ブルークリスマス|BS松竹東急 https://www.shochiku-tokyu.co.jp/program/27/9660/
放送 BS松竹東急。2024年12月23日(月)
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【※以下ネタバレ】
12月23日(月)20時『ブルークリスマス』
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1978年。国際科学者会議に参加した兵藤光彦教授(岡田英次)が、UFOと宇宙人は実在すると説いた直後に謎の失踪を遂げる。国営放送の報道部員である南一矢(仲代達矢)は、兵藤教授の行方を追う中で、UFOとの遭遇を機に血液が青く変わった人々が増加していることを知る。一方、国防庁特殊部隊員の沖退介(勝野洋)は理髪店に務める西田冴子(竹下景子)と恋に落ちるが…。
『北の国から』などを手掛けた名脚本家・倉本聰によるオリジナルシナリオをもとに、鬼才・岡本喜八監督がメガホンをとった本作。青い血を持った人間を徹底的に排除しようとする体制の恐怖と、それに翻弄された恋人たちの悲恋を痛切に描く。
あらすじ
1978年。京都国際科学者会議で、参加者の兵藤博士は突然「UFOと宇宙人は実在する」云々と力説し始めたため、呆れた他の科学者たちは一斉に退場してしまった。しかもそのあと兵藤博士は何者かに拉致され行方不明となった。国営放送局JBCの報道部員・南(仲代達矢)は、上司からの指示で兵頭博士の行方を追う事になった。
同じころ、世界中では「UFOに接近遭遇した人間の血液が青くなる」という奇怪な事例が多数報告されていた。各国の首脳たちは青い血の人間が増加することに恐怖を抱き、共闘してこの事態の対応に乗り出していた。
南は兵藤博士がアメリカにいるという情報を頼りに渡米し、苦労の末に兵藤と接触に成功した。兵藤は「青い血を持つ人間が増加していること」「彼らは普通の人間と特に変わりがない事」「しかし各国の首脳陣は青い血の人間を敵視し、彼らが危険であるとの考えを世の中に植え付けている事」を語る。直後南は日本に呼び戻され、上司からは兵藤に関係する取材を中止するように命じられる。さらに謎の男たちに脅迫されて取材結果を全て奪われた上、パリ支局に転属にされてしまった。
日本では国民に対する血液検査が強行され、青い血の人間は病気と見なされて隔離されることになった。だがその実態は、人間ではない宇宙人の手先として強制収容所に送られ、生体解剖やロボトミーの犠牲者となっていた。
世界各地ではアダムスキー型の円盤が次々と目撃されるようになっていった。南はパリで偶然兵藤博士と再会するが、兵藤はもう以前とは別人の抜け殻の様な人間になり果てていた。
国防庁に勤務する沖(勝野洋)は、自分の恋人・西田冴子(竹下景子)が青い血の人間だと知る。また国が青い血の人間を秘密裏に弾圧する一方で、青い血の人間の一部を意図的に見逃している事実をつかむ。各国政府はそういった青い血の人間をある日一斉に虐殺してから、彼らは宇宙からやってきた侵略者だったと喧伝し、世論を「青い血の人間は敵」としてまとめあげるつもりだった。
沖の部隊はクリスマスに青い血の人間を抹殺するという任務を与えられ、これは国連主導で世界中の国家が一斉に行う軍事作戦だと知らされる。しかも沖が殺すべき相手は冴子だった。
沖は冴子に連絡しようとするが果たせず、ついにクリスマスとなった。沖は冴子の家に乗り込み彼女を射殺した後、周囲を取り囲む特殊部隊に銃を向けるが、すぐに撃ち殺された。そして世界中で同じように青い血の人間たちが虐殺されていた。<完>
感想
評価は△(なんじゃこりゃ)。
視聴前まで全く知らなかった映画ですが、予想通り「なんじゃこりゃー」の内容でした。
監督の岡本喜八は作品は知らなくても名前は知っているくらいの大物監督ですし、倉本聰と言えば「北の国から」とかを書いて賞を取りまくっている有名脚本家。しかし、どちらもこんなSFめいた話に縁があるとは思えなくて大丈夫かなーとハラハラしながら見始めたら、全然大丈夫じゃなかった(笑)
とりあえずキャストは物凄いです。仲代達矢、勝野洋。竹下景子、田中邦衛、小沢栄太郎、大滝秀治、中条静夫、芦田伸介、天本英世、岸田森、等々。こんな有名人たちがこんな奇天烈な設定の映画に出るのか、とびっくりさせられました。
しかしシナリオは具体性のないふわーっとした内容。あらすじだけ追うと「UFOに接近遭遇した人の血が青くなる怪奇現象が多発。しかも世界中でUFOの目撃が相次ぐ。国家首脳たちは青い血の人間を敵視、弾圧に走る……」となかなか面白そうなのですが、それらがダラダラした感じで描かれて、全然面白くない。緊迫感もサスペンスも何もない。しかもそれが二時間以上の長尺なので、もうちょっとした拷問でした……
まあ想像力をたくましくすると、UFOだの青い血というのは単なるなんかの暗喩で、「国家権力で罪のない人たちが弾圧されていくことへの恐怖」みたいななんかの思想・テーマがあると思うんですが、何にしろ全然面白くないので、もうどうでも良いというかなんというか。
純粋SFサスペンスみたいなのにしておければよかったのに、下手に変な思想を混ぜ込んでしまってアレなことになってしまった映画、と、そんな印象を受けましたです。
クリスマス特別企画 ブルークリスマス|BS松竹東急
https://www.shochiku-tokyu.co.jp/program/27/9660/
クリスマス特別企画▽「青い血」は侵略の予告か、愛のメッセージか……クリスマスイブを恐怖に染めて、運命の時が迫ってくる!!勝野洋、竹下景子出演▽ノーカット放送
「青い血」を持つ者は人間ではないのか……?70年代後半のSF映画ブームの中、監督・岡本喜八×脚本・倉本聰のコンビが放った、愛とは何かを問うクリスマスイブの物語。SFでありながら特撮の一切ない異色作。
1978年、京都国際科学者会議で突然予定を変更し、UFOと宇宙人の存在について演説した兵藤光彦教授が失踪した。国防庁参謀本部の沖、原田は、沢木率いるUFO対策の特殊部隊に極秘転属を命じられる。
番組情報
【公開年】
1978年公開
【出演者】
勝野洋 竹下景子 岡田英次 八千草薫 田中邦衛 仲代達矢 ほか
【脚本】
倉本聰
【監督】
岡本喜八
