感想:NHK番組「最速で駆け抜けた夏 ~ABUロボコン2016 タイ・バンコク~」

[総合] 2016年9月22日(木) 午前10:05~午前11:00(55分)

この夏、タイ・バンコクで開催されたABUロボコン世界大会に密着。日本代表の東京大学が悲願の優勝を遂げることはできるのか。白熱したロボットバトルの舞台裏に迫る。


ABUロボコン2016、今年はタイ・バンコクで開催された。16の国と地域から参加した若きエンジニアが挑むのは、エコロボットとハイブリットロボット2台によるタイムレース。ハイブリは、風力や磁力などを使い、直接触らずにエコロボを動かし、先にゴールした方が勝利となる。日本代表は東京大学。相次ぐトラブルを高度な技術とチームワークで解決しながら悲願の優勝を目指した。白熱したバトルと日本代表の挑戦に密着する。


【出演】明和電機,【リポーター】池澤あやか,【語り】服部伴蔵門

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-09-22&ch=21&eid=20295&f=492

NHK ロボコン http://www.nhk.or.jp/robocon/
ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK 総合。2016年9月22日(木)

【※以下ネタバレ】


大会開催日程/会場

開催日 2016年8月21日(日)
場所  タイ・バンコク


競技課題

http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2016/index.html
2016年のテーマは「エネルギー」
限られた条件の中でいかにロボットを動かすか、皆さんのアイデアと技術に期待しています。
作るのはエコロボットとハイブリッドロボットの2台です。
このエコロボットは自走するためのアクチュエータを搭載してはいけません。
エコロボットを動かすのはハイブリットロボット。
ハイブリットロボットは風力、磁力などを使って、直接触らずにエコロボットを動かします。


試合は赤対青に分かれての対戦形式。時間は最長3分間。
エコロボットはプロペラを載せて3つの障害物ゾーンを越えていきます。
エコロボットが3つの障害物ゾーンをクリアしたあと、ハイブリッドロボットはプロペラを受け取り、
ポールを登って頂上にプロペラを取り付けます。
プロペラを取り付けた方が勝者 Chai-Yo(チャイヨー)です。
国内大会優勝チームはタイ・バンコクで開催されるABUロボコン2016へ日本代表として出場します。

 ロボットのレース。一チームにロボットは2台あり、コースを走るのが「エコロボット」。エコロボットは自力で動くための動力源は搭載不可で、コースを外れないようにするセンサーなどのみ搭載できる。そのエコロボットを走らせるためのロボットが「ハイブリッドロボット」。ハイブリッドロボがコースの側を動いて、エコロボットを外部からの力で動かす。物理的に接触してはダメで、後方から風を送って進ませるとか磁石で反発させるとかで進ませる。ハイブリッドロボは人間操縦タイプでも完全自動タイプでもどちらでも良い。

 エコロボットは「風車」を積んでコースを走る必要があり、コースを完走すると、ハイブリッドロボがその風車を受け取り、コースの最後に設置されているポールによじ登って天辺に置いてある発泡スチロールに風車を突き刺し、上手く刺さればゴール=「チャイヨー」となる。

 ちなみに「Chai-Yo(チャイヨー)」とはタイ語で「万歳」「乾杯」などの意味で、おめでたいときに使う言葉。


競技の展開

●予選リーグ

 参加チームは三チームずつに別れてリーグ戦を行い、一チーム勝ち抜け。日本チーム(東京大学)は2チームのみのグループに振り分けられ、「タイ第二」チームと二回連続で戦う組み合わせとなる。コースは右側・青コースと左側・赤コースがあり、まず初戦は青コースで走って15秒でクリアして快勝したが、続く赤コースで走ると、コースアウトを繰り返してまともにゴールまで行きつけない有様。タイ第二チームも完成度が低くてコースアウトの連続で、互いにリトライを繰り返した挙句、どちらもゴールできないままグダグダで終了。結局日本は一戦目で勝っていたため、かろうじて決勝トーナメントに進出できた。


●決勝トーナメント:初戦

 日本は37秒でモンゴルに勝利。一方優勝の最有力候補中国は、会場が想定と色々違うのかトラブルの連発でグダグダのままかろうじて勝ち上がり。


●決勝トーナメント:準決勝

 日本は中国と対戦。どっちもトラブル無く突っ走り、日本は14秒だったが、中国はそれを上回る13秒でゴールし、日本ここで敗退。


●決勝トーナメント:決勝

 中国対マレーシア。中国が圧倒的速度でコースを走りきるが、(本日多発している)風車の取り付け失敗トラブルがまたも起きてしまい、リトライの為にモタモタしているうちに、あとからやって来たマレーシアチームが風車を取り付けてしまい、マレーシア優勝。


感想

 ロボコン世界大会の花は「突然のマシントラブル」と「会場が国内大会と微妙に違うので、今までのやり方では上手く行かない」の二点ですが、今回ほどこれで盛り上がった大会もなかったのではないでしょうか。これでもう笑わせてもらったのが中国で、国内大会では13秒という驚異の記録をたたき出していたのですが、今大会では上手く風車が取り付けられない、とかのトラブルの嵐で、もう見ているほうが辛くなる様な勝ち方(相手の方がもっと弱かったのでなんとか勝ち上がった)。

 準決勝の日本戦では突然やる気を出して13秒で勝利し、ようやく調子を取り戻したのかとおもいきや。決勝戦ではまたトラブルに見舞われて、あとからノロノロやって来たマレーシアに抜かれて負け、と、決勝のオチは何度見ても腹を抱えて笑えました。いやー、月並みなフレーズですが、ロボコンには魔物が住む、みたいな? 昔みたいに、金と技術の中国がぶっちぎりで他チームを突き放して優勝、みたいな白けた展開にならなかったので、今年は面白かったですぅ。


結果

準決勝 ○中国 VS 日本×
準決勝 ○マレーシア VS インドネシア×
決勝  ○マレーシア VS 中国×


おまけ:国内大会の様子

perry-r.hatenablog.com

感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第11話「誇り高き命」

RAIMEI(期間生産限定盤)(DVD付)

www.thunderboltfantasy.com

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 http://www.thunderboltfantasy.com/
放送 BS11。全13話。

【※以下ネタバレ】


※他のエピソードの感想はこちら→人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」あらすじ・感想まとめ


第11話 誇り高き命 (2016年9月16日(金)放送)

 

あらすじ

 殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)は、凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)に変装して、蔑天骸(ベツテンガイ)(関智一)たちを天刑劍[てんぎょうけん]のつばまで案内する事になった。ところが変装はたちまち見抜かれ、殤不患は玄鬼宗の攻撃を逃れて命からがら逃げ出す羽目に。

 一方、七罪塔[しちざいとう]の凜雪鴉は、金庫をこじあけるものの、天刑劍の柄は蔑天骸が持ち出した後だった。また蔑天骸が別の客二人をもてなした形跡があったことから、蔑天骸は自分以外の誰かから天刑劍のつばを手に入れる目処が付いたのだと推測する。

 丹翡(タンヒ)(中原麻衣)と捲殘雲(ケンサンウン)(鈴村健一)は、凜雪鴉が隠した天刑劍のつばを求めて無垠寺[むぎんじ]へとやって来る。しかしつばを見つけた瞬間、後をつけて来た狩雲霄(シュウンショウ)(小山力也)と刑亥(ケイガイ)(大原さやか)の攻撃を受ける。狩雲霄たちは蔑天骸に天刑劍のつばを引き渡す代わりに大金を受け取るという取引をしており、丹翡を尾行していたのだった。丹翡と捲殘雲は迎え撃つも、つばは奪われ、さらに捲殘雲が大怪我をしたため、丹翡は捲殘雲を連れてその場を撤退した。


感想

 今までは主要キャラクターがまとまって行動していたためシンプルな展開でしたが、ここに来て複数の場所でキャラクターたちが入り乱れる複雑な展開になってきました。しかし無駄に複雑という訳でもなく、歯ごたえがありつつも納得出来る展開で相変わらず面白い。

 凜雪鴉(リンセツア)は、自分の目的に他人を巻き込んで犠牲にしておいて何の問題も感じていない悪党なのですが、にもかかわらずどこかしら魅力的なキャラでありますな。


※他のエピソードの感想はこちら→人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」あらすじ・感想まとめ


Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 オリジナルサウンドトラック

感想:特撮「仮面ライダーゴースト」第49話「無限!人の力!」

仮面ライダーゴースト VOL.1 [DVD]

www.tv-asahi.co.jp

テレビ朝日サイト http://www.tv-asahi.co.jp/ghost/
東映サイト http://www.toei.co.jp/tv/g
放送 テレビ朝日系(毎週日曜 8:00~8:30)。

【※以下ネタバレ】

第49話 無限!人の力! (2016年9月18日(日)放送)

 

あらすじ

 ガンマイザーはグレートアイを取り込んだ「グレートアイザー」になり人間世界に出現した。グレートアイザーは巨大化して人間を次々と消していくが、タケルは両親の事を思い出して「愛の力」に目覚め、グレートアイザーを倒した。

 グレートアイはタケルの頼みを聞いて、グレートアイザーに消された人間を蘇らせ、またタケルを生き返らせた。眼魔世界では、イゴールやジャイロがカプセルの中から復活してきた。また何故か大天空寺にカプセルを置いていた仙人とユルセン(の正体の猫)も復活した。そして人間に戻ったタケルがおなかが空いたーとかいって御成からもらったお結びを食べたりしておしまい。


脚本:福田卓郎 監督:諸田敏


感想

 事実上の最終回。

 第4クールは、アデルの「私が世界だ」宣言とか、倒しても倒しても帰ってきてまるで埒が明かないガンマイザーたちとの戦いとか、意味の解らない「力の根源」とか、正体不明すぎるニセマコトとか、もう話がグダグダすぎて、やっているほうも大変なんだろうなぁとか変なことしか考えていませんでしたが、ラストはなんとなく上手くまとまりました。でもまあ、正直ちっとも面白いとは思わなかったなぁと。あと、次のライダーのエグゼイドがゲストで助っ人に来るとかいうの、正直全く感心しない仕掛けなのでやめて欲しい。

 グレートアイってなんなの、とか、眼魔世界ってなんだったの、とか、人が死なない理想の世界云々という仕組みとか、もう良く解らないことだらけでしたが、どうでも良いかって気分です。多分考えてもないと思うし。

 次回はスペシャル回で、ゴーストとエグゼイドがコラボする話。1年前の「ドライブとゴーストのコラボ話」と同じやつらしいのですが、事実上の最終回の後にこういう余計な話を挟みこむのは、話が終わった気がしないのでホント勘弁して。

感想:アニメ「甘々と稲妻」第12話(最終回)「あいじょーたっぷりお好み焼き」


甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス)

www.amaama.jp

TVアニメ「甘々と稲妻」公式ウェブサイト http://www.amaama.jp/
放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ】

第12話(最終回) あいじょーたっぷりお好み焼き

 

あらすじ

 公平はつむぎと共に亡き妻の一周忌に出かけ、夕食は外食はお好み焼きを食べることにした。公平はお好み焼きを知らないつむぎに「好きな材料を混ぜて焼く料理」と説明するが、その店は出来上がったものをそのまま持ってくるシステムで、材料混ぜが出来なかったつむぎは大泣きしてしてしまう。

 その話を聞いた小鳥は、ご飯会でお好み焼きを作ることにしたが、お好み焼き屋の一件以降つむぎは不機嫌気味。さらに調理中につむぎがふざけて危ないことになったため、公平はつむぎを叱るが、同時に自分も叱るのは得意じゃない、と告白。で、つむぎは機嫌を直したところに、留守だった小鳥の母・恵が戻ってきて、みんなで楽しくお好み焼きを食べました。おしまい。


脚本:広田光毅 絵コンテ:岩崎太郎 演出:岩崎太郎 作画監督:原田大基・田中春香・小泉初栄・川妻智美 総作画監督:原田大基・田中春香・小泉初栄


感想

 うーん、つむぎの態度にイラついた。こんなことでムカッとなるようじゃ人の親にはなれないんでしょうね。


総括

 評価は△(もっと頑張りましょう)。


 原作は、最近よく見かけるようになった「基本は普通漫画、そこにちょっと料理要素をプラスした」系作品で、アニメは料理シーンがまるで料理番組並みに丁寧に描かれており、最初は面白いと思っていたのですけど……


 高校教師・犬塚公平は半年前に妻を亡くし、今は幼稚園児の娘つむぎと二人暮らし。ある日、二人は花見に出かけた際、小料理屋の娘である飯田小鳥と知り合いになる。別の日、公平は自分がつむぎに出来合いのものばかり食べさせて食事に全く気を使っていなかったことに気が付いて愕然となり、小鳥の店に駆け込む。店の主人である小鳥の母は不在だったが、小鳥はなんとか公平たちの為に土鍋ご飯を炊いてくれる。そしてこれをきっかけに、三人は小鳥の店で料理をするご飯会を開くことになり……


 アニメは、前半パートが大塚家サイドのお話(つむぎの幼稚園のエピソードとか)で、様々な理由で「じゃあ今度はXXを作りましょう」と決まって、後半料理を作って美味しかったね、で〆るというのが定番の展開。公平も小鳥も料理には詳しくない、ということで、調理シーンを簡単に流したりせず、材料をおっかなびっくりで切ったりするところから始めて、煮たり焼いたりのシーンも含めて、素人がレシピと首っ引きで料理するという様を丁寧に描いており、その辺りの描写は実に力が入っていて感心しました。この調理シーンは毎回凄く好きでした。

 ただ、それと対となる前半パートの話は途中で飽きたというか……、最初は父一人子一人の、アニメ版「クレイマークレイマー」的な物語をそれなりに楽しんでいたのですが、回を重ねるともうどの話も大して代わり映えがしない事に気が付いて、真面目に見る気力が無くなりました。原作漫画の様に「月に一回」なら毎回そう変化が無くても問題は無いでしょうが、アニメで毎週毎週同じような話だと辛すぎでした。

 小鳥役・早見沙織のエンジェルボイスが聞けるのは良かったのですが、結局のところ、夢中になれるような作品では無かったですね。


甘々と稲妻 つむぎと作るおうちごはん (アフタヌーンKC)

スタッフ情報
【原作】雨隠ギド甘々と稲妻」(「good!アフタヌーン講談社刊)
【監督】岩崎太郎
【シリーズ構成】広田光毅
【キャラクターデザイン】原田大基
【企画協力】シンエイ動画
【アニメーション制作】トムス・エンタテインメント


音楽
【OP】みみめめMIMI「晴レ晴レファンファーレ」
【ED】Brian the Sun「Maybe」


キャスト
犬塚公平:中村悠一
犬塚つむぎ:遠藤璃菜
飯田小鳥:早見沙織
小鹿しのぶ:戸松遥
八木祐介:関智一

感想:アニメ「スカーレッドライダーゼクス」第11話「Not of This Blue Earth」


TVアニメ「 スカーレッドライダーゼクス 」オープニングテーマ「 青と紅のフォルツァート 」

scared-rider-xechs.com

TVアニメ「スカーレッドライダーゼクス」公式サイト http://scared-rider-xechs.com/
放送 AT-X。全12話。

【※以下ネタバレ】

第11話 『Track.11 Not of This Blue Earth』

 

あらすじ

 紅の世界から現われたナイトフライオノートたちを率いていた「限界型」は、死んだはずのタクトだった。タクトは「青の世界」を滅ぼすことはたやすいが、アキラを引き渡せば見逃しても良いと提案してきた。アキラたちはタクトの真意を確かめるため、指定された琉球LAGへと向かう。岡崎監察官はアキラを引き渡すことで新しい「ゲーム」をスタートさせ生き延びようとしていた。ところが琉球ではアキラの前にハコの幻影が現われ、ハコを追ったアキラは「紅の世界」である月に来てしまう。そこに現われたタクトはアキラに「紅の世界」を選ぶように薦める。

 一方、甘粕ソーイチローは、死んだ石寺の遺品からファイルを発見し、二つの世界の戦いの真実を知る。人類の「青の世界」と、ナイトフライオノートの「紅の世界」は滅び行く運命にあり、生き延びるために「再生の手段」を奪い合ってきた。「再生の手段」とは世界を蘇らせるための「ディリゲント」、つまりアキラだった。アキラは人間では無く、過去何度も戦死したり自殺しては蘇ってきたが、未だどちらも世界も選択してはいなかったため、戦いは決着が付かないままだった。

 地球と「紅の世界」即ち月の間に通路が開き、ナイトフライオノートの大軍が地球になだれ込もうとしていた。ヤケになった岡崎はLAGの全戦力に手段を選ばず徹底抗戦するように命じる。ヨウスケはアキラを助けるため、通路を通って月へと向かうことを選び、ライダーたちは月に降り立った。


脚本:永川成基 絵コンテ:三浦和也 演出:北川正人 総作画監督:嘉手苅睦 作画監督:横松雄馬


感想

 評価は○。


 盛り上がって参りました。まあ、いきなりアキラが人間ではなくて世界を救う神様的存在だったとか言い出したり、死んだはずのタクトが説明も無くラスポスになって帰ってきたり、死んだハコが幻になって琉球に現われたり、と、展開がムチャクチャなことになっていますが、その辺りはつじつまあわせよりノリを優先するというか、「その場で面白ければそれで良いや」と肯定的なので文句なし。世界の運命を一人で背負い込んでいるヒロインが、何度も死んでは蘇る、とか、そういう悲劇系の話大好きだし。

 さー、次回は最終回ですが、アキラがどっちの世界も生き延びる上手い手を考えついてハッピーエンドなんでしょうね。楽しみでございますよ。


スカーレッドライダーゼクス(通常版)

感想:アニメ「マクロスΔ(デルタ)」第25話「星の歌い手」

TVアニメ「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック1

macross.jp

MACROSS PORTAL SITE マクロスポータルサイト http://macross.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】

第25話 『Mission 25 星の歌い手』

 

あらすじ

 負傷したマキナは命は取り留めたものの、ライブは当分無理となった。レイナは(ハヤテの父ライトが乗っていた)VF-22のボイスレコーダーのデータを復元し、ライトが新統合軍のスパイだったこと、新統合軍は7年前にプロトカルチャー遺跡が最終兵器だと認識していたこと、ライトはウィンダミアへの次元兵器の投下を阻止しようとしたものの遠隔操作で兵器を投下されてしまったこと、などが判明した。

 さらに財団のベルガーがマクロスエリシオンを訪問し、7年前ライトがウィンダミアの地下神殿から細胞片を持ち出したこと、その細胞がレディMの手に渡ったらしい事、伝説の存在「星の歌い手」はウィンダミア王族たちに従うこと、星の歌い手の歌を聞いた人間は脳にデルタ波が発生して生ける屍状態になること、などを教える。

 新統合軍は惑星ラグナに現われた「星の神殿」を次元兵器で破壊するため、球状星団に侵攻を開始していた。ケイオスにはレディMからラグナをウィンダミア軍より守るように指令が届く。しかしハインツたちの操り人形となった美雲の歌う「星の歌」を受けて新統合軍艦隊は次元兵器を自爆させて消滅してしまった。


脚本:根元歳三/絵コンテ:平池芳正/演出:玉田博/作画総監督:皆川一徳、まじろ/作画監督:西川真人、横山紗弓、まじろ、皆川一徳


感想

 評価は△。


 星の歌だのなんだの言い出しましたが、もう正直「どうでも良いや」という気分でしか無い……、クライマックスなのにテンションただ下がりというか、もう話を追いかけることすら億劫になってきて。とりあえず「なんとかまともに締めてくれ」と願うだけです。

 ワルキューレの中心で、フレイアの先輩のはずの美雲がここにいたって、情けなくても単なる敵の操り人形と化してしまうという展開も、もうなんというか、キャラクターの格付けを急降下させているしなぁ。美雲さんその程度の人だったの、と失望甚だしい。


 さて、以前から「レディMの正体=ミンメイ説」を冗談で唱えてきたのですが、意外と正解だったりしないかこれ。


一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら
いけないボーダーライン
絶対零度θノヴァティック

【アニメ】フィギュア系雑誌「フィギュア王」No.223の永井豪インタビューはデビルマンやマジンガーZの秘話が山盛りだった

フィギュア王 No.223 (ワールドムック 1124)

フィギュア王 http://www.monoshop.co.jp/user_data/figure.php


 フィギュア系の雑誌「フィギュア王」の最新号NO.223(2016年8月24日発売)は、2017年にバンダイから「超合金魂マジンガーZ」と「S.H.フィギュアーツ デビルマン デビルマン D.C.(ダイナミッククラシックス) 」が発売されることを記念して、永井豪御大にデビルマンマジンガーZのアニメについてインタビューしているのですが、模型系雑誌なのにアニメのかなり詳しいことまで聞いていて、興味深い内容でビックリでしたわ。


この記事です

http://www.monoshop.co.jp/products/detail.php?product_id=5581
フィギュア王No.223
超合金魂マジンガーZ D.C.&S.H.Figuartsデビルマン D.C.発売記念! 原作者・永井豪インタビュー


 インタビュー内容を大まかにまとめてみました。

デビルマンについて

 デビルマンのアニメは「魔王ダンテ」の人間サイズの主人公という企画でスタート。しかし、正直言ってアニメが実現するとは信じていなかった(笑い) 当時のアニメは子供向けばかりだったので、「悪魔が主人公」という作品が実現するとは思えなかったから。しかし東映動画の人が熱心に通ってくれるので、企画だけはきっちり作ろうと思った。主人公はアメコミヒーロー風のデザインを求められた。肌の色を緑にしたのは、赤や青だと「赤鬼・青鬼」になってしまうし、黄色は明るすぎるので、消去法で緑にした。

 漫画版のストーリーはアニメとはかけ離れた内容にしたが、アニメ関係者から飛鳥了的なキャラをアニメに出したいといわれ、「氷村巌」をデザインすることになった。この経験でマジンガーZは漫画を描く際アニメから離れないようにした。


マジンガーZについて

 マジンガーZのデザインは西洋の鎧から。鎧の目を覆うパーツを口元に下ろしたらいい感じだったが、スリットが有るので何か出せないかと思い、「ルストハリケーン」という武器を考えた。マジンガーZの武器はデザイン先行の後から考えたものばかりで、ブレストファイアーも「胸に赤いパーツが付いているから、熱線を出そう」という感じで考えていった。

 元々はマジンガーZバイクが頭に合体する予定だった。ところが東映動画の親会社的な東映では当時仮面ライダーが大ヒットしており、「バイクをつかうなんてとんでもない」と言われたので、ではバイク的に操縦できる別の乗り物を、とホバーバイルダーを考えた。「パイルダー」とは、プロレスの技で頭を攻撃する「パイルドライバー」から来ている。のちに、ダイアナンAではマジンガーZで出来なかったオートバイ合体を実現させた。この頃にはマジンガーZの視聴率が物凄くて、東映もダメ出しをしなかった。

 ロケットパンチは、学生時代に友達同士でおふざけでボクシングで遊んだ経験から。リーチが長い方が強いので、だったら手を飛ばせば良いと(笑い)

 ジェットスクランダーは最初はやりたくなかった。東映動画の人には、ロボットを飛ばせたら重々しさがなくなりますよ、と言ったのだが、アニメ会社からすると、空を飛ばせば歩くシーンを描かなくて済むのでありがたい、ということだった。ところが弟(ダイナミックプロ社長)が「マジンガーZが空飛ぶ機械獣に苦戦した後に、ジェットスクランダーを出したら面白いですね」とか余計なことを言って(笑い)。それを聞いた東映動画の人が「こちらも大急ぎで準備するので機械獣を考えてください」と言われた。「マジンガーZデビルマン」で初登場した時には良い感じで出してもらいました。スクランダーという名前は「スクラム」と「スクランブル発進」から来ている。


漫画「激マン!」について

 編集部から「今でもデビルマンについて質問が来る。執筆時の裏話を自伝として描いてもらえないか」と提案されたが、自分が主人公の漫画は恥ずかしいので断った。しかし、別キャラが主役でも良いという事で了承した。「デビルマンの章」を描いた後、とても疲れたので、「次はハレンチ学園の章で……」と提案したら、「いやいや、次はマジンガーZでしょう?」と言われて、「やっぱりそう来たか」と(笑い) マジンガーZ編はグレートマジンガーまで描くつもり。しかしキューティーハニーの映画公開に合わせて、今はハニー編を描いている。


感想

 パイルダーが元々バイクだったというのは有名な話ですが、パイルドライバーから来ているとか、スクランブル発進とか、知らなかった裏話が随所にあって面白かったです~。



感想:漫画誌「コミック電撃だいおうじ Vol.36」

コミック電撃だいおうじ VOL.36<コミック電撃だいおうじ> [雑誌]

コミック電撃だいおうじ公式サイト http://daiohg.dengeki.com/
発売日:2016年8月27日(毎月27日発売)

【※以下ネタバレ】



ねこ末端『陽下さんちの3姉妹』

 今回は長女が「男にふられたぁぁぁ」と酔っ払い&半裸でメガネ主人公に絡んできたので、色々慰めてあげました。


 何このメガネ野郎、「三次元には興味が無い」的なキャラなのに、毎回毎回美味しい立場になりやがって。うらやますぃ。