【特撮】感想:特撮「ウルトラマンブレーザー」第25話(最終回)「地球を抱くものたち」(2024年1月20日(土)放送):物足りないラストでした……

ウルトラマンブレーザー

ウルトラマンブレーザー 円谷ステーション https://m-78.jp/videoworks/ultraman-blazar/
放送 テレビ東京系。

m-78.jp
【※以下ネタバレ】
 

第25話(最終回)「地球を抱(いだ)くものたち」(2024年1月20日(土)放送)

 

あらすじ

第25話(終)地球を抱くものたち
2024/01/20 放送


月でヴァラロンとの戦いに敗れたブレーザーとSKaRD。ドバシに捕えられたエミ。絶体絶命の中、ヴァラロンがついに地球に落下する。さらに、突如大群で現れる謎の使者。
SKaRDとアースガロンの戦いの行方は?エミがたどり着いた真実とは?ゲントとブレーザーは地球を守れるのか?

 
 怪獣ヴァラロンが地球に向かったため、アースガロンはブレーザーの死体を抱えて地球に帰還した。しかしゲントは衰弱が激しいため、部下たちから病院に行くように強硬に主張され、いったん戦線を離れる。しかしゲントはブレーザーがまだ生きていることを知り、ヤスノブに連絡して自分は絶対安静なので指揮権を渡すと指示し、自身はブレーザーと共に最後の戦いに向かった。

 ヴァラロンが都心で暴れる中、さらに未知の勢力「V99」の船団が地球に向かってきた。世界中の地球防衛隊は迎撃の準備に入り、アースガロンも船団攻撃を命じられるが、ヤスノブはそれを拒否しヴァラロン攻撃を最優先すると伝える。

 ブレーザーとアースガロンがヴァラロンとの戦いを開始する中、捕えられていたエミはハルノレツによって解放され、父親が残した記録を手にドバシユウと対峙する。ドバシはかつて日本支部長官時代に宇宙から飛来した「V99」の宇宙船を迎撃・破壊した。しかし「V99」の宇宙船の残骸を調べた結果、武器らしきものは一切見つからなかった。そのためドバシはこの事実を隠蔽し、また得られた技術によって作られたのがアースガロンだった。

 ヤスノブたちはアー君を使って「V99」に戦う意思はない事を連絡させるとともに、世界中の地球防衛隊に迎撃態勢を止めるように依頼する。各国がそれに従い、それを知った「V99」の船団は地球から離れていった。

 ブレーザーとアースガロンがヴァラロンと戦うなか、地球の怪獣デルタンダルやデマーガはヴァラロンの爆弾を処理し爆発を阻止した。最後ブレーザーはヴァラロンを倒し地球の危機は去った。最後ゲントが自宅に戻って妻子に出迎えられておしまい。


感想

 うーん、あらすじを文字に起こすとそれなりにまとまっているのですが、実際見た感想は正直イマイチでした。「V99」の正体が単に通りすがりの無害な宇宙人だったとか、ドバシが隠していた秘密がこの程度だったんかい、とか拍子抜け。またブレーザーの正体(?)も明らかにならなかったし。

 あと「V99」が地球を去るのはいいけど、危険な怪獣をそのまま置き去りにするのはなんなのかと。まあ最後のバトルが無いと話がが締まらないのは解るんですが、「V99」問題が平和的に解決してやれやれと思ったら、ヴァラロンは置いていきましたとなったら「V99」がすごい無責任な連中にしか思えなかったしなぁ……


総括

 評価は○(ギリギリ合格点)。

 ウン十年ぶりに最初から最後まで見たウルトラマン。まあ悪くはなかったけど、もうすこし楽しませてほしかったなぁ。


 ある日、宇宙怪獣バザンガが都心に出現。地球防衛隊の一人ヒルマゲントは巨人「ウルトラマン」に変身し、バザンガと対峙した……


 本作は従来のウルトラシリーズの続編ではないので前提知識が不要で入りやすかった上に、


・若者(というか子供……)が変身するのではなく妻も子もいる隊長がウルトラマンに変身する
・なぜ変身できるのか当初明かされない
・防衛隊が怪獣型巨大ロボで怪獣に立ち向かう


等々の新規要素があり、それなりに面白かったとは言えるのですが、食い足りないというかもうちょっと頑張ってほしかった感有り。毎回、できれば「もー、この感激をブログに書きつけずにはいられない」くらいの作品であってほしかった。

 ウルトラマンのデザインは最初はちょっとあれかと思いましたが慣れればイケましたし、特撮は良いし、まあ悪くないと思った反面、カナン星人とかガラモンとかガヴァドンとか昔の作品のキャラに頼るのはホントオリジナリティが無くて嫌だったし(セミ人間の話は許す)…… 「V99」の話は地球防衛隊内部に何かの陰謀が!? という感じで引っ張ったのに、オチがあれだったのでがっくり来てしまったし……

 悪くは無かったのですが、後世に語り継ぐような作品とはなりませんでした。今の円谷はこの程度か……
 
 

https://m-78.jp/videoworks/ultraman-blazar/
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。


自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。


その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。


「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!

https://m-78.jp/videoworks/ultraman-blazar/
作品概要・スタッフ


出演:蕨野友也搗宮姫奈内藤好美・梶原颯・伊藤祐輝・加藤雅也関智一(第3話ゲスト) /岩田栄慶(スーツアクター)ほか


メイン監督:田口清隆/監督:辻本貴則(辻は一点しんにょう)・中川和博・越知靖・武居正能・宮崎龍太/メイン脚本:小柳啓伍/脚本:小柳啓伍継田淳・山崎太基・植竹須美男・足木淳一郎・中野貴雄根元歳三/シリーズ構成:小柳啓伍・田口清隆


オープニング主題歌:きただにひろし「僕らのスペクトラ」・エンディングテーマ:MindaRyn「BLACK STAR」
製作:円谷プロダクションテレビ東京電通
著作権表記:c円谷プロ cウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京

 

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