感想:小説「異変の《ソル》」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 539巻)(2017年2月23日(木)発売)

異変の《ソル》 (宇宙英雄ローダン・シリーズ539)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150121141
異変の《ソル》 (宇宙英雄ローダン・シリーズ539) 文庫 2017/2/23
デトレフ・G・ヴィンター (著), クルト・マール (著), 林 啓子 (翻訳)


《ラカル・ウールヴァ》と複合艦隊は球状星団M-3に拘束されてしまう。ローダンはポルレイターに呼びかけ交渉しようとするが!


種族の善意の象徴である精神存在ヴォワーレが消滅したことで、ポルレイターたちは道徳観や思いやりを失い、独善的・攻撃的になっていた。唯一テラナーの友であったクリンヴァンス=オソ=メグが死んだあと、“ラカル・ウールヴァ”と複合艦隊は球状星団M‐3に拘束されてしまう。ローダンは通信でポルレイターに呼びかけ、なんとか現状を打破しようとするのだが成果はなかった。乗員たちの不満がしだいに強まっていく!

 
発売日 = 2017年2月23日(木)
サイクル= 第16サイクル「宇宙ハンザ」
 
【※以下ネタバレ】


内容

◇1077話 恐怖のオーラ(デトレフ・G・ヴィンター)(訳者:林 啓子)

 ローダンはポルレイターの真意を調べるため調査隊を送り込むが!?


 恩知らずエビ種族ポルレイターが好き勝手ふるまう話。しかし旗艦が乗っ取られたのに、全然緊迫感が無いというか、このサイクルはどうも話にメリハリというかが無いですね。



◆1078話 異変の《ソル》(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 ローダンに《ソル》のアトランからの連絡が届き!?


 ついにローダンとアトランの話が一つにまとまりました。ここまで随分かかりました。もっともアトランは洗脳されているので全然楽しい再会ではないのですが…… ところでP153の「船長のコンソールのポデスト」の「ポデスト」ってなんでしょうね? 多分「ベトン(ドイツ語)=コンクリート(英語)」みたいに、聞けばああと思う何かだと推測しているのですが、今のところさっぱり見当が付きません……



 前半・後半ともまずまずのお話でした。

表紙絵

 メインはローダンの横顔。右上にいるエビ生物がポルレイター。


あとがきにかえて

 担当は「林啓子」氏。全3ページ。ドラマ「校閲ガール」から派生した校閲に関する話。

 ローダンシリーズでは死んだはずのキャラが後からしれっと生きていることになっていることが多々あるそうですが、全然気が付いていませんでした。


次巻予告

 次巻は540巻「自由民の基地」(H・G・フランシス&ホルスト・ホフマン)(2017年3月9日(木)発売予定)。


おまけ

関連サイトは、以下のページからどうぞ。
archduke.la.coocan.jp

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第40話(シーズン2 第12話)「黒の壊滅命令(後編)」

スパイ大作戦 シーズン2<トク選BOX> [DVD]

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【※以下ネタバレ】
 
シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ
perry-r.hatenablog.com
 

第40話 黒の壊滅命令(後編) The Council Part 2 (シーズン2・第12話)

 

あらすじ

組織へ潜入したローラン(マーティン・ランドー)だが、当局の捜査を恐れた側近たちから海外逃亡を促される。ローランを整形すべく呼ばれたシナモン(バーバラ・ベイン)が、側近たちの見守る中で手術を開始する。


アメリカ経済に甚大な損失を与えるまでに成長した犯罪シンジケートを、破滅させるよう指令されたIMFチーム。まずは上院調査委員長となったフェルプス(ピーター・グレイブス)が彼らの前に現れ、ボスのフランク・ウエインを挑発する。次に組織の金を横領し、死の制裁として生き埋めされたジミーを救出、ウエインに変装するローラン(マーティン・ランドー)にアドバイスさせる。
その後、フェルプスがジミー殺しの容疑でウエインを逮捕、仲間が救出しにきたところを入れ替わってローランが組織に潜入する。当局の捜査を恐れた側近たちから海外逃亡を促されたローラン扮するウエインは、整形するためといってシナモン(バーバラ・ベイン)を呼び出し、側近たちの見守る中で整形手術を開始する――。

 第39話「黒の壊滅命令(前編)」の続編。

 ウェイン(ローラン)は、部下たちに国外逃亡の必要はないと言って、シナモン演じる整形外科医のところに出向き、整形手術を依頼する。シナモンはウェインの部下たちが見守る中、手術をするふりをしてローランの変装マスクをはがし、ローランを素顔にして整形したと信じ込ませる。

 ローランは、部下の殺し屋ジョニーに、目障りな上院調査委員長(フェルプス)を殺せと命じ、ジョニーは委員長の車に爆弾を仕掛ける。それを見通していたフェルプスは車が爆破されて死んだふりをして姿を消す。またローランは金庫から機密書類を取り出して、内容を撮影する。

 やがてウェインの部下たちが、ウェインが独断で委員長殺害を指示した事をなじり、幹部会を招集した。幹部会メンバーは全員一致でウェインの処分を決め、ウェイン(ローラン)は慌てて逃げ出したふりをしてエレベータに飛び込む。実はエレベーターは二台が同期して動き、両方を行き来できるように細工がしてあった。ローランは途中で別の箱に移り、元の箱にはローランそっくりに整形したウェインが残される。殺し屋ジョニーは本物のウェインを射殺するが、そこにシナモンが呼び寄せていた警官が到着し、ジョニーは射殺される。警官たちが次々と到着する中、IMFメンバーは車で悠々と逃走する。


監督: ポール・スタンレイ
脚本: ウィリアム・リード・ウッドフィールド&アラン・バルター


感想

 評価は○。

 第39話「黒の壊滅命令(前編)」の続編。前編はかなりかったるい出来だったが、後編はそこそこ盛り返して、わりと面白かった。


 今回は冒頭にウェイン(実はローランの変装)が整形手術を受けるのだが、その手術シーンがもうおかしかった。シナモンがそれらしく、皮膚下にシリコンを注入したり、髪を植え付けるふりをして、実は変装マスクをバリバリはがしているだけで、最後にシナモンが「新しい顔になった」と言って得意げに披露するのがローランの素顔、という展開にはもう笑ってしまった。しかし、こういうちょっと笑ってしまうくらいの計略の方か、スパイ大作戦らしくて面白いと言える。ところで、手術だというのに、シナモンはマスクもしていないし、さらに観客(?)が手術台の周囲を取り囲んでいる、という状況は不潔ではなかろうか。それとも整形手術は別に除菌とかの必要はないのだろうか。

 中盤、殺し屋ジョニーがフェルプス演じる上院調査委員長の車に爆弾を仕掛け爆発しようとするが、フェルプスたちは車の底に隠しドアを作り、さらにその直下のマンボールの扉もワンタッチで開くようにしておいて、簡単に脱出する。しかしこれもよく考えると変な話で、ジョニーが爆殺を狙うと最初からわかっていなければこんな手は打てない。ジョニーが狙撃とか、とにかく爆殺以外の手を取っていたらフェルプスは助からなかったはずで、これはIMFにとって都合のよすぎる展開、というか、かなり雑なシナリオだと言える。

 終盤の展開もやはりご都合主義で、ローラン演じるウェインがうまく一人でエレベーターに飛び込めなければ作戦は完全に失敗してしまうところであった。作戦が上手くいったのはただの偶然というか幸運のためだったことを思うと、今回のIMFの計略はやたら運任せの部分ばかりだったと言わざるを得ない。巨大シンジケートの幹部を相手にするなら、もう少し緻密な計画を立ててもらいたかったところである。

 しかしジョニーが本物のウェインを射殺したところに、丁度狙ったように警察が登場してジョニーを射殺し、IMFがそれを見届けてから、いつもの様に格好いいテーマ曲が流れる中、悠々と車で逃げ出すシーンを見せられると「終わり良ければ総て良し」という感じで、なかなかの満足度だった。


 ちなみにこの前後編は、1969年に「スパイ大作戦 薔薇の秘密指令」というタイトルで劇場映画として公開されています。本国ではそんなにウケが良かったのでしょうか。


シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com


1969年映画パンフレット スパイ大作戦 薔薇の秘密指令 ピーター・グレイブス マーティン・ランドー

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第39話(シーズン2 第11話)「黒の壊滅命令(前編)」

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【※以下ネタバレ】
 
シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ
perry-r.hatenablog.com
 

第39話 黒の壊滅命令(前編) The Council Part 1 (シーズン2・第11話)

 

あらすじ

アメリカ経済に甚大な損失を与えているシンジケートを破滅すべく、ボスのウェインに扮したローラン(マーティン・ランドー)が組織へ潜入する。


アメリカ経済に甚大な損失を与えるまでに成長した犯罪シンジケートを、破滅させるよう指令されたIMFチーム。まずは上院調査委員長となったフェルプス(ピーター・グレイブス)が彼らの前に現れ、ボスのフランク・ウエインを挑発する。次に組織の金を横領し、死の制裁として生き埋めされたジミーを救出、ウエインに変装するローラン(マーティン・ランドー)にアドバイスさせる。
その後、フェルプスがジミー殺しの容疑でウエインを逮捕、仲間が救出しにきたところを入れ替わってローランが組織に潜入する。当局の捜査を恐れた側近たちから海外逃亡を促されたローラン扮するウエインは、整形するためといってシナモン(バーバラ・ベイン)を呼び出し、側近たちの見守る中で整形手術を開始する――。

【今回の指令】
 フランク・ウェインという男が率いる犯罪組織は、非合法行為でだけではなく、社会の表側の事業にも進出し、莫大な利益を上げている。さらに最近ウェインは、シンジケートの利益100億ドルを、ひそかにスイスの銀行に預金する計画を進めており、これはアメリカの所有する金が国外に流出することを意味する。IMFはシンジケートの機密資料を当局に引き渡し、さらに組織を壊滅させなくてはならない。



【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、ローラン、シナモン、バーニー、ウィリー
 ゲスト:リース医師


【作戦の舞台】
 アメリカ国内


【作戦】
 フェルプスは「上院調査委員長」に扮し、警官役のバーニーと共に令状を持ってウェインの屋敷に乗り込み、家宅捜索を行うふりをしてこっそり隠しマイクを仕掛ける。直後、ウェインの旧友で組織の一員であるジミーが組織の金を使い込んだたため生き埋めにされることになり、それを見張っていたIMFはジミーを掘り出し蘇生させる。そしてフェルプスたちはジミーを脅して、ウェインの癖などを徹底的に聞き出す。

 別の日。フェルプスは委員長として、ウェインを強引に安ホテルに連れて行き、悪事を白状するように強要する。その間、ローランは隠し部屋からウェインの様子を観察しており、ウェインの顔そっくりの変装マスクを作る。その後、IMFはわざと隙を作ってウェインに部下たちを呼び寄せさせるが、すぐにローランの変装したウェインとすり替わる。ウェイン(ローラン)は、到着した部下たちの前で、警官のバーニーを撃ち殺したふりをして、部下と共に逃げ出す。

 屋敷に戻ったウェイン(ローラン)に対し、部下たちは警官を殺したのだから、すぐさま国外に脱出しろ、と詰め寄ってきた。続く。


監督: ポール・スタンレイ
脚本: ウィリアム・リード・ウッドフィールド&アラン・バルター


感想

 評価は○。

 IMFチームが国内のシンジケート壊滅のために投入されるというエピソード。スパイ大作戦の前後編は、えてして一本分の話のアイデアを水で薄めて二話分にした、という物ばかりだが、これもまた同様だった。


 序盤、フェルプスたちが医者を用意してじっと何かを待ち構えているので、どんな作戦なのかと思ったら、生き埋めにされたジミーを掘り出して蘇生するだけだった、という展開にはもう崩れ落ちそうになった。IMFはしっかり医者を待機させ、酸素マスクやその他の蘇生用の用意もしていたが、そもそも、殺し屋がジミーを射殺とか刺殺とか、生き埋め以外の方法で完膚なきまでに殺してしまったら、どうする気だったのだろうか。

 また生き返らせたジミーをどう活用するのかと思いきや、「ウェインの癖を聞き出すだけ」というのだから、開いた口がふさがらなかった。さらにフェルプスがウェインを連れてきて、安ホテルで尋問をする間に、ローランがウェインの顔マスクをじっくり作るシーンが描写される。つまり、今回は、普通のエピソードであれば、「既に準備済み」として描かれる、ターゲットの身辺調査やマスクの作成といった雑事で放送時間稼ぎをしているだけであった。これはあまりといえばあんまりである。正直言って、前編がこのレベルでは、後編にもあまり期待が持てそうにない。


 ところで謎の上司が指令の中で「金の国外流出」を懸念していたが、調べてみると放送当時(1967年)はまだアメリカは金本位制だった。だから、金について気にしていたのだろうか。


参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが車で建物に乗り付け、ある部屋に入る(マイクなどがあり、ラジオ局の一室のようである)。フェルプスが箱を開けると、中には大きめの封筒とレコードプレイヤーが入っている。フェルプスはレコードを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なおこの録音は自動的に消滅する」といい、レコードから煙が吹き上がる。


参考:指令内容

 おはようフェルプス君。写真の男はフランク・ウェインといって、シンジケートのボスである。彼の率いる犯罪帝国は、わが国経済の癌となりつつある。彼は賭博を始めとする種々の社会悪を牛耳るばかりか、まともな事業にも広く手を染め、利益を上げている。最近ウェインは、シンジケートの100億ドルに上る収益をスイスの銀行に預金する体制を整えたが、これはわが国が持つ金の国外流出を許すゆゆしき問題である。

 そこで君の使命だが、ウェインがその別荘に保管しているシンジケートの記録を手に入れ、それを関係当局に引き渡すとともに、ウェインとその組織に終止符を打つことにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、この録音は自動的に消滅する。成功を祈る。

シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com

感想:WEBコミック「キン肉マン」第200話「柔軟ボディ炸裂!!の巻」

キン肉マン 58 (ジャンプコミックス)

週刊プレイボーイ http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

【※以下ネタバレ】
 

第200話 柔軟ボディ炸裂!!の巻 (2017年3月6日(月)更新)

 

あらすじ

悪魔将軍vsストロング・ザ・武道(ブドー)の一戦。完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)としての力を見せつける武道(ブドー)に、ダイヤモンドパワーで対抗する悪魔将軍。しかし武道(ブドー)は、それさえも超人硬度という指標において自分に並んだだけにすぎないと言い放ち、反撃を阻止。そんな中、ペインマンの言葉を思い出し、真っ向勝負で師匠を超えることにこだわりすぎていたことに気づいた悪魔将軍。武道(ブドー)の強烈な絞め技からの華麗な脱出に成功---!!

 「悪魔将軍/ゴールドマン VS ストロング・ザ・武道/超人閻魔」戦。

 悪魔将軍は軟体ボディに変化すると、「スカルクラッシュ」で武道を攻め立てるが、武道は強引に技を引きはがす。そしてついに完璧・零式奥義の態勢に入る。


おまけ

wpb.shueisha.co.jp

キン肉マン 新章』連載200回到達! 「WEB連載が僕らを変えた」と作者・ゆでたまごが語る“挑戦の裏側” - エンタメ - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
http://wpb.shueisha.co.jp/2017/03/06/80896/

 
 

感想

 そろそろ大詰めに来たようです。次回は武道の必殺技を食らっても悪魔将軍が生きていて「何ぃ」とか驚くシーンが来るに違いない。


攻防

悪魔将軍:エビぞり状態で丸くなって武道に体当たり

武道:武道岩砕(がんさい)クロー

悪魔将軍:クローをかわして「スカルクラッシュ」

武道:悪魔将軍をコーナーポストにたたきつけてスカルクラッシュを外し、「完武・兜砕き」→タックルから悪魔将軍を抱えてジャンプし、完璧零式奥義の態勢


※武道岩砕クロー=顔面へのアイアンクロー

※スカルクラッシュ=頭部への絞め技。悪魔将軍が軟体ボディ状態でエビぞり態勢で足首をつかんで輪の状態になり、そのまま相手の頭を締め上げる。頭部への締め付けに加え、呼吸も困難にさせる拷問技。

※完武・兜砕き=頭部への打撃技。相手の頭を両腕で掴んでおいて、右足を振り上げてから、右足を振り下ろしつつ相手の頭を太ももにたたきつける。いわゆるココナッツクラッシュと同じもの。


[参考]完璧超人始祖の一覧

番号称号名前ダンベル生死
00完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)ザ・マン/超人閻魔無し  
01完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)ゴールドマン/悪魔将軍天のダンベル  
02完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)シルバーマン地のダンベル死亡
03完璧・参式(パーフェクト・サード)ミラージュマン氷のダンベル死亡
04完璧・肆式(パーフェクト・フォース)アビスマン焔のダンベル死亡
05完璧・伍式(パーフェクト・フィフス)ペインマン風のダンベル死亡
06完璧・陸式(パーフェクト・シックス)ジャスティスマン光のダンベル  
07完璧・漆式(パーフェクト・セブンス)ガンマン土のダンベル死亡
08完璧・捌式(パーフェクト・エイス)シングマン星のダンベル死亡
09完璧・玖式(パーフェクト・ナインス)カラスマン闇のダンベル死亡
10完璧・拾式(パーフェクト・テンス)サイコマン雷のダンベル消滅

 

他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com



CCP マスキュラー コレクション EX 悪魔将軍 地獄のメリーゴーランド元祖原作カラーアドベントVer.
S.H.Figuarts ビッグ・ザ・武道

感想:アニメ「風夏」第9話「デート!」

風夏(14) (講談社コミックス)

TVアニメ『風夏』公式サイト http://fuuka.tv/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第9話 『#9 デート!』

 

あらすじ

 先日の海での一件以降、優と小雪の中は急接近し、頻繁にデートを重ねるようになっていた。小雪は普通に歌えるようになって仕事に復帰し、公私とも幸せいっぱい状態だった。

 優たちのバンド「The fallen moon」(ザ・フォールンムーン)は、ライブハウスでオープニングアクトを務めることが決まり、ライブハウスでの演奏にメンバーの気持ちも高揚していた。風夏は、それに合わせてオリジナル曲の演奏を提案し、自ら曲作りを買って出る。その後、曲は出来たものの、歌詞の方に手こずりなかなか完成しない。

 そんな時、風夏は沙羅の兄ヒサシから呼び出され、音楽プロデューサーに引き合わされる。プロデューサーは風夏にプロデビューを持ちかけるが、風夏はきっぱり断る。しかし、その帰り道、優と小雪が出会っている姿を見てモヤモヤしたものを感じる。


●脚本:待田堂子 ●コンテ:山田浩之 ●演出:左藤洋二


感想

 ええっ!? 今回のエピソード、前回のラストと話がつながって無くないですか?

 てっきり夜の海で優と小雪が対面しているシーンからスタートすると思っていたのに、唐突に「あれからずいぶん経ちまして……」というところから始めちゃうからびっくりしましたよ。しかも小雪が声が出なくて活動休止の話はもう終わっていて、「普通に声が出るようになって仕事に復帰して頑張ってます」という事になってる……、おいおい、あれだけ深刻そうに話を持って行ったのに、あっけなく解決しすぎ!

 情報によると8話から原作を離れたオリジナル展開との事なので、それでつながりが変になっちゃったんでしょうか。今までが結構面白かったので、それだけに今回の変な展開はなんかガックリ来ちゃったな。


 それにしても小雪、優とのツーショット写真を撮られて大騒ぎになって、マネージャーから優にもう会うなってきつく言い渡されたのに、無視して相変わらずデートしまくり。全く反省していないようです。


風夏 B2タペストリー A
Fair wind ―瀬尾公治画集―

【コミック】八十八良氏は今はハルタでバイオレンスアクション物「不死の猟犬」を描いていたよ

※アダルトな漫画の表紙が出てくるので注意!


不死の猟犬 1巻<不死の猟犬> (ビームコミックス(ハルタ))

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不死の猟犬 1巻<不死の猟犬> (ビームコミックス(ハルタ)) Kindle
八十八 良 (著)

その世界では、人間は死なない。撃たれても刺されても数秒後にはケロリと生き返る。かつて「死ぬ」生き物だった人間たちは今、死の恐怖から解き放たれて暮らしていた。ところがある時を境に異変が起きる。RDSという病にかかった者は、生き返る事ができなくなってしまうのだ。なぜ突然? 自然淘汰か? 何者かの陰謀か? RDSで最愛の妹を失った男・剣崎は謎を追い、そしてひとりの少女と出遭う……! 『ウワガキ』の作者・八十八良、最新作は“生と死をめぐるスプラッター・ガン・アクション”! 容赦ない銃撃戦と舞い散る血しぶきに震撼必至!!

【※以下ネタバレ】


 先日、エンターブレインコミック雑誌ハルタ」を手に取る機会がありまして、中身を確認した訳ですよ。
ハルタ 2017-FEBRUARY volume 41 (ビームコミックス)

https://www.amazon.co.jp/dp/4047341282/
ハルタ 2017-FEBRUARY volume 41 (ビームコミックス) コミック 2017/2/15

 すると、やはり予想通り「コミックビーム」同様、ちょっと癖のある作品ばかりで、私にはとっつきが悪いよなぁとか思っていたわけですが、ちょっといい感じの絵のアクションものがあって、目を通してみると、なんと作者が八十八良氏じゃありませんか。


 この人は、4~5年前までは、ワニマガジンのエロ漫画雑誌「コミック快楽天ビースト」で能天気なエロ漫画を描いていた人ですが、その後行方知れずとなってしまい、今は何をしているのやら……、と思っていたら、意外なところで再会したのであります。

 ちらと読んでみると、絵はなんとなく昔の面影がありましたが、作風は大激変。なんと人間の血しぶきが飛び散るバイオレンスアクション物だったのであります。おおう、ビーストでの経験を生かして、今はこんな漫画が描かせてもらえる立派な漫画家になっておられたのですね。その出世ぶりに触れて、軽く感動した、というお話でありました。


お乳屋本舗 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
ヴァージンルーム (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
乳惑遊戯 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
お乳屋百貨店 (ワニマガジンコミックススペシャル)

【デジタルゲーム】ギャルゲー・18禁ゲームがオタク業界の話題になれた時期はいつ頃までだったのだろうか

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 単行本 2017/2/24
村上 春樹 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/410353432X

 10日ほど前に村上春樹の新作「騎士団長殺し」が発売されて、「新作が発売された」という事そのものが一つの事件になっていました。

 で、ふと思い出したのですが、十数年前までは、ギャルゲーとか18禁ゲーム(いわゆるエロゲ)で、発売されることがオタク業界で一つの事件になるような作品がいろいろあったと思うんですよ。


 ざっと思いつくところを上げていくと、

Kanon(Key) 1999年

Kanon メモリアルエディション 全年齢対象版
 
 

こみっくパーティー(リーフ) 1999年

こみっくパーティー ビジュアルファンブック (Dセレクション)
 
 

Air(Key) 2000年

AIR メモリアルエディション 全年齢対象版
 
 

Fate/Stay night(TYPE MOON) 2004年

Fate/Stay night DVD版
 
 

CLANNAD(Key) 2004年

CLANNAD メモリアルエディション 全年齢対象版


 とか。こういったゲームは、発売が迫ると、エロゲ専門雑誌はもちろん、一般向けゲーム雑誌でも、さりげなくエロ要素があることに触れないようにして「超大作がいよいよ発売!」とか紹介していて、最近の事例で例えると、ポケモンGO発売前夜くらいの煽りをやっていたという記憶があります。

 こみっくパーティーは同人誌世界が舞台のゲームでしたが、ゲームがヒットした後、「こみっくパーティー」の名前を冠するイベントが開催されるなど、現実世界への影響度はすごいものがありました。こみパはもちろん、全作品きっちりテレビアニメ化されましたしね。当時のオタクはゲーム好きでなくてもこれらの作品の名前は知っていて当然!というレベルの大物たちでした。


 その後、私はゼロ年代の半ばでゲームから足を洗ったので、もうこれ以降の業界のムーブメントについては把握していないのですが、クラナドとかFateクラスの話題を巻き起こしたゲームって、これ以後に有ったのでしょうかね? 別にDISって居るわけではなく、純粋に知りたいだけなんですけど。

紹介:あらすじ(ネタバレ):小説「ポルレイターの秘密兵器」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 538巻)(2017年2月9日(木)発売)


ポルレイターの秘密兵器 (宇宙英雄ローダン・シリーズ538)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150121133
ポルレイターの秘密兵器 (宇宙英雄ローダン・シリーズ538) 文庫 2017/2/9
マリアンネ・シドウ (著), ホルスト・ホフマン (著), 若松 宣子 (翻訳)


長き深層睡眠から目ざめた、もと太陽系艦隊提督キャラモンは、ポルレイターの秘密兵器を見つけるため惑星ズルウトに向かうが……


25世紀の昔、球状星団M-3にある惑星ユルギルで囚われの身となった、もと太陽系艦隊提督クリフトン・キャラモン。かれは1600年の深層睡眠からよみがえり、宿敵であるポルレイターの堕落者トゥルギル=ダノ=ケルグとの対決を覚悟する。ダノの先手を打つためかつてのかれの戦闘艦《ソドム》で、五惑星施設の第三惑星ズルウトに向かった。ところが、原住動物ケラクスのからだに宿るダノも《ソドム》に乗りこんでいた……

 
【※以下ネタバレ】


◆1075話 ポルレイターの秘密兵器(マリアンネ・シドウ)(訳者:若松 宣子)

 クリフトン・キャラモンと「堕落したポルレイター」のダノは、ボルレイターの残した秘密兵器を求め、中枢惑星『ズルウト』で競争を開始した。ズルウトには、過去ポルレイターが自分たちの精神から作り上げた存在『ヴォワーレ』がいた。ヴォワーレはキャラモンに秘密兵器とは「愛」だと教えたあと、ダノを止めるために犠牲になり、直後ダノも寿命で死んだ。(時期:不明。NGZ425年8月頃?)



◇1076話 ポルレイターの道(ホルスト・ホフマン)(訳者:若松 宣子)

 ローダンたちは五惑星施設のバリアが消滅したため、ポルレイターを惑星ズルウトへと輸送した。ポルレイターはテラナーに、220万年前に封印したフロストルーピンの位置を教えると、すぐに姿を消してしまった。ローダンたちは仕方なく一旦離陸しようとするが、ポルレイターの妨害でズルウトから離脱できなくなっていた。(時期:不明。NGZ425年8月頃?)