.html
放送 BSフジ。
【※以下ネタバレ】
第5話 『第五局 天衣無縫』 (2018年2月5日(月)深夜放送)
あらすじ
八一は将棋道場で天衣に指導しているところをあいに見られてしまい大慌て。八一はすぐさま弁解しようとするものの、横から出てきた天衣はあいを挑発しまくり、怒ったあいはその場から立ち去ってしまう。しかもあいは「家出」と称して、八一の師匠の清滝の家に転がり込んでしまった。結局八一はあいをしばらく清滝家に預けることにして、自分は天衣の指導に専念する。
そして天衣の新世界の将棋道場での武者修行も一通り成果が出たと判断し、天衣に研修会の入会試験を受けさせる。天衣は初戦を簡単に勝利、二人目の桂香も駒落としながら完勝、ついに三人目であいと対局する。あいは今までに戦ったことのないタイプの天衣の指し方に翻弄され敗れてしまった。
しかもあいは、幹事からは勝てるはずだった手を見逃していたことを指摘され、自分がミスを犯した悔しさに涙する。これこそ八一があいに与えられなかった同年代のライバルに敗れた時の屈辱感だった。八一は天衣とあいがライバル同士になることを期待していた。
対局後、八一は幼いころの自分がアマ名人だった天衣の父親と面識が有り、そのため天衣は昔から八一に弟子入りすることを決めていたと明かす。八一は天衣を二人目の弟子にすることになった。そしてあいも八一の家に戻ってきてなんとか丸く収まる。
感想
今回もテンポが速いよなぁ……、ダイジェスト版とまではいかないものの、「とにかくあらすじだけを必死にこなしている」感じで余裕が感じられない。天衣の入会試験だけで30分使っても良いくらい、とか思うんですけどねぇ。
あいと天衣の初対決なんて、ガンダム対シャアザク、あるいはゴジラ対メカゴジラ級の目玉場面なのですから、心理描写とかも含めて濃いめに描いてほしかったよね。
こういう構成のせいなのか、天衣のことをお嬢様扱いしている黒い背広のお姉さんが、今までに一度も紹介されないまま話が進んでいっているんですけど? ホント誰なんだこのお姉さんは。
さて、今回このアニメに恐ろしい落とし穴が有ることに気が付いてしまいました。【八一】「アイにとっては初めての将棋で、アイに比べて圧倒的に不利……」って……、台詞だけ聞いていたら何が何だかわから~ん。小説だったら「あい」「天衣」で一目で区別が付きますが、アニメだと同じ発音なんだもんなぁ。映像化した時にこんな罠が有ったとは。今後もとまどいそう。