感想:アニメ(新番組)「荒野のコトブキ飛行隊」第1話「月夜の用心棒」:初回は空戦ばかりでちょっと拍子抜け


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TVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』公式サイト https://kotobuki-anime.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

一面の荒野が広がる世界に
空から突然、色々なものが降ってきた。
それらは、人々の生活を急激に変えた。
とりわけ飛行機がもたらした影響は大きく、
以降、世界の潮流は空へと移っていった。


時は流れ――、
雇われ用心棒“コトブキ飛行隊”は、
厳しいが美しい女社長、頼りない現場の指揮官、
職人気質の整備班長など個性的な仲間たちと、
お客様の大事な積み荷を守るため、
今日も隼とともに大空を翔けてゆく。

 

第1話 月夜の用心棒

 

あらすじ

 舞台は異世界か遥かな未来か、とにかく現代でない何処か。飛行中の硬式飛行船が「空賊」の襲撃を受けたため、用心棒として乗り込んでいた「コトブキ飛行隊」の面々は愛機の隼を駆って出陣し、見事に空賊を追い払う。隊員の一人キリエは空賊の一機と何か因縁があるらしく、逃走中の相手をしつこく追い回すものの、腕の差で逃げられてしまう。


脚本:横手美智子
絵コンテ:水島 努


感想

 評価は(まあまあ)○。

 美少女+戦車のオタアニメ「ガールズ&パンツァー」で一世を風靡した水島努監督の新作。戦車の次のテーマとして、既に軍艦アニメはいくつかあるので、新作は空/戦闘機と来たのは、ごくごく自然な成り行きと言えましょうか。シナリオには、私でも名前を憶えている売れっ子・横手美智子先生を呼んできて、万全の態勢です。

 ただ、初回はとにかく戦闘機が飛びまわって空戦をしているだけで、ストーリーというものはほぼなかったので、ちょっと拍子抜けと言うか、あんまり面白さは感じなかったというのが正直なところです。

 あとCGの飛行機がブンブン飛びまわるのはまあ頑張っていましたが、正直「遠目ではどれがどれだかわからない」という恐るべき問題が露呈してしまいました……(※あくまで個人的な意見です) 登場しているのは旧日本軍の空冷エンジンの戦闘機ばかりなので、どれがどれだか解らないんですよ。パッと見で隼と紫電の見分けがつかないし…… また機体はリアリティ重視路線みたいで、ガンダムとザクみたいに極端に色を変えて区別させるということもしそうに無いので……、今後慣れていくしかないのか。

 あとはキャラがフルCGらしく、コトブキ少女隊の女の子たちがあんまし可愛いと思えないんですわ……、うーん。

 しかしまあ、ガルパンも最初の二話くらいは「なーにが戦車道じゃい!」とか批判していたのに、3話くらいからドハマりしていたので、こちらもおいおい慣れていくかもしれません。
 
 

荒野のコトブキ飛行隊


制作会社
GEMBA


スタッフ情報
【監督】水島努
【シリーズ構成】横手美智子
【メインキャラクター原案】左
【キャラクターデザイン】菅井翔
【ミリタリー監修】二宮茂幸
【ミリタリー設定】中野哲也、菊地秀行、時浜次郎
【設定協力】白土晴一
【副監督】神戸洋行
【3D監督】江川久志、廣田天
【テクニカルディレクター】水橋啓太
【アセットディレクター】小薬健太郎
【作画演出】五月女有作
総作画監督】中村統子
作画監督】上野翔太
美術監督小倉一男
【美術設定】須江信人、小川さくら
色彩設計山上愛
【撮影監督】柏木健太郎、畠山貴匡
【編集】吉武将人
【音楽】浜口史郎
【音響監督】水島努
【音響効果】小山恭正
サウンドミキサー】山口貴之
【制作】デジタル・フロンティア
【アニメーション制作】GEMBA
【作画制作】ワオワールド



音楽
【OP】ZAQ「ソラノネ」
【ED】コトブキ飛行隊[キリエ(CV.鈴代紗弓),エンマ(CV.幸村恵理),ケイト(CV.仲谷明香),レオナ(CV.瀬戸麻沙美),ザラ(CV.山村響),チカ(CV.富田美憂)]「翼を持つ者たち」


キャスト
キリエ:鈴代紗弓
エンマ:幸村恵理
ケイト:仲谷明香
レオナ:瀬戸麻沙美
ザラ:山村響
チカ:富田美憂
マダム・ルゥルゥ:矢島晶子
サネアツ:藤原啓治
ナツオ:大久保瑠美
ジョニー:上田燿司
リリコ:東山奈央

 
荒野のコトブキ飛行隊 2019年版カレンダー