【映画】感想:映画「大脱走」(1963年:アメリカ)

大脱走(2枚組) [DVD]

BS-TBS 映画 http://www.bs-tbs.co.jp/movie/
放送 BS-TBS 2017年9月12日(火)

【※以下ネタバレ】
 

第二次大戦中、ドイツの第3捕虜収容所に収容された連合軍将校たちが大脱走を敢行した史実を基にした脱走劇。スティーブ・マックィーンジェームズ・ガーナーなど、数々の名優たちによる演技合戦が見もの!


第二次世界大戦下、ドイツのルフト第3空軍捕虜収容所。脱出不可能と言われたこの捕虜収容所から、脱出を試みる連合軍の将兵ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)、ヘンドレー(ジェームズ・ガーナー)、シリル(リチャード・アッテンボロー)らがいた。彼らの計画した脱出計画を基に、前代未聞の、総勢250名にも及ぶ集団脱走が実行されたが・・・。

 

あらすじ

 第二次世界大戦中。ドイツ国内。ドイツ空軍が管理する新設の捕虜収容所に、数百人の連合軍側の捕虜が送り込まれる。彼らは空軍の兵士たちで、過去何度も収容所からの脱走を繰り返してきた脱走の常習者ばかりだった。ドイツ軍は彼らの行動に手を焼き、絶対脱出不能な収容所を作ったうえで、彼らをまとめて収監することにしたのだった。

 捕虜たちは収容所に到着した瞬間から、すぐさまめいめい脱走に取り掛かるが、ドイツ軍の厳しい監視体制を思い知らされただけだった。しかし、過去何度も脱走計画を指揮してきた「ビッグX」ことロジャー・バートレットは、顔見知りのメンバーを招集し、脱走計画を練り始める。ロジャーは、捕虜は戦闘に参加できずとも、脱走して敵の後方をかく乱し、前線に派遣されるはずの敵兵士を自分たちの捜索に回させることで味方を助けるべし、との考えを持っていた。そして一度に250人を脱走させるという目標を立てる。

 兵士たちは、秘密裏に脱走用の三本のトンネルを掘るが、一本目が完成間近というところでドイツ側に見つかってしまう。しかしロジャーは落胆することなく、二本目のトンネルを24時間体制で掘り進めるように指示する。また同時に捕虜たちは、偽の身分証明書、逃走用の衣服、周辺の地図、等も次々と用意していった。

 そして二本目のトンネルが完成し、ついに脱走が決行されるが、トンネルが想定よりも6メートルも短く、林の中に出入り口が開くはずが、収容所の目の前の空き地に出入り口が出来ていた。兵士たちはそれでも次々と脱走し、監視のドイツ兵に発見されるまでに76人が脱走に成功していた。

 脱走した兵士たちは、様々な手段で逃走するが、やがて次々と捕らえられていった。そのうちの大半、50人はゲシュタポによって射殺され、収容所に送り返されたのは10人ほどに過ぎなかった。最後、マックィーン演じるヒルツが独房の中でキャッチボールに興じるシーンで〆。


感想

 評価は◎。

 まさしく伝説的な映画。私の人生で一番多く視聴している映画がこれです。

 この映画は、1970年代から80年代にかけてはフジテレビ系の「ゴールデン洋画劇場枠」で数年おきに「前後編」という特別扱いで放送されていて、その度に必ず見ていました。なのに放送されると、また見てしまいます。もう始まりから終わりまですべて覚えているのにそれでもなお面白いという奇跡の映画ですね。

 このBS-TBS枠の放送は、吹き替えがフジテレビバージョンを使用しているため、声優が、宮部昭夫、家弓家正大木民夫大塚周夫小林清志富田耕生川久保潔、という昭和時代の名声優たちが大集合しており、声を聴いているだけでもしびれました。


 今回は三時間枠での放送だったのですが、それでも一部カットされており、冒頭の有名な「大脱走マーチ」が流れるシーンが無く、いきなり捕虜が収容所に入所するシーンから始まります。ここを削るか?と憤りましたが、仕方ないのか……


 この映画は、トンネル掘リシーン、調達屋ヘンドレーがドイツの兵士に巧みに近寄って仲よくなるシーン、掘り出した土を上手く処理したりトンネル用の木材をそのあたりから抜いてくるシーン、脱走当夜の緊張の場面、各人の脱走の様子、ヒルツ大尉(マックイーン)のバイクでの逃走シーン、ラストのヒルツが独房の中でキャッチボールを始めるシーン、など、どのシーンも面白い。決して派手なアクションに満ち溢れているわけでは無いのに、流れるように進む展開に一瞬も目が離せず、三時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。


 これこそ名作です。音楽も最高。私は大抵の映画は一度見れば十分だと思っていますが、この映画だけは別だと思っています。歳をとってから見てもやっぱり面白さに変わりはなかったです。文句なしです。
 
 

http://www.bs-tbs.co.jp/genre/detail/?mid=TheGreatEscape
大脱走【吹替】


キャスト
ヒルツ:スティーヴ・マックィーン
ヘンドレー:ジェームズ・ガーナー
バートレット:リチャード・アッテンボロー


スタッフ
1963年/アメリカ
監督:ジョン・スタージェス

 

2017年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のリンクからどうぞ

2017年視聴映画あらすじ・感想一覧

 
大脱走 [DVD]
大脱走 (アルティメット・エディション) [DVD]
大脱走 [DVD]
【3枚組リマスター完全盤】大脱走 (The Great Escape)
 
 

感想:アニメ「ナイツ&マジック」第12話「Knight & Dragon」

TVアニメ『ナイツ&マジック』OP主題歌「Hello!My World!!」(アニメ盤)

ナイツ&マジック│TVアニメ公式サイト http://knights-magic.com/
放送 BS11。全13話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話 『第12章 Knight & Dragon』

 

あらすじ

 ジャロウデク王国軍の飛竜戦艦ヴィーヴィルは、強大な火力に加え、防御装備も機動力も中々のもので、エルはイカルガをもってしても大苦戦する。しかしヴィーヴィルはエーテルリアクターの消耗が激しいという欠点があり、自ら撤退していった。

 旧クシュベルカ側は、今後の戦略について苦慮するが、エレオノーラは自ら軍に同行すると申し出、軍は総力をもって首都奪還に向かうことになった。そしてジャロウデク軍との決戦が迫るが、エルは自軍にレビテートシップを用意していた。


脚本:木村 暢/絵コンテ:小島正士、河本昇悟/演出:中山敦史作画監督:酒井秀基、櫻井拓郎、清水勝祐、中島美子、八木澤修平、山本真理子


感想

 エルの戦う動機が「こんな飛行戦艦を放置しておいたら、今後大艦巨砲主義時代になってしまい、ロボットが戦争の主役じゃなくなってしまうじゃないですか」という利己的極まりない物なのにクッソ笑った(笑)
 
 
ナイツ&マジック 1
ナイツ&マジック 2
 
 

【デジタルゲーム】シュタゲのリメイク「シュタインズ・ゲート エリート」は「第四のユニット」シリーズの再来か?

STEINS;GATE Vol.1【通常版】 [DVD]

 2009年に発売されたAVGSTEINS;GATE シュタインズ・ゲート」は、発売直後からシナリオが絶賛され、伝説の名作として語り継がれる一作でした。そして、その後に作られたテレビアニメも出来が良く、「シュタゲ」ブランドは、今ではアニオタ・ゲームオタの間での知名度は抜群なコンテンツとなっております。

 まあ、ヒット作だけあって、その後続編的な物がバカスカ作り続けられてきたのですが、ここにまた新作が一作追加されることになりました。その名も「シュタインズ・ゲート エリート」。


MAGES驚異のフルアニメ

Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (通常版)

志倉千代丸氏インタビュー 『シュタインズ・ゲート エリート』は“ゲーム以上でいて、アニメ以上” - ファミ通.com
https://www.famitsu.com/news/201709/21142252.html

アドベンチャーゲームシュタインズ・ゲート』。同作を、全編アニメーション素材によって構成した『シュタインズ・ゲート エリート』が2018年春にプレイステーション VitaNintendo Switchニンテンドースイッチ)、プレイステーション4で発売されることとなった。キャラクターの立ち絵やイベントCGで構成された従来のアドベンチャーゲームのスタイルを一新し、プレイヤーがボタンを押すたびにアニメ画面が動き出すという仕様で生まれ変わった『シュタインズ・ゲート』。

ゲーム業界でもっとも進化していないテキストアドベンチャーというジャンルを進化させる方法はないか、以前からずっと模索していたんです。その過程で、かつて発売された『やるドラ』(※)のようなアニメーションを大々的に取り入れる案が何度か出まして。

オリジナルでイチから作るということだったら無理なんです。でも、『シュタインズ・ゲート』には資産がある。それを使えばできるという、奇跡の裏技ですね。とはいえ、テレビアニメで使われていた7000カット以上の素材を、一旦バラバラに分解したうえで、ゲーム用に改めて演出を組み立て、それをプログラムで実行していく

アニメ素材をフル活用、フルリメイクしてゲームに落とし込んでいくエンジンのことを“フルアニメーションアドベンチャー”というシリーズ名で社内では呼称しています。略して“フルアニADV”ですかね。

 要するにテレビアニメの絵を使ってゲームに取り込んで、立ち絵の代わりにアニメが動きまくるゲームを作る、と、そういう事だそうです。まあ確かに凄そうではありますよ。


それって画期的か?

やるどらポータブル ダブルキャスト

 でもねぇ、テキストAVGを進化させる云々と自信ありげに語っていますけど、でも既にAVGにアニメをふんだんに使って云々というのは、(志倉氏自身が口にしていますけど)「やるドラ」シリーズが20年前に通った道なんですよねぇ……


 ウィキペディアによれば

wikipedia:やるドラ

フルボイス、フルアニメーションで展開されるアドベンチャーゲームである。物語の要所要所で表示される選択肢を選ぶことでストーリーが分岐する。

繰り返しプレイすることで選択肢が増え、新たなエンディングを観ることができるようになる。エンディングは20種類以上あるが、その多くはバッドエンド。また、グッドエンドやノーマルエンドにも複数の種類が存在する。初プレイから2回連続でバッドエンドを出すと、グッドエンドへ導くためのヒントマークが表示される。

エンディング後にセーブしたデータを使って、ゲーム開始からエンディングまでを選択肢が表示されないリプレイとして観ることも可能。

 とあります。つまるところアニメがメインで、要所要所でストーリーに介入して話を分岐させられる、というイメージ。発売前から「このクオリティでアニメが動くのか」と期待は高かったし、第一作目の「ダブルキャスト」は当時評判になりましたよねぇ。今調べてみても、評価は結構高いです。


 ……、あれ、シュタゲエリートって凄そうに語っているけど「やるドラ」と大して変化なくね?



幻の「第四のユニット」シリーズ

 もっと年齢が行ったゲーマーとしては、フルアニメAVGと聞くと、データウェストの「第四のユニット」シリーズの二作品、6作目「MERRYGOROUND メリーゴーランド」(1990)と7作目「WYATT ワイアット」(1992)を思い出しますね。


wikipedia:第4のユニットシリーズ

主人公ブロンウィンを中心に BS(バイオニック・ソルジャー)と呼ばれる遺伝子レベルで調整された生体兵器である強化人間たちが敵味方に分かれて闘いを繰り広げ、その裏側にあるBSを巡る暗部が徐々に明らかになってゆく、というのがシリーズ全体の大まかなストーリーである。ブロンウィンを始めとして、主要キャラクターとして美少女が多く登場することから、美少女ゲームの嚆矢と指摘される場合もある。

 第4のユニットシリーズは、データウエスト(今はゲームから撤退している)が1980年代後半から90年代前半に作っていた美少女バトル系AVGで、結構ハードなストーリーが当時のゲーマーに受けていました。そして「メリーゴーランド」からは同社が開発した動画再生規格DAPSを使って、アニメが動きまくるという、当時としては衝撃的な製品に仕上がっていました。

 もっとも、アニメを動かす事に力を入れすぎたのか、内容はもはや「動画にちょっとゲーム要素が有る」的な作品となり、それまでのシリーズのファンとしては歯ごたえが無さ過ぎて物足りなかったのですけどね。続編「WYATT ワイアット」も似たようなもので、結局シリーズは「ワイアット」で打ち止めとなり、その後データウエストはゲーム事業から撤退して、シリーズは未完のまま終わってしまいました……、おおお、未だにあの時のやるせなさというかが蘇ってくる……

 6作目からは「アインハイト編」という新章に突入し、それまで戦っていた敵組織WWWF壊滅後、「リッターリッヒツヴォルフ」という新たな敵が現れる、という設定的には燃える展開だったのに、のに……、


#未だに「ウェルカム・トウ・ワイアット」という台詞が頭から離れない……


別に目新しいやり方じゃないよね

 まあ、そんなわけで、別にシュタゲエリートに含むところはありませんが、AVGとアニメを組み合わせる手法はそんなに目新しいもんじゃないと思うんですよ。AVGの進化の道は、もっと別のところにあるんじゃないのかな(それがどんなものかは想像もできませんが……)


STEINS;GATE Vol.7【通常版】 [DVD]
STEINS;GATE Vol.8【通常版】 [DVD]

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第92話(シーズン4 第14話)「王家の血 (前編)」

スパイ大作戦 シーズン4<トク選BOX> [DVD]

スパイ大作戦BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
スパイ大作戦 パラマウント http://paramount.nbcuni.co.jp/spy-daisakusen/
放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 
シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン4」あらすじ・感想まとめ

 

第92話 王家の血 (前編) The Falcon Part1 (シーズン4 第14話)

 

あらすじ

王子を監禁し、表向きは半月前に事故死したと報じて、一方では王子の命を盾にそのフィアンセを脅して結婚、王位継承権を手に入れようと目論む将軍がいた。奇術団を率いて宮殿に潜入したパリス(レナード・ニモイ)が花嫁に接触し、結婚式での脱出作戦を伝授する。


王子を監禁、表向きは半月前に事故死したと報じ、一方、王子の命を盾にそのフィアンセと脅し、彼女と無理に結婚、王位継承権を手に入れようと目論む将軍。奇術団を率いて宮殿に潜入したパリス(レナード・ニモイ)が花嫁に接触、結婚式での脱出作戦を伝授する。

【今回の指令】
 某国の王位継承者であるステファン王子(Prince Stephan)は、王位を狙うサバティーニ将軍(General Ramon Sabattini)によって半月前に刑務所に監禁され、表向きは交通事故で死んだことにされてしまった。現在はステファンの従兄弟ニコライ(Nicolai)が王位についているが、将軍はさらにステファン王子の婚約者フランチェスカ(Francesca)との結婚を強引に推し進めようと企んでいる。将軍は結婚によって王位継承権を手に入れた暁には、ステファン・ニコライ・フランチェスカを全員亡き者にして王となり、東側と同盟を結ぼうと目論んでいる。IMFは将軍の野望を阻止し、三人を救い出さなければならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、パリス、バーニー、ウィリー
 ゲスト:トレーシー、セバスチャン


【作戦の舞台】
 某王国


【作戦】
 フェルプスは王宮の宝石を見学するツアーの一員に紛れ込み、宮殿内に細工をして回る。一方、パリスはニコライ王に招かれた高名な奇術師ザストロを演じ、トレーシーたちもその一座として堂々と宮殿に入り込む。

 バーニーはザストロの大道具に隠れて潜入し、床に穴を開けて宝石室に入り込み、王冠を含めたすべての宝石を偽物にすり替える。ウィリーは、サバティーニ将軍とフランチェスカの結婚のために呼ばれた神父の車をバンクさせて足止めする。

 パリスは奇術の開演前にこっそり窓の外からフランチェスカに会いに行き、小道具を渡して作戦を指示する。しかし戻ろうとしたところ、足場が崩れて外壁に宙づりなってしまう。「中編」に続く。


監督: レザ・S・バディイ
脚本: ポール・プレイドン


感想

 評価は○。

 スパイ大作戦初にして唯一となる「前・中・後編」の三部作の前編。だが合計三時間の大作というゴージャス感はなく、スパイ大作戦の続編ものの常である「一時間で済むエピソードを、無駄に引き伸ばして複数回に増やした」感が色濃く漂っており、ダメとは言わないが、特に感心するようなエピソードでもなかった。


 スパイ大作戦は、IMFが序盤に何やら謎めいた数々の工作を行い視聴者は謎に包まれるものの、後半でその工作の意味が次々と判明し視聴者を楽しませる、というのが基本展開である。しかし今回は三部作の前編という事で、「バーニーが宝石をすり替えた」「パリスがフランチェスカに何かをさせようとしている」という工作しか描かれず、その目的が解らないまま終わってしまったため、どうにも盛り上がりに欠けた。次回への引きのシーンも「パリスが家の壁からぶら下がっている」という別にピンチとも思えないシーンで、どうせ次回冒頭にすぐ態勢を立て直して終わりだと思うと、別にハラハラもしない引きであった。

 今回はゲストの助っ人としてセバスチャンなる人物が登場する。どうやらパリスと二人一役を演じるらしく、冒頭でパリスがセバスチャンに変装マスクをかぶせて自分そっくりに変装させるシーンが描かれる。ところがこの後がややこしく、まずパリスの顔をした男が奇術の大道具の箱に潜んで宮殿内に入り込む。その次に、奇術師ザストロという名前でやはりパリスの顔の男が宮殿の門から堂々とやってくる。視聴者としては、このどちらが本物のパリスで、どちらがセバスチャンなのかわからず、さいごまでモヤモヤしっ放しだった。

 最初は宮殿の門からやってきた方が巧みにマジックを行うので、こちらがセバスチャンかと思ったのだが、この男がその後フランチェスカに会いに行き宙づりになるところを見ると、どうもこちらが本物のパリスだったらしい。マスクで変装すると誰が本物だか解らなくなるのだから、台詞でどっちが本物でどっちがセバスチャンかはっきりさせてほしかったところである。

 今回IMFが投入した秘密兵器は「床穴あけ装置」。大きさとしては本格将棋盤ほどもある厚みのある四角い金属の箱の四辺にそれぞれノコギリ(回転ノコギリではなく押し引きするノコギリ)の刃がついており、床に押し付けると分厚い床を切り取ってくれる、という道具である。

 しかし現実的に考えると、だがどうにも無理があるとしか思えない。回転式ではなく押し引きするノコギリで厚さ10センチほどもある床に穴を開けられるのか、という点がどうも不可能に見えし、またバーニーはまず床下に潜る穴を開ける際は、装置を床の上に置いておくだけで良かったが、そのあと床下から上に抜ける穴を開ける際は、機械をひっくり返して腕力で支えて下で苦しそうにしながら機械を支えていた。つっかえ棒で支えるとか何とか、もう少し納得できる描写をしてほしかったところである。

 ニコライ国王は、時計集め&いじりが趣味らしく、部屋には時計が山のようにかかっているが、政治には一切興味の無いなんとも暗愚な王という感じである。錠前作りにばかり没頭していたというルイ16世を彷彿とさせるキャラである。

 今回のIMFの助っ人となる女性エージェントはトレーシー Tracey(リー・メリウェザー)。彼女はこのシーズン4の準レギュラー的キャラで、過去に

・第80話(シーズン4 第2話)「第三次世界大戦」
・第85話(シーズン4 第7話)「潜水艦での出来事」
・第87話(シーズン4 第9話)「ロボット」

の三作に出演している。今回のミッションでは「透視術の大家マダム・ビンスキー」なるキャラクターに扮しているが、今回は全く仕事をしなかったので、彼女が作戦に必須の要員なのか、はたまたいるだけなのか、は今のところよく解らない。

 このエピソードのサブタイトルの原題「The Falcon」とは、パリスが奇術の助手として紹介したハヤブサ「サタン」の事。サブタイトルになるくらいなので、今後色々活躍してくれるのだろうか。

参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスがドライブインシアターにオープンカーで乗り付け、スピーカーをかけてあるポールに張り付けてあった大きめの封筒を取り外し、またスピーカーを車のドアに引っ掛ける。そしてスピーカーのボタンを押してテープを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なお、このテープは自動的に消滅する」といい、スピーカーから煙が吹き上がる。

参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。写真の人物ステファン王子はその国の正当な王位継承者であるが、半月前交通事故で死去したと報ぜられた。しかしそれは表向きで、実はまだステファン王子は生きており、サバティーニ将軍によって刑務所に監禁されている。というのも将軍が王子のフィアンセ・フランチェスカと無理に結婚したいがためである。その結婚によって王位継承権を獲得し、王子もフランチェスカもその従兄弟である現国王ニコライをも亡き者にして王座に就き、東側諸国と同盟を結ぼうというのがサバティーニ将軍の腹である。

 そこで君の使命だが、将軍のこの策謀を封じ、ステファン、フランチェスカ、ニコライの三人を救うことにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。
 

シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

感想:アニメ「アホガール」第12話(最終回)「出会い…そして!アホガール」

全力☆Summer!【アニメ盤】

TVアニメ「アホガール」公式サイト http://ahogirl.jp/
放送 BS11。15分アニメ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) 『12ふさ目 出会い…そして!アホガール』 (2017年9月19日(火)深夜放送)

 

あらすじ

 ある日、さやかがあっくんとよしこが幼馴染だという話を持ち出し、あっくんは10年前のよしことの出会いを回想する。


 10年前。二人が五歳の時にあっくんの家の隣によしこの一家が引っ越してきた。しかし既にその頃からあっくんは勉強好きで、そしてよしこはアホだった。よしこはあっくんの迷惑も顧みず、一方的にグイグイ迫ってきた挙句、強引にキスをしておいて、将来結婚してあげるとか恩着せがましく言い出す。

 あっくんはよしこを倒すため、必死に体を鍛えるものの、幼児離れした身体能力を持つよしこにはまったくかなわない。

 あっくんはよしこに嫌われればもう付きまとわれずに済む、と考え、スケベ男のふりをしてよしこを追いかけまわす。しかしよしこは嫌がっているのかと思いきや、あっくんに迫られて嬉しがっていただけで、最後には自分のパンツを脱いであっくんの頭にかぶせ、あっくんは半失神の目に会ってしまう。


 そして現在。回想が終わり、あっくんはよしこへの憎しみを改めて認識すると、渾身のアッパーをよしこのあごに叩き込んで宙に舞わせるのだった。おしまい。


脚 本:あおしまたかし

感想

 さすが悠木碧は幼児やらせても上手いわ、ということで。


総括

 今期屈指の当たりアニメで、散々笑わせてもらいました(笑)

バナナ大好き!勉強が出来なくても気にしないアホガール・花畑よしこのスクールライフが今日も始まった!衝動の赴くまま行動するよしこのアホっぷりに、幼馴染の阿久津 明(=あっくん)だけでなく、クラスメイトの隅野さやかも巻きこまれて大騒ぎに。

 少年漫画が原作で、作者氏は、以前アニメ化された「マンガ家さんとアシスタントさんと」の人でもあります。もともと週刊少年マガジンで連載していて、その後月刊誌の方に移籍したのですが、「マンガ家さんと~」同様すんごい面白い漫画だと評価していて、アニメも期待していたら、面白さのツボを完ぺきに捉えた逸品に仕上がっていました。


 メインキャラのよしことあっくんの声が、それぞれ悠木碧杉田智和ということで、漫画を読んでいる際の脳内イメージとかなり違ったので「これは大丈夫かな……」とちょっと不安になったのですが……、さすが主役をガンガンこなしてきている売れっ子声優の二人だけに、強引にイメージを刷り込んできて、二話目以降何の違和感も無くなりました。

 また、サブキャラで、よしこの母親よしえ役が日笠陽子、あっくんのストーカーと化す風紀委員長役が上坂すみれ、という配役がこれまた絶妙! 二人のハイテンション気味な怪演がもうサイコーと言うかで(笑)、特に10話で二人が激突するエピソードはもう腹を抱えて笑わせてもらいました(笑)


 もともとショートギャグマンガなので、15分枠に4話を放送するというテンポはぴったりだったし、雰囲気も漫画の感じをよく反映していたし、前述のとおり声優にも恵まれていたし、と、まれにみるようなアニメ化大成功の作品でした。原作はまだまだストックが有るはずだから、もう一期くらい作ってもらっても良いですよ?
 
 

アホガール


どこまでもアホな女子高生・花畑よしこ。
バナナが大好き。
幼なじみのあっくんが大好き。
以上!
アホガール」2017 年夏、
待望のTVアニメーション化、大決定!
見るときっとあなたも元気になる!?



制作会社
ディオメディア


スタッフ情報
【原作】ヒロユキ(「別冊少年マガジン講談社刊)
【総監督】草川啓造
【監督】玉木慎吾
【シリーズ構成】あおしまたかし
【キャラクターデザイン】石川雅一
【美術】大平司
色彩設計】上村修司
【撮影】伊藤康行
【編集】小島俊彦
【音響監督】本山哲
【音楽】吟(BUSTEDROSE)



音楽
【OP】angela全力☆Summer!
【ED】上坂すみれ踊れ!きゅーきょく哲学


キャスト
花畑よしこ:悠木碧
阿久津明:杉田智和
隅野さやか:原田彩楓
風紀委員長:上坂すみれ
花畑よしえ:日笠陽子
犬:浪川大輔
黒崎龍一役:八代拓
阿久津瑠璃役:千本木彩花
押枝あつこ役:佐藤利奈
栄村茜役:M・A・O
柊姫衣役:前田玲奈
椎名黒子役:井口裕香

 
アホガール(1) (週刊少年マガジンコミックス)
 
 

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第100話(シーズン4 第22話)「顔のない暗殺者」

スパイ大作戦 シーズン4<トク選BOX> [DVD]

スパイ大作戦BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
スパイ大作戦 パラマウント http://paramount.nbcuni.co.jp/spy-daisakusen/
放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 
シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン4」あらすじ・感想まとめ

 

第100話 顔のない暗殺者 Orpheus (シーズン4 第22話)

 

あらすじ

敵国に雇われている正体不明の暗殺者。ターゲットすら分からない中、判明しているのは次の暗殺が2日後の4時だということだけ。彼の計画を阻止するため、バーニー(グレッグ・モリス)は敵組織に潜入し情報を操作、フェルプス(ピーター・グレイブス)は麻薬常習のスパイに扮し、唯一接触可能な男への接近を試みる。

※DVD版のタイトルは「暗殺者には面(つら)がない」。


【今回の指令】
 敵側の暗殺要員であるワーナー・ストラボス(Werner Stavros)は、正体が一切不明の謎の人物である。そのストラボスが次の暗殺を二日後の午後四時に実行予定という情報が入ったが、暗殺対象は不明である。敵国側でもストラボスに連絡できるのは保安長官バーグマン大佐(Eric Bergman head of his country's Internal Security)のみである。IMFはストラボスの正体を突き止め、その活動に終止符を打たなければならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、パリス、バーニー、ウィリー
 ゲスト:バレリー、無名の男二人


【作戦の舞台】
 某国


【作戦】
 ストラボスは、敵国の中央委員会の誰かから直接指令を受けており、バーグマン大佐すらストラボスに会ったことは無く、連絡方法を知っているというのみである。

 IMFはまずバーニーが保安本部ビルに潜入し、ストラボスの履歴ファイルを見てギャラの振り込み日をフェルプスたちに送信する。

 続いてバレリーが中央委員会から派遣されてきた高位の人物という設定でバーグマン大佐に面会する。バーニーが資料を上手く細工したおかげで、バーグマンはバレリーの事を信用する。バレリーは資料室に行き何かを調べるふりをする。

 一方、フェルプスは、西側のスパイとしてバーグマンたちに接触し、情報を売りたいと申し出る。そして大物の二重スパイが潜伏しているが名前は知らないと漏らす。

 バレリーはバーグマン大佐に指示して、西側からある男(パリス)を誘拐してこさせる。そしてこの男は実はストラボスが先日暗殺したはずの科学者である、と断言する。バレリーはこの事態は西側に情報が漏れていたせいで、情報を漏らした人物こそバーグマン大佐に違いない、と糾弾する。バーグマンは慌てて否定し、身の潔白を証明するため、フェルプスを締め上げる。

 フェルプスはその二重スパイにギャラを払った日を喋るが、バーグマンたちが調べるとストラボスのギャラの支払日と一致していた。バーグマンはストラボスこそ二重スパイだと信じ込み、取り調べるため面会の約束を取り付ける。フェルプスたちは盗聴でその面会場所を聞いて先回りし、パリスがバーグマンに変装してストラボスに面会し、暗殺は中止になったと嘘を言う。

 ストラボスは爆弾を仕掛けていてもう止められないと言って、暗殺対象の科学者の名前を明かす。それを聞いてフェルプスたちがその暗殺対象に連絡して避難させる。さらにパリスたちのいる部屋に警官が飛び込んできてストラボスを逮捕してしまう。最後IMFメンバーが車で立ち去るシーンで〆。

監督: ジェラルド・メイヤー
脚本: ポール・プレイドン


感想

 評価は○。

 全体に動きの鈍いストーリーで、悪くはないがさほど興奮もしない、平凡なエピソードだった。


 敵側でも殆ど情報が知られていない暗殺のプロを見つけ出すため、敵側の本拠に乗りこみ、暗殺者に連絡を取るようにもっていく、というあらすじ自体はそこそこ面白いが、全体に地味で、IMFメンバーが相手を見事にだまして痛快、ということもなく、秘密兵器が登場するわけでもなく、はなはだ盛り上がりに欠ける話だった。

 バーグマン大佐を演じるのはアルバート・ポールセン。この人はスパイ大作戦の常連で、毎シーズン1回は必ず登場しており、また会ったか、という感じだった。ちなみにバーグマンは猫を飼っており、仕事場に連れてきていてオフィスの椅子に座りながら猫を可愛がっていたりするのだが、その様を見ていると保安長官というより世界征服を企む悪の組織のボスを連想してしまった。仕事場にペットを連れて来るというのは、モラル的にどうなのだろうか。

 まあ、その猫が資料室に隠れているバーニーの側にすりよってきてしまい、バーニーがバーグマンに見つかりそうになるという一幕があるので、そのための小道具として用意されたのだとは解るが、ちょっと無理がある設定だった言えよう。

 今回のIMFの助っ人となる女性エージェントはバレリー Valerie(ジェシカ・ウォルター)。中央委員会から派遣されてきた大物イングストロムに扮し、パリスが暗殺されたはずの科学者だと信じ込ませたり、バーグマンを二重スパイだと糾弾したり、と大活躍する。

 敵の内部に飛び込み演技力で計画を進めていくあたり、本来ならパリスが担当しそうなポジションを受け持っていて、作戦を見事に成功させる立役者となった。シーズン4では女性エージェントは一回限りのゲストキャラであることが殆どで活躍の機会も少ないが、バレリーはシーズン1~3で活躍したシナモンを思い出させる存在感だった。彼女がこのエピソードだけの参加に終わったのは惜しい限りである。

 このエピソードのサブタイトルの原題「Orpheus」とは、フェルプスが漏らした二重スパイの暗号名のこと。

参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが港に車で乗り付けて、停泊している船に乗りこみ、外壁にかけてある浮輪の後ろを探って袋を取り出す。そして部屋に入り、袋から写真とオープンリール式テープレコーダーを取り出す。フェルプスはテープを再生して指令を聞きつつ、写真を確認する。指令は最後に「なお、このテープは自動的に消滅する」といい、テープから煙が吹き上がる。

参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。敵側の暗殺要員ワーナー・ストラボスを突き止める方法は今のところ全くない。彼の写真は一枚もなく、唯一の連絡先が、その国の保安長官バーグマン大佐であり、次の暗殺が二日後の4時を期して行われるという以外は一切が不明である。

 そこで君の使命だが、ストラボスを突き止め、その暗殺者としての活動に終止符を打つことにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。
 
 

シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

【TRPG】故佐藤大輔氏がデザインしたTRPG「東京モンスターバスターズ」が懐かしい

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 104-1)

 今年の三月に亡くなられた作家の佐藤大輔氏。氏が小説家になる前は、ウォーゲーム(※)のデザイナーだったというのは多分有名な話なんだと思いますが(小説を読んだことが無いのでその辺りが有名なのか、知られざる過去なのかよく解らない)、この人が「ロールプレイングゲーム」のデザインをしたというのはわりと知られていない部類の話じゃないかなぁ、とふと思い出しました。

※ウォーゲーム
 「ギレンの野望」みたいな戦争ゲームを、ボードゲームでやると思っていただければ間違いないです。凄く手間暇がかかりそうですって? 正解です。


 佐藤氏の事だから、テーブルトークRPGといっても、並みのテーマではなく「現実とは異なる架空の太平洋戦争中の兵士になるゲーム」でもデザインしそうな雰囲気ですが……、意外にも題材は、割とオタッキーな感じのSFアクションものでした。タイトルは「東京モンスターバスターズ」。
 
 

東京モンスターバスターズ

 「東京~」は1990年に翔企画から発売されたSF-TRPGです。前年の1989年に有名な「ソード・ワールドRPG」が発売され、TRPGブームが加速し始めていた時期の作品です。ウォーゲームメーカーだった飛翔画も一発あててやれ、という事だったのでしょうか。しかし佐藤大輔氏にデザインを依頼した理由が全く分からないけど。

http://www.suruga-ya.jp/product/detail/607055375001
「東京モンスター・バスターズ」は、近未来、現界と異界・現実と非現実が交錯し、奇怪なモンスターが蠢く魔都となった東京での冒険とサバイバルを体験することを目的としたSFロールプレイングゲームです。初心者でもすぐにマスターが出来るように付けられている内容物は、これまでのRPGでは考えられなかったものばかり。これらを用いれば、誰でも「東京モンスター・バスターズ」のメンバーたち=プレイヤーを冒険へ導くことができます。

テーブルトークRPG(TRPG)とは、ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)です。

 
 
 ゲームのパッケージや内容物はこちらのサイトが参考になります。

東京モンスターバスターズ: 積みゲーバカ一代
http://halbarad.seesaa.net/article/412153862.html

 ゲームの内容は、おぼろげな記憶によれば、舞台はもちろん東京で、時期は(発売年から見て近未来の)1993年。東京に何か時空震的な物が発生して、「未来に建設するはずの建物が現れた」とかめちゃくちゃな状態になり、さらに明らかに異界の生物が続々と出現してきた、という状態。

 キャラクターはTMB(東京モンスターバスターズ)という組織に雇われた傭兵的な物になって、銃を振り回してモンスターをブッ倒していきます。モンスターの体には、この世界には無い貴重な物質が含まれているので、回収すれば金になる、という設定。

 世界観はなんか面白そうですよね。少なくとも漫画か何かのネタにできそうです。もっともこのゲーム、全然話題になりませんでした。当時は翔企画が小さな会社だから販売力が弱かった、という程度に捉えていたのですが、どうもそうではなかった模様……、ずばりダメゲーだったぽい……




ゲームの評価

zigsow.jp

・システムと世界観の詰め、及び、その説明が甘い。

 小説を買ったら、本文が殆どなくて、「導入部書いたんで、後は想像力にお任せします。え? 設定? それも想像力にお任せしますよ」と言われているようなものだと思います。

 これで、ルールブックなどで、世界設定が詳しく説明されていたなら、異界突入後の展開などをオリジナルで考える事も出来たけれど。

 TRPG初心者に向けて、とマニュアルやそこに収録のリプレイには書いてありますが、到底、初心者では広げようがないと思いました。

 ボードにコマを載せて、戦闘して終わり、な中途半端なボードゲームな感じでしょうか。


 ネットを見てみると、このページの内容が一番詳細かつ辛辣ですが、他でもちょこちょこ見てみる限り、システムがいまいちだったという事で間違いないようです。翔企画は追加セット「魔界空母ミッドウェイ」なる作品を予告していたのですが、発売されずに終わり、佐藤氏はその後まもなく小説家デビューしてしまいました……

 あの佐藤氏がこんな仕事もしていたという事で、なんとも言えぬ気持ちになります。まあゾンビマンガの「学園黙示録」の原作もしていたくらいだし、こういうのもこなせる人だったという事ではありましょう。
 
 
レッドサン ブラッククロス〈1〉合衆国侵攻作戦 (徳間文庫)
 
 

【コミック】感想:WEBコミック「キン肉マン」第218話「無葉の紅茶!!の巻」

キン肉マン 60 (ジャンプコミックス)

週刊プレイボーイ http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

【※以下ネタバレ】
 

第218話 無葉の紅茶!!の巻 (2017年9月18日(月)更新)

 

あらすじ

サグラダ・ファミリア特設リングで始まった、オメガマン・アリステラを除いた「オメガ・ケンタウリの六鎗客(ろくそうかく)」5人との同時決戦! Cリングでは、自分の弱点を徹底的に鍛えぬいたティーパックマンが、頭の紅茶を滾(たぎ)らせヘイルマンを攻め立てる! ところが、ここにきてティーパックマン超人強度の低さが仇(あだ)となり、必殺の「死のティータイム」を力だけで返されてしまう。その上、頼みの武器・ティーバッグウィップまで破壊されてしまい……!?

 「ティーパックマン対ヘイルマン」戦。

 ティーパックマンは破壊された「ティーバッグウィップ」をふるうものの、中身の紅茶の葉が飛び散ってしまい、武器にならなくなってしまう。そしてヘイルマンに全身を凍らされた挙句、首をはねられてしまった。


攻防

ティーパックマン:ティーバッグウィップを解凍してふるうが効果なし

ヘイルマン:ティーパックマンの手首を捕まえて、「ブリザードハンド」で凍らせる→右腕を氷の刃「ブリザードソード」に変えて、ティーパックマンの首を切断

感想

 ティーパックマン。武器を失ってからもうひと踏ん張りすると思ったのですが、やはりティーパックはティーパックでしかなかった……、そして次にスポットライトが当たるのが、「夢の超人タッグ編」ではぐれ悪魔コンビに瞬殺されたカナディアンマンか……
 
 

[参考]対戦カード/結果

・特設Cリング ○ヘイルマン(ブリザードソード)ティーパックマン×
・カレクック VS マリキータマン
・ベンキマン VS ギアマスター
カナディアンマン VS パイレートマン
・ウルフマン VS ルナイト

 

※本章(209話~)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のページからどうぞ

perry-r.hatenablog.com