感想:NHK番組「ザ・プレミアム」『風雲!大歴史実験 大坂城の巨大石垣を築け! 豊臣・徳川天下統一の秘密』

新装版 大坂城 (日本人はどのように建造物をつくってきたか)

ザ・プレミアム http://www4.nhk.or.jp/thepremium/
風雲!大歴史実験 http://www4.nhk.or.jp/P3924/
放送 NHK BSプレミアム

【※以下ネタバレ】
 

大坂城の巨大石垣を築け! 豊臣・徳川天下統一の秘密 (初回放送:2015年4月25日(土) 21:00~22:30)

 

内容

http://www4.nhk.or.jp/thepremium/x/2018-01-17/10/15532/1623356/
BSプレミアム]
2018年1月17日(水) 午後4:00~午後5:30(90分)


ザ・プレミアム 風雲!大歴史実験▽大坂城の巨大石垣 豊臣・徳川天下統一の秘密


天下統一のシンボル大坂城。巨大な石垣は小豆島からだった!人力だけでどう石を切り出し、運び、海を渡ったのか?3か月の大歴史実験を敢行!秀吉の天下統一の秘密に迫る!


豊臣秀吉の天下統一のシンボル大坂城。その巨大な石垣は小豆島から来ていた!人力だけでどう石を切り出し、運び、海を渡ったのか?3か月、800人以上の島民の協力で、人力だけで石を切り出し、運び、船出する大歴史実験を敢行!天下統一を可能にしたのは武力ではなかった!戦国時代という内戦の中で、飛躍的に向上していた石職人や土木、運送のプロたちの高い技術と知恵。その力を自在操った秀吉の天下統一の秘密に迫る。


【出演】春風亭昇太藤森照信箕輪はるか,【リポーター】おほしんたろう,【アナウンサー】徳田章

 
大阪城築城の謎

 大阪城豊臣秀吉が1583年から作らせ、一度焼け落ちたものの、徳川が1620年に再建した。石垣の総延長は12キロ、使われた石の数は70万個以上、最大の石は108トンもある。しかしこの石垣をどうやって作ったのか、という事については殆ど伝えられておらず謎だらけである。


●実験

 石垣に使われた石は瀬戸内海の小豆島で産出された御影石(花崗岩)を運んできたことは解っている。機械もない時代に、当時の人たちはどうやって巨石を切り出し、運んだのか? NHKは現地の石職人たちに協力を依頼して、3か月かけて色々と実験した。


●実験1 石をどうやって切り出したのか?

 小豆島には、大阪城に使われないまま放置された石、通称「残念石」が今も残っている。それを見ると、小さな四角い穴が連続して(歯形のように)開けられている。そこで、山にある石に同様に四角い穴を開けた後、「鉄矢」という鉄製の楔を打ち込み、ハンマーで叩きまくると、あけた穴に沿って綺麗に石を割ることが出来た。そして最終的に、大阪城で使われているような二トンの石を切り出すことに成功した。


●職人を上手く使った秀吉

 秀吉の天下統一は武将だけで成し遂げたわけでなく、職人たちの力も加わっていた。戦国最後の戦いである北条氏攻めでは、小田原城攻略のため、笠懸山に僅か80日で石垣山城を建設した。秀吉は遠征に職人たちを同行させており、彼らの力で短期間で城を築いた。そして山の中にひそかに城を築いておいて、完成してから木を切り払ったので、北条方からは一夜で城が完成したように見え、それを見て北条氏は戦意を無くし降伏したと言う。

 また秀吉は木材の長さ・太さ・厚さなどの規格を統一しておいてそれを使用することで、熟練した大工でなくても作業が容易に行えるようにしていた。大阪城の石垣の石にも規格が有り、縦横70センチ、奥行き1メートル75センチ、重さ二トンでほぼ統一されている。


●実験2 石を山からどう降ろしたのか?

 石を切り出した後はどうやってふもとまで降ろしたのか? まず木を切って道を整備するところから始め、コロを使って引っ張ったり、「木梃子」(きでこ)という長い棒の先に金属の槍的な物が付いているかつてよく使われた道具を梃子代わりにしたりして何とか動かそうとしたものの、途中でギブアップ。


●実験3 石をどうやって動かしたのか?

 昔の絵を見ると、石は木製の台「修羅」の上に置き、修羅の下に丸太を入れてコロにして動かした様子が解る。という事で12トンある石を修羅に乗せて50メートル動かせるか実験。50人掛りでなんとか成功。


●秀吉の「大返し」の秘密

 秀吉は本能寺の変の後の「中国大返し」、賤ケ岳の戦いの際の「美濃大返し」など、軍隊の高速移動をなんども成功させている。その秘密が一つは「黒鍬隊(くろくわたい)」という工兵部隊。本体が移動する前に、あらかじめ道路上の石を取り除いたり、川に橋をかけておいたりして、移動を助けた。

 さらに「小荷駄隊」という輸送部隊も用意。賤ケ岳の戦いでは、兵士は武器を捨てて身一つで戦場まで突っ走り、小荷駄隊が戦場近くの長浜城から武器を持って届けた。秀吉は裏方を上手く組織し、リーダーには武将並みの地位を与えていた。


●実験4 石をどうやって船で運んだのか?

 小豆島は遠浅で大きな船は乗り付けられないので、どうやって船で運んだ謎だったが、海底を調べてみると運び損ねた石が多数見つかり、遠浅から運んだことは確実となった。

 そこで筏を作り、引き潮の時に着底した筏に石を乗せ、潮が満ちたら沖に運び出す、という実験を敢行。浜から沖へ向かって流れができるように石を並べておき、筏に石を乗せて浮上させるまでは成功したが、沖に向かって流れに沿って進んでいく、という試みは失敗。


●実験を終えて

 ということで、3か月間かけた大実験は終了。

感想

 歴史上のエピソードを実験で確かめる番組の第一弾(初回放送 2015年4月25日(土)午後9:00~午後10:30(90分))。

 第二弾以降が娯楽色というか結構バラエティっぽい感覚がある内容なのに対し、初回は「ガチ」なのでちょっと驚きました。大学生とか体力だけの素人を動員するのではなく、キャリア50年の石職人とかそういう人を連れてきて、なんと合計3か月もかけて収録しているのですから。

 第二弾以降にウリになっている?、ゲームの画面みたいなものを表示させて、有名声優に信長とか信玄とかのキャラの声を当てさせる、という演出も無かったし。

 おかげでちょっと真面目過ぎて肩が凝ったなぁ。
 
 

他の回の内容・感想はこちら

「風雲!大歴史実験」内容・感想まとめ

perry-r.hatenablog.com
  
 
大坂城―天下一の名城 (日本人はどのように建造物をつくってきたか 3)
 
 

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第132話(シーズン6 第5話)「皆殺し波止場」

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【※以下ネタバレ】
 
シーズン6(128~149話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン6」あらすじ・感想まとめ

 

第132話 皆殺し波止場 Shape-Up (シーズン6 第5話)

 

あらすじ

公共施設であるはずの波止場が地下組織の人間に牛耳られている。ケイシー(リンダ・デイ・ジョージ)が親友の娘として近づき、フェルプス(ピーター・グレイブス)が幽霊船の噂をでっち上げ地下組織をつぶしにかかる。


公共施設であるはずの波止場が地下組織の人間に牛耳られ、組織の財源にされている。ケイシー(リンダ・デイ・ジョージ)が親友の娘となり近づき、フェルプス(ピーター・グレイブス)が幽霊船の噂をでっち上げ、地下組織をつぶしにかかる。

【今回の指令】
 とある波止場は、シンジケートの配下にある男フランク・デラニー(Frank Delaney)によって支配されている。そのため、波止場は公共施設であるにもかかわらず、シンジケートに礼金を払わない船は荷下ろしできない状態である。今までにもデラニー排除の試みが行われてきたが、そのすべてが失敗している。IMFは波止場に巣くうシンジケートを壊滅させなければならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、バーニー、ケイシー、ウィリー
 ゲスト:無し


【作戦の舞台】
 アメリカ国内


【作戦】
 冒頭。港でシンジケートのメンバーのモーガンが、デラニーに指示して邪魔な男を事故に見せかけて殺させる。

 フェルプスがテープで指令を受け取る。

 IMFは、警察のオルコット警部と協力してデラニーに作戦を仕掛けることにした。デラニーは、10年前にオリオン号という船の上で友人マーフィーを殺害したと思われるが、マーフィーは行方不明のままでデラニーが殺したという証拠はない。またデラニーはモーガンとは、そりが合わず対立している。

 フェルプスはデビット・サルマン号という船の船長という設定で波止場に現れる。デラニーは船を見て、これが元オリオン号だと気が付き、何故改名したのかと聞くと、フェルプスは船には悪霊が憑りついているからだと答える。それを聞いてデラニーは激高し、さっさと波止場から出て行けと命令するが、フェルプスはエンジンが壊れているので当分無理だと言う。

 バーニーは流れ者としてデラニーに雇われると、倉庫の積み荷が駄目になるように次々と破壊工作を行う。モーガンはデラニーに波止場の管理をしっかりやれと文句を言う。デラニーは逆にこれは誰かの破壊工作なのでシンジケートが俺を守れと言うが、モーガンは港の管理はお前の仕事だと突き放す。

 ケーシーは、マーフィーの娘としてデラニーの家を訪問し、デラニーは迷惑がる。デラニーは部下にケーシーを調べさせ、ケーシーはデラニーが父親(マーフィー)を殺したと考えていて証拠を探している、と信じ込む。デラニーはすぐに腹心マイクにケーシー殺害を命じるが、ケイシーはマイクを眠らせて危機を脱する。そのあとIMFはケイシーの死体が見つかったというニセの新聞記事を出させる。

 デラニーはフェルプスに船を修理してやったので早く出港しろとせかすが、フェルプスは今度は船員が悪霊を恐れて全員逃げてしまったので無理だと説明する。デラニーは船員を用意してやると言ってから、オリオン号を訪ねると、甲板の上でフェルプスが首をつって死んでいるのを見つける(もちろん偽装)。すぐさま幽霊船の話は波止場中に広まり、デラニーはますます苛立つ。

 バーニーは捕まえていたマイクに、自分がモーガンの手下で、デラニーを排除するため活動していたと思わせ、電話でデラニーをオリオン号に呼びつけさせる。マイクは隙を見てバーニーを射殺して(実は空砲)、そのままオリオン号に向かう。バーニーは、デラニーと、シンジケートのボス「ミスターC」にも電話して、オリオン号に呼ぶ。

 オリオン号の上でまずデラニー&マイクとモーガンが出会い、デラニーはモーガンを問答無用で撃ち殺す。そこに続いてミスターCたちが現れ、モーガンの死体を見つける。慌ててデラニーはこれは正当防衛だったと訴え、自分も船長のように殺されるところだったと言い訳する。ところがそこにピンピンしているフェルプスが現れ、デラニーはパニックに陥る。

 ミスターCはデラニーに、過労のために頭の中に自分勝手なストーリーを作ってしまったのだと言って、部下にデラニーを消すように指示して立ち去る。デラニーがミスターCの部下に捕まっているところにオルコット警部がパトカーで現れ、デラニーに車に乗らないかと言う。殺されたくないデラニーは慌ててパトカーに飛び込む。最後にIMFメンバーが車に乗って立ち去るシーンで〆。


監督: ポール・クラズニー
脚本: エド・アダムソン&ノーマン・カトコフ


感想

 評価は○。

 今回のエピソードは、手の込んだ策略と痛快なオチが組み合わさった全盛期を思わせる秀作で、久々に堪能させられてしまった。

 IMFメンバーは過去シーズンより減って四人になってしまったものの、四人がそれぞれフルに活躍して悪漢たちに策略を仕掛けて作戦を進めていくため、人数が減った物足りなさという物は感じなかった(まあ、その分、バーニーやウィリーが裏方で秘密の小道具を駆使するようなシチュエーションが無くなったという事でもあるが……)

 今回の作戦のメインの道具は、IMFがわざわざ用意してきた貨物船で、船長役のフェルプスが船には悪霊が憑りついていると吹聴し、船上で殺人を犯した(と思われる)デラニーを心理的に追い込んでいく、というシチュエーションが面白い。さらにフェルプスが船上で首をつって死んだふりをして見せ、デラニーにさらなるプレッシャーをかける展開が、IMFの狙いは全く分からないながら楽しませてくれた。

 IMFフェルプスによる幽霊騒ぎ、バーニーによる倉庫の荷物への損害、ケイシーによるマーフィー事件の掘り起こし、という三方向からデラニーを追い込んでいくが、これがどうデラニー追い落としに繋がるのかはなかなか見えてこないため、視聴者をやきもきさせてくれる。

 そしてそのまま残り時間5分ほどになり、これはいったいどうオチを付けるのかと見守っていると、まず船上でデラニーがモーガンを撃ち殺した後に、ボスのミスターCたちがやって来てモーガンの死体を見つけてしまい、デラニーが焦りだすあたりから、ようやく視聴者にもIMFの狙いが見えてくる。

 そしてデラニーがモーガン殺しを必死で正当防衛だったと弁解し、この船の船長のように殺されるところだった、と力説しているところに、何食わぬ顔でフェルプスが現れ、デラニーを呆然とさせるシーンはもう爆笑物だった。こういう「騙された悪党には訳が分からないが、仕掛けが解っている視聴者には痛快極まりない」というクライマックスシーンこそスパイ大作戦の醍醐味であり、この回はそれが十分に炸裂していた。

 最後、デラニーがボスのミスターCに精神錯乱したとみなされ、消されそうになるところに、警察のパトカーがすっと近づいてきて、乗っていくように勧めるとデラニーが飛びつくシーンがまたおかしかった。このあとデラニーが警察に連行され、オルコット警部に今までに自分のやらかしたことを洗いざらい自白しただろうことは想像に難くない。IMFが一時間かけて色々やっていたのは、この結末へと持ってくるためだったわけである。

 今回のように、IMFが任務を達成するため複雑な作戦を遂行するシナリオは、第四シーズン辺りで品切れになっていた感が有ったが、今回はその頃の勢いを思わせる完璧な回で、スパイ大作戦もまだまだ捨てたものではないと感心してしまった。


 今回のサブタイトルの原題「Shape-Up」は、おそらく名詞の「日決めで港湾労働者を雇う方法」だと思われる。とりあえず波止場に関係するような訳語はこれしか見つからない。あまり作品内容に関係するサブタイトルにも見えないが……


参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが車で海辺の絨毯屋に乗り付けて、ドアの鍵を開けて店に入り、店内に置いてあった大きめの封筒とオープンリール式テープレコーダーを見つける。フェルプスはテープを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なお、このテープは自動的に消滅する」と言い、テープから煙が吹き上がる。


参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。この男フランク・デラニーは、シンジケートの配下で波止場を支配している。ドックは全て市当局が所有する公共施設であるに関わらず、シンジケートに礼金を支払わぬ船舶は錨も積荷も降ろすことができぬ状態だ。このデラニーを失墜させんがため、既に多くの努力が払われてきたが、その都度証人を消されて失敗に終わった。

 そこで君の使命だが、波止場におけるシンジケートを壊滅させることにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。
 
 

シーズン6(128~149話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

感想:アニメ「鬼平」(2017年)第2話「本所・桜屋敷」

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アニメ「鬼平」公式サイト http://onihei-anime.com/
放送 BSジャパン。(地上波 2017年1月~3月)。全13話。

【※以下ネタバレ】
 

第2話 本所・桜屋

 

あらすじ

 平蔵は部下から、「本所」に住む御家人「服部角之助」の一味が色々と騒ぎを起こしていることを聞かされ、土地勘があることから単身調査に向かう。そして偶然若いころの親友「岸井左馬之助」と再会し、若き日の二人が恋した「おふさ」の事を思い出す。おふさは呉服屋「近江屋」へと嫁ぎ、二人は揃って失恋したのだった。

 そのあと平蔵は古い知人「彦十」とも再会するが、彦十から服部角之助が近江屋への強盗を企んでいることを知らされ、角之助一味を捕える。なんと角之助の妻は変わり果てたおふさだった。

 おふさは取り調べに対し、近江屋の主人への恨みから、角之助に近江屋を殺すようにそそのかしていたことを白状する。おふさは近江屋の先代の主に嫁いだものの、身ごもった子供は流産で死に、さらに夫も事故で亡くしてしまう。さらに夫の弟が店を継いだ後は、理不尽な嫌がらせを受けた挙句店を追い出され、行く先も無くなって角之助の女になったのだと言う。左馬之助は別人のようになったおふさをみて慟哭するが、おふさは気に留める様子も無かった。

感想

 重い……、まあ原作がラノベではなく大人向けの小説なので、当然と言えば当然と言うか、実写ドラマならさらっと流せる内容なのですが、同じ内容でもアニメでやられると何故か効きます…… おふさの声が林原めぐみで、やさぐれた感じの女の声が絶妙でしたな。
 
 
鬼平~その男、長谷川平蔵~ [DVD]
 
 

感想:アニメ「りゅうおうのおしごと!」第2話「弟子のいる日常」


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TVsアニメ「りゅうおうのおしごと!」公式サイト http://www.ryuoh-anime.com/index.html
放送 BSフジ。

【※以下ネタバレ】
 

第2話 『第二局 弟子のいる日常』 (2018年1月15日(月)深夜放送)

 

あらすじ

 八一は神鍋歩夢(かんなべ・あゆむ)6段との対局で予想外の手を指され、負けを覚悟して型作りに入る。しかしあいが観戦していることに気が付いて、弟子の前で無様なところは見せられないとやる気を取り戻し、粘りまくって逆転勝ちを収める。

 別の日。あいが八一の部屋に将棋仲間の「水越澪」(久保ユリカ)、「貞任綾乃」(橋本ちなみ)、「シャルロット・イゾアール」(小倉唯)を連れてきて研究会を始める。そして八一は女子小学生四人と徹夜で対局した挙句、五人で雑魚寝しているところを銀子に見つかり、銀子から「ロリ王」呼ばわりされることに。

 やがて、あいの両親が八一を訪ねてきて、あいを実家に連れ戻そうとする。八一はあいの才能を力説し、師匠の自分の力だけではなく、研修会に入会することであいがより強くなれると説明する。ところがあいの母親は入会の際の対局三つ全てに勝たなければ連れ戻すと言う。


感想

 うぁれぇぇぇぇ? 期待の作品の筈が、二回目で大失速しているんですけど? 何故なぜホワイ?

 スランプ八一が立ち直るきっかけが、あいが見ていてくれたからやる気を取り戻しました。おしまい、って簡単すぎると言うか。もっともっと溜めてから「ありがとう、あいのおかげで勝ち方を思い出したよ」みたいな感じを出して見せてなきゃ物足りないっすよ。あっさり流し過ぎ。

 また、歩夢との対局の後になると時間経過がなんだかあいまいで、何日経ったのかはっきりしなくて、話にメリハリが無いと言うか、だらーっとしている感じ。

 さらに「大体あいは家出してきたんだろ? 何日過ぎたのか知れないけど、家に連絡しなくて良いの?」と思っていたら、唐突に両親登場イベントへと突入。あれ、こんなに早くに起きるイベントだっけ?

 というわけで、つらつら思うに、なんかこう、効果的な話の見せ方とか考えずに、無造作に原作に書いてあるイベントを並べているだけ、って感じがする。

 また、あいの両親の演技がイマイチだなぁと思ったら、母:堀江美都子&父:水木一郎って、何この人選……? 訳が解らん。

 冬クールの期待のアニメの筈だったんですが、いきなり雲行きが怪しくなってきた……
 
 
りゅうおうのおしごと! (GA文庫)
 

感想:アニメ「刀使ノ巫女(とじのみこ)」第2話「二人の距離」

TVアニメ「 刀使ノ巫女 」オープニングテーマ「 Save you Save me 」

オリジナルアニメーション「刀使ノ巫女」公式サイト http://tojinomiko.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第2話 二人の距離

 

あらすじ

 可奈美は折神紫(おりがみ・ゆかり)暗殺未遂犯の姫和(ひより)と共に逃亡し、二人は共犯として手配されることに。可奈美の友人の舞衣は(大金持ちらしく)自分の人脈で可奈美たちの捜索を始める。

 そして舞衣は二人を発見し、姫和を捕まえれば可奈美の罪が軽くなると言って剣を向ける。しかし可奈美は紫の背後に荒魂の気配を感じたと言い、姫和を弁護する。さらに姫和は紫こそ荒魂のボス・大荒魂で、組織は全て荒魂に支配されていると言い出す。

 舞衣は二人を見逃し、可奈美は舞衣からもらったお菓子の入れ物に「困ったときの連絡先」メモが入っているのに気が付く。


■脚本:髙橋龍
■絵コンテ:名村英敏
■演出:牧野友映
作画監督:水野隆宏


感想

 うーんんんんんん……、今回も厳しかった……

 美少女剣士たちが怪物とバトルする、「サクラ大戦」みたいな(古い!)アニメかと思っていたら、全然違っていて面食らってます。

 終盤までは可奈美の行動の理由が見えないので「こいつ何故暗殺未遂犯にほいほいついていくの……?」とイライラしっぱなしでした。で、終盤になって、「実はボスの紫こそが荒魂で、組織も全部荒魂に支配されているんだよ!」「なっ、なんだってー!?」という驚愕の事実が明かされますが……、そういう話のキーとなるところはさっさと説明すべきなんじゃ? こんな事実を二話のラストまで引っ張るなんて時間の無駄遣いに過ぎると思います……

 そらまあ二クールアニメだから余裕あるんでしょうけどね……

 あと、刀の名前を出されて「XXに選ばれたんです」とか思わせぶりに言われても、知識が無いので凄さが全く伝わってきません。日本刀警察になれるくらいの視聴者しか相手にしてない?


 さて、このアニメのこれからの展開がどうなるのか……、私はSFドラマの「インベーダー」と「逃亡者」を足して二で割った感じになると思うんですよ。毎回二人が追手に追われながら「紫はインベーダー、もとい荒魂なんだ」と周囲に訴えると、最初は信じてもらえないけど、最後に追手が荒魂だと解って信じてもらえる。で、毎回これを繰り返して支持者を増やしていくんです。で、最終回も同じオチで、逃亡しつつ理解者を増やしていこう、とか言って旅立つシーンで〆みたいな。


 とりあえず、なんか構成というか話の進め方というかに問題があるような気がするアニメです。少なくともノレる作品じゃあないよなぁ……
 
 
TVアニメ「 刀使ノ巫女 」エンディングテーマ「 心のメモリア 」
 

感想:アニメ「カードキャプターさくら クリアカード編」第2話「さくらと出口のない部屋」

カードキャプターさくら クリアカード編(1) (KCデラックス なかよし)

カードキャプターさくら公式サイト http://ccsakura-official.com/
放送 NHK BSプレミアム。7:30~8:00。全22話。

【※以下ネタバレ】
 

第2話 さくらと出口のない部屋 (2018年1月14日(日)放送)

 

あらすじ

 さくらは知世・小狼に、さくらカードの透明化や新たな鍵・カードの出現について相談するが、小狼にも特に解ることは無かった。その後、さくらは友人たちとどの部に入部するかの話題で盛り上がるが、小狼は忙しいので当分は部活動はしないと言い、また香港でも忙しかったというものの詳細を説明しないなど、今一つ歯切れが悪い。

 帰宅後、さくらはお泊りした知世と一緒に新コスチュームのサイズ合わせなどをしていたが、突然さくらの部屋が変化し、さくら・知世・ケロは不定形の壁のようなものに包み込まれてしまう。さくらたちは、自分たちが風船のようなものに捕らわれていることに気が付き、知世が持っていた裁縫用の針で壁をつつくと壁は一気に破裂してしまう。そこをさくらが魔法で捕獲したところ、壁の残骸は未知のカード「包囲/SIEGE」へと変化した。

 その後、さくらはまた謎のフードキャラの夢を見るのだった。

感想

 怪異が起こるのが番組最終盤で、あとはケーキ作りとかそういう話ばかりしていたので、やや間延び間が有り。でも別に悪くはありません。毎回このレベルならOKでしょう。

 オープニング曲「CLEAR」は、歌だけでなく作詞も坂本真綾だと気が付いて驚いたのですか、エンディング曲を「Jewelry」を見てもっと驚いた。作詞も作曲も歌も全て早見沙織じゃないですか。はやみんってば多才なのね。
 
 
カードキャプターさくら クリアカード編(2) (KCデラックス なかよし)

 

感想:アニメ(新番組)「BEATLESS(ビートレス)」第1話「Contract」

Error(期間生産限定盤)(DVD付)

TVアニメ「BEATLESS ビートレス」公式サイト h
放送 BS-TBS

【※以下ネタバレ】
 

社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。
17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。
一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだったーー。
5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。
未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?
便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、
アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。

 

第1話 『EP01 Contract』

 

あらすじ

 未来。hIEという人型ロボットが社会に溶け込んでいる時代。ある夜、5体の女性型hIEが軍隊を蹴散らして逃走した。

 遠藤アラトは夜中に街で自動車の暴走事故に巻き込まれるが、そこにレイシアと名乗るhIEが現れ、アラトは事態の収拾のため彼女と契約する。レイシアはとてつもない能力を発揮してあっという間に事態を処理した。アラトは妹と二人暮らしのため、レイシアと共に暮らすことになった。


脚本:髙橋龍也 コンテ:水島精二、宮澤努、前田恭佑 演出:久慈悟郎


感想

 評価は○。予想していた内容とは全然違ったけど、まあまあ面白かったので良しとします。


 いやぁ、このアニメの番宣記事を読んでいたら、どれもこれも「原作小説が凄い!」みたいに猛烈に押しまくっていたので、てっきり押井守の「イノセンス」みたいな、こう、小難しい? 機械と人間の関係を考えさせられる的な? ハートSF系アニメだと思っていたんですよ、てっきり、てっきり。


 そしたらですよ、いざ見てみたら

・主人公は高校生男子。
・両親は仕事が忙しくて不在なので妹と二人きりで暮らしている
・深夜謎の敵に襲われてピンチ
・そこに美少女戦士が現れて助けてくれた
・最終的にその美少女戦士と同居することになりました

 って……、ちょっと前になんぼでもラノベ原作アニメで見たストーリーだったのですけど!?(笑)


 いやー、ホント驚いた。少なくとも攻殻機動隊レベルのハードさだと思っていたら、ボーイミーツガール型美少女バトルアニメだったなんて(笑) そして、今後残りの四人の美少女ロボット戦士たちが襲ってくるので、主人公と美少女戦士がコンビで戦うんでしょ?


 でもこういう「美少女+バトル」はオタクのハートを直撃する王道テーマなので、上手くやってもらえれば文句は無いです(笑)
 
 

BEATLESS


制作会社
ディアメディア


スタッフ情報
【原作】長谷敏司BEATLESS」(KADOKAWA刊)
【原作イラスト】redjuice
【監督】水島精二
【シリーズ構成】高橋龍也雑破業
【キャラクターデザイン】やぐちひろこ
美術監督】峯田佳実
色彩設計】林由稀
【撮影監督】伊藤康行
【編集】小島俊彦
【音響監督】菊田浩巳
【音響制作】楽音舎
【音楽】Narasaki(sadesper record) / kz(livetune
【音楽制作】株式会社インクストゥエンター


音楽
【OP】GARNiDELiA「Error」
【ED】ClariS「PRIMALove」


キャスト
遠藤アラト:吉永拓斗
レイシア:東山奈央
紅霞:冨岡美沙子
スノウドロップ:五十嵐裕美
サトゥルヌス:下地紫野
メトーデ:雨宮天
海内遼:石川界人
村主ケンゴ:山下大輝
遠藤ユカ:小野早稀
海内紫織:佐武宇綺
村主オーリガ:若井友希
エリカ・バロウズ:陶山恵実里

 
BEATLESS “Arm for the Outsourcers”
 
 

感想:アニメ(新番組)「だがしかし2」第1話「ビッグカツとペペロンチーノと…」

だがしかし コンパクト・コレクション Blu-ray

TVアニメ『だがしかし2』公式ホームページ|TBSテレビ http://www.tbs.co.jp/anime/dagashi/
放送 BS-TBS。15分枠ショートアニメ。

【※以下ネタバレ】
 

家業の駄菓子屋を継ぎたくない鹿田ココノツと駄菓子マニアの不思議な美少女・ほたる。
ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせるため、たびたび店を訪れるようになる。
ほたると一緒に過ごすココノツは順調に駄菓子店長への道を進んで……いるかはわからないが、 友人の遠藤豆・遠藤サヤとともに楽しい夏休みはまだまだ続く!?
実在の駄菓子盛りだくさんでお贈りする、美味し懐かし駄菓子コメディー!
再び、お腹いっぱい召し上がれ!!!

 

第1話 ビッグカツとペペロンチーノと…

 

あらすじ

 冬。シカダ駄菓子は荒れ果ててボロボロになっていた。ココノツはサヤにそれを指摘され、唐突に三か月前に思いをはせる。

 夏。ココノツは店の中で昼食の事を考えていて、つい「とんかつ」とつぶやいた途端、それを察したほたるが店に乗りこんできて、駄菓子「ビッグカツ」についてうんちくを語り始める。ココノツはビッグカツが実のところイカが原材料だと指摘すると、ほたるはココノツをほめたたえつつ店を去っていった。

 やはり夏。サヤは喫茶エンドウの中でつい「パスタが食べたい」といった途端、それを感知した蛍が乗りこんできて駄菓子「ペペロンチーノ」を取り出しサヤにふるまう。サヤは実のところこれがパスタではなく塩焼きそばの味だと指摘すると、ほたるはこの駄菓子は味付けに使う粉によって「パスタ風」「ラーメン風」の二通りが楽しめるうえ、パスタ風を作った後も、ラーメンスープの粉で〆のスープを作れると得意げに語るのだった。


脚本:森田真由美 絵コンテ:桑原智 演出:吉村文宏 作画監督:中村路之将

感想

 評価は○。

 2016年冬クールに放送された「だがしかし」の続編で、制作会社が変更になっていますが、キャストはそのままですし、絵も変わったような気はしないので、全然違和感なし。

 それより、前期は30分アニメだったのが、今期は15分枠になってしまい、格落ち感が半端無かったのですが……、いざ見てみると、これがまさかの良い方向に!

 前期アニメははABパートでそれぞれ一話、つまり15分かけて週刊一本分のネタを放送する形だったので、引き伸ばしというかある程度アニメ独自の展開にせざるをえなかったのですが、今期は15分で週刊二本分のネタを詰め込むようにしたため、ある意味週刊漫画のテンポそのまま! これはこれで良いんじゃない?

 相変わらずほたるさんの胸は良い感じに強調されている、というかミサイルみたいなおっぱいだし、竹達彩奈の演技は良いノリだし、15分枠になったのに全く失望感が無いぞ。こりゃ今期も楽しめそうだぜ!
( ´∀`)bグッ!
 
 

だがしかし2


制作会社
手塚プロダクション


スタッフ情報
【原作】コトヤマ「だがしかし」(「週刊少年サンデー小学館刊)
【監督】桑原智
【構成】森田真由美
【脚本】横手美智子
【キャラクターデザイン】三浦菜奈
総作画監督小林明美
【美術設定】西田稔、岩城万理子
美術監督柴田正人
色彩設計】油谷ゆみ
【撮影監督】児玉純也
【編集】渡部珠未
【音響監督】本山哲
【音響制作】ポニーキャニオンエンタープライズ
【音楽】大隅知宇信澤宣明
【音楽制作】ポニーキャニオン
【設定協力】feel.


音楽
【OP】竹達彩奈「OH MY シュガーフィーリング!!」
【ED】はちみつロケット「おかしなわたしとはちみつのきみ」


キャスト
枝垂ほたる:竹達彩奈
鹿田ココノツ:阿部敦
遠藤サヤ:沼倉愛美
遠藤豆:鈴木達央
鹿田ヨウ:藤原啓治
尾張ハジメ:赤﨑千夏
紅豊:杉田智和

 
だがしかし(7) (少年サンデーコミックス)