伝説のゲームブック「送り雛は瑠璃色の」(思緒雄二)入手

送り雛は瑠璃色の (現代教養文庫アドベンチャーゲームブック) [文庫]
思緒 雄二
http://www.amazon.co.jp/dp/439011364X/
文庫: 373ページ
出版社: 社会思想社 (1990/10)
ISBN-10: 439011364X
ISBN-13: 978-4390113649
発売日: 1990/10

 この「送り雛は瑠璃色の」は、『ゲームブックの名作は?』云々の話になれば、ほぼ確実に名前が出て来る伝説の作品です。それだけに2000年頃にその存在を知った時には血眼で探したのですが、当然のように見付からず、それだけに2003年に創土社から復刊された時には快哉を叫んだものでした。


 ところがその後、「創土社版は社会思想社版と比べるとバグがあったりしてダメだ」的なことを目にするようになり、なんかもやもやしたものが有りました。また社会思想社版に一緒に載っていたという「顔のない村」という作品は、創土社から一冊になって発売される、筈でしたが、待てど暮らせど何の音沙汰も無し・・・、


 ということで、突然先日欲しくなって探してみたら、アマゾンで5,000円ちょいで見付かりました。普通の感覚から行けば、「えー、1000円以下の単行本が5000円?」と躊躇するところですが、ことゲームブックは、いまや一冊10,000円だの15,000円だのが当たり前の世界なので、「5,000円? 何て安いんだ」とか感じてしまい、即座に買っちゃいました。


 で、あの今までネットでしか見たことの無かった不気味な表紙のタイトルが、今ここに有ります・・・、ありがとうインターネット。あんなに苦労して地元の古本屋を駆けずり回っても見付からなかったのに、ボタン一発で入手できてしまうなんて。


 そして、今パラパラ読んでいるのですが・・・、そうか、この本は「ファイティング・ファンタジー」のルールで作られていたのか・・・、そうだよな、社会思想社ゲームブックなのだから当然か・・・


 さっ、この休み中に「顔のない村」を遊ぶぜ。

雑談:引用:「コデラノブログ4 : ぴーかんテレビの問題を再度検証する」お前はオレかと言いたくなる

●コデラノブログ4 : ぴーかんテレビの問題を再度検証する - ライブドアブログ
http://blog.livedoor.jp/nob_kodera/archives/3927485.html

>仕事は通算30年以上である。周りからは無口でおとなしい、とっつきにくいとの評価が多く、また仕事については、「手が遅い」「ややスキルに難がある」などと評価は高くなかった。

>一部スタッフの間からは仕事が遅いなどの評価を受けていた。

>配置転換を考えていた。

>最年長であるが、目立たず、リーダー的存在とは程遠いおとなしい性格であった。

>修正依頼などが殺到すると、いわゆる「テンパる」ことがよくあり、周りの様子がよくわからなくなることがあった。」

 ネットで言うところの「お前はオレか」という台詞がホントに良く当てはまる。うわぁ、身につまされるというか、読んでいて辛い・・・

記事:ゲーム「デッドエンド」の前章のゲームブック「イヴ」の配信開始

●デッドエンド:ゲームブック「イヴ」の配信開始 PSP版の“前章”楽しめる - MANTANWEB(まんたんウェブ
http://mantan-web.jp/2011/09/22/20110922dog00m200031000c.html

>“ゲームブック”と呼ばれる小説形式のPSPアドベンチャーゲーム「デッドエンド Orchestral Manoeuvres in the Dead End」(29日発売、アルケミスト)の発売に先駆けて、ゲームブック「デッドエンド・イヴ」の配信が22日から始まった。PSP版「デッドエンド」の前章という形で、本編も担当している大槻涼樹さんのシナリオや、vanillaさんのイラストが楽しむことができる。

 はい、という事で元はエッチなゲームなんだと思いますが、コンピューター上でわざわざゲームブック感覚を再現したゲーム「デッドエンド」のおまけもやはりゲームブックだそうです。


 シナリオの大槻涼樹氏って多分同年代なんだと思いますが、「サイコロを振る、指示されたパラグラフを選択する」というだけでなく「指定されていないパラグラフを読むことも可能」というゲームブックそのままを再現しちゃってます、というか、再現しているらしい。


 まあ、ストーリー的にはあんまりそそられないのですが、ゲームブック好きはまだまだいるのだなぁと、ついしみじみしたりして。

■デッドエンド公式サイト
http://products.alchemist-net.co.jp/products/deadend/psp/

☆おまけ

 大槻涼樹氏の代表作が未だに 黒の断章(PC、SS)とか 終末の過ごし方(PC)であるのにちと笑った。今までもっといっぱい作っていたと思うのですが、これらを超えたものが無いのかしらん?

感想:アニメ(OVA)「A-Ko The VS(ヴァーサス)」第2話『BATTLE2 BLUE SIDE』(1990年)

A-KO The バーサス・バトル2 [Laser Disc]

 アニメ(OVA)「A-Ko The VS(ヴァーサス)」の感想です。
(※以下、結末まで書いてありますのでご注意ください)

 CS放送AT-Xでの視聴です(放送日:9/11(日))。


■概要

 1986年〜1989年に展開された「プロジェクトA子」シリーズの派生作品。ただし主役3人の名前と外見と声以外は元シリーズとは関係ない宇宙SFモノです。創映新社は無関係で、制作はスタジオ・ファンタジア。


■スタッフ
監督・キャラクターデザイン・作画監督西島克彦
音楽:田中公平
原画:もりやまゆうじ

■キャスト
A-KO 伊藤美紀
B-KO 篠原恵美
C-KO/ゼナ 富沢美智恵
チチ・ライザ 島津冴子
グラッシュ 竹村拓
ゲイル 速水奨
マルテン 菊池正美
会長 阪修
C子の付き人 高山みなみ

第2話 『BATTLE2 BLUE SIDE』


■あらすじ

 ゲイルは今の宇宙の在りかたが間違っているとして、宇宙を破壊するため、C-KOの体に200年前に死んだ大魔王的な存在「ゼナ」の魂を呼び寄せた。B-KOはそんなゲイルに惹かれて仲間になった。C-KOの体に宿ったゼナは三つ首の竜を召喚して各地の惑星を破壊していき、最後に宇宙の中心にたどり着く。この場所のバランスを崩せば、全ての多元宇宙が崩壊し、その後に新しい宇宙が誕生する。A-KOはゼナたちに追いつき、B-KOはゲイルと対決して倒す。最後の瞬間、C-KOの意識が目覚めて、ゼナは体から追い出されてA-KOに倒され、かくして宇宙は救われた。


■感想

 初見。この話では西島克彦氏は脚本を担当していないからか基本的にシリアス話で、B-KOと悪の幹部のゲイル(声:速水奨)との悲恋的展開があったりしてもうビックリ。所々でA-KOとB-KOの掛け合いみたいなのがあるのですが、殆どシリアスSF物で、絵が以前とまるで違うのとあいまって、もう「プロジェクトA子」からの派生作品という感覚は皆無でしたねぇ。(もっとも、終盤「多元宇宙」云々という説明が有り、一瞬、別宇宙で例の学生服のA子とパワードスーツを着たB子が戦うシーンが描写されたりしますが・・・)

 まっ、正直言ってB級アニメですので、わざわざお勧めするほどでも無いのですが、まるっきり期待せずに見た割にはそこそこ楽しめた、と言っておきましょう。

感想:アニメ「バカとテストと召喚獣にっ!」第11話「雄二と翔子と幼い思い出」


 アニメ「バカとテストと召喚獣にっ!」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ『バカとテストと召喚獣』公式サイト
http://www.bakatest.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第11話 『第11問 雄二と翔子と幼い思い出』


■あらすじ

 雄二は小学生時代は神童でした。で、クラスメートの翔子が雄二LOVEになるまでのお話。


■感想

  第一期でもそうでしたが、バカテスの(雄二と翔子による)シリアス話はつまらんのだ。