【※以下ネタバレ】
僕らのサンダーバード
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-11-23&ch=21&eid=10124&f=3669
[総合] 2015年11月23日(月) 午後10:55〜午後11:20(25分)アニメ「サンダーバード ARE GO」の魅力を我こそは“真のサンダーバード・ファン”と自任する各界の著名人が、自身の熱い思いも交えながら語り合うスペシャル番組!
50年ぶりにCGアニメーションとしてよみがえった「サンダーバード」の魅力を、我こそは“真のサンダーバード・ファン”を自任する各界の著名人が登場して熱く語り合う。オリジナル版と現在放送中の新シリーズを比較しながらマニアックなトークを展開。さらにミニチュアとCGを組み合わせてつくる新作の制作舞台裏やスペシャルゲストからのメッセージなど多角的に「サンダーバード」の魅力に迫る。
【出演】アニメーション監督、メカデザイナー…河森正治,山田五郎,細川茂樹,足立梨花,宇宙飛行士…毛利衛,京都大学 工学研究科 教授…松野文俊,クリス松村,【語り】泉龍太
河森正治、山田五郎、細川茂樹、足立梨花の四人が集まって、「サンダーバード ARE GO」とオリジナルを比較して、オリジナルはこうだった、「ARE GO」ではこうなった、とトークし、その合間に「オリジナルはこういう番組だった」「ARE GOでの違い」などを映像で説明する、という内容。
CGキャラクターが人形っぽいのは、わざとそうしていて、リアル人間キャラで演じたら色々突っ込まれてしまうようなストーリーでも、人形キャラなら許せてしまう、というところを狙っているらしいです。
面白かったのが「ARE GO」にスタッフとして関わっている河森氏の話。制作しているニュージーランドの会社に行ったら、まず世界中のサンダーバードグッズが収集している部屋に通されて、手を合わせて拝め、と言われたとか(笑)。
またこの番組は「背景がミニチュア」「人間とメカがCG」の組み合わせで撮影されているのですが、スタッフはオリジナル版の背景を徹底分析して、そこに使われている色々な道具を割り出し、それを取り寄せて「ARE GO」の背景ミニチュアを作っているのだそうです。なんと凄いこだわり。
さらに、オリジナル版ファンなら必ず突っ込む「背景がミニチュアならメカもミニチュアにしろよ」という点、実は製作スタッフもそうしたいのはやまやまなのだけど、時間の問題で泣く泣くCGにしたのだそうです。へーへーへー。
トークで「昔は毎年再放送されていて、あらすじもオチも解っているのに必ずみてしまう」とか「50年経ってもメカデザインがそのまま通用するのが凄い」とか言っていましたが、全くその通り、と頷いてしまいましたよ。
とまあ、オリジナルを知っているオールド世代にはなかなか嬉しい番組でした。