プレミアムシネマ NHK https://www.nhk.jp/p/ts/QPN1RW1PYW/
放送 NHK BS。2025年7月22日(火)
【※以下ネタバレ】
第2次大戦中の南大西洋を舞台に、米駆逐艦と独Uボートの激しい攻防戦と、男たちの駆け引きを描く傑作戦争映画。出演はロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンスほか。
第2次大戦中の南大西洋。マレル艦長率いる米駆逐艦ヘインズ号のレーダーが、独Uボートを発見。一方、Uボートの艦長ストルバーグには、敵の暗号書を本国へ持ち帰るという重大な使命があった。ヘインズ号は追跡を始め、ついに爆雷を落とすが、Uボートは巧みな作戦で反撃に出る…。元英国海軍中佐の実体験をもとにした小説を、ディック・パウエル監督が映画化。男たちの頭脳的な駆け引きを緊張感たっぷりに描く傑作戦争映画。
あらすじ
第二次世界大戦中の南大西洋。アメリカ海軍の駆逐艦ヘインズ号では、民間出身の新任艦長マレルが船酔いで艦長室から出てこないため、兵士たちも副長たち士官もマレルを軽く見始めていた。
やがてある夜ヘインズ号のレーダーが小型の船影をとらえ、浮上中のドイツ軍潜水艦Uボートではないかと思われた。Uボート側レーダーでもやはりヘインズ号をとらえていたが、マレルは電波の偽反射だと思わせるためヘタな動きを避ける。そのためUボート側は疑いを解きそのまま進んでいった。
朝になり、マレルはヘインズ号をUボートに接近させUボート側は急速潜航した。マレルはUボートの艦尾側の魚雷を使わせるため、わざとヘインズ号が隙を見せた状態にして待ち構えた。Uボートの艦長は敵艦が隙だらけなのを見て相手の真意を測りかねるが、艦尾側魚雷で攻撃した。攻撃を予期していたマレルは魚雷を簡単に回避し、乗員たちはマレルが素人どころか頼りになると見直し始めた。
マレルはヘインズ号で爆雷攻撃を仕掛けるが、Uボートの艦長は巧みに深度を変えて攻撃を回避し、さらにそのまま逃げ切った。マレルはUボートが何らかの任務で進路140に進んでいると読み、敵艦の未来位置を予測させ、Uボートとの再接触に成功した。
Uボート艦長はヘインズ号を振り切るため、あえて艦の限界を超えた深度310メートルの海底に艦を着底させ動きを止めた。マレルは敵が海底に潜んでいると確信し、ヘインズ号の動きを止めさせ海底の動きを探らせる。両艦は動きを止め互いに相手の気配を探り合うが、やがて機密任務があるUボートが海底を離れ進路140へと進み始めた。それを知りマレルもすぐさま追跡を再開させた。
マレルは爆雷を使い切ってしまえば、そのあとはUボートに一方的に攻撃されるだけとなるため、味方が到着するまでの時間稼ぎのため、Uボートに一時間おきに爆雷攻撃を仕掛けることにした。Uボート側は、艦にダメージは受けないものの、乗員たちが精神的に追い詰められていき、ついに若い乗員の一人が錯乱する。しかし艦長は自らその乗組員を叱咤して正気に戻す。さらに全乗員の士気を上げるため、あえて艦内で大音響で音楽のレコードをかけさせ、それに合わせて乗員全員で合唱させる。マレルはその音を聞き取り、敵艦の大胆な振る舞いに感心する。
やがてUボート艦長は、ヘインズ号が爆雷投下する際の動きにパターンがあることを見抜き、密かに深度を上げると魚雷四本を発射した。そのうちの一本がヘインズ号に命中し、ヘインズ号は沈没し始めるが、マレルはマットレスを甲板に出して火を付けさせ、大火災を起こしているように見せかけさせる。
Uボート側では艦長が潜望鏡で火災を確認し、とどめを刺すため艦を浮上させると、五分後に攻撃を仕掛けると信号を送った。マレルは攻撃に必要な最低限の乗員を残して他の乗員を退艦させると、Uボートに砲撃戦を挑んだ。Uボートは砲撃を受けて損傷し乗員たちが脱出し始め、さらにヘインズ号に衝突されて大破した。
Uボート艦長は自爆用の時限爆弾をセットさせてから乗員を退艦させるが、長年の付き合いの乗員ハイニがいないことに気が付き、艦内に戻る。そして重傷のハイニを助けて上甲板に出るが既に周囲は火に包まれていた。一方マレルはUボートの上に二人が取り残されている事を知り、ロープを投げて二人をヘインズ号まで脱出させた。また一度船を離れた乗員たちもマレルの行動を知り、危険を顧みず艦に戻り、艦長たちを救助した。直後Uボートの爆弾が爆発し両艦は沈没した。
最後。ヘインズ号とUボートの乗員たちはアメリカ艦に救助されていた。戦死したハイニの葬儀が終わった後、マレルはUボートの艦長に声をかける。艦長が「また死に損なった」というとマレルは「では次はロープは投げない」と切り返すが、艦長は「また投げるさ」というのだった。<完>
感想
評価は○(面白かった)。
多分約50年ぶりくらいの視聴(!!)になりますが、期待通り面白かったです。
正直内容を忘れきっていて(半世紀ぶりだから当然ですよね)、最後に艦長同士が対面するシーンしか覚えていなかったのですが、そこまでの駆逐艦と潜水艦の、相手の裏をかこうとする頭脳戦がメチャクチャ面白く、名作との評判は間違いありませんでした。
まぁ、ドイツ潜水艦の艦長が、艦内のヒトラー礼賛のスローガンみたいなのがドーンと張り付けられているのを嫌がっていたり、部下の一人がナチス大好きで「我が闘争」が愛読書なのを苦々しく思っていたり、この戦争に栄誉は無いとか厭戦ぽい事を言ったり、といった描写が「アメリカ映画だな~」感は有りましたが、そこは枝葉末節部分なので作品の評価にはあまり関係なしでしたしね。
最後も艦長同士のさわやかなエールの交換みたいなので終わるなど、楽しい映画でした。
シネマ「眼下の敵」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>
[BS] 2025年07月22日 午後2:10 ~ 午後3:49 (1時間39分)
【監督】ディック・パウエル,【出演】ロバート・ミッチャム,クルト・ユルゲンス,セオドア・バイケル,【原作】D・A・レイナー,【脚本】ウェンデル・メイズ,【音楽】リー・ハーライン
(原題:THE ENEMY BELOW)
〔製作・監督〕ディック・パウエル
〔原作〕D・A・レイナー
〔脚本〕ウェンデル・メイズ
〔撮影〕ハロルド・ロッスン
〔音楽〕リー・ハーライン
〔出演〕ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス、セオドア・バイケル ほか
(1957年・アメリカ)〔英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ〕
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