ローダン用語辞典「恒星五角形ゲルックスヴィラ」


 久々の用語辞典です。

■「恒星五角形ゲルックスヴィラ」(341巻/681話)

 3460年にアトラン達がアンドロメダ星雲で訪れた古代レムール人の恒星転送機。

 ”ゲルックスヴィラ”とはマークスの言語(クラーマク語)で「万物の最奥のもの」の意味。


 位置はアンドロメダ星雲内・銀河系方向の外縁から約8600光年。青色恒星が正五角形を構成し、恒星を結んだ円の直径は119億4000万Km。恒星の放射は意図的に変調されており、接近したマークスの精神に異常をもたらすため、レムール人およびその末裔の種族しか接近出来ない。


 ゲルックスヴィラは古代レムール人により建造されたが、おそらく紀元前5万年頃のレムール帝国の崩壊と共に存在を忘れられた。マークスは転送機の存在そのものは認識していたが狂気放射のため接近することは出来ず、結果この転送機は5万年間使用されず放棄されたままとなった。


 3460年、アトラン達は消えた地球の手がかりを求めこの転送機を訪れた。


●初出=341巻・681話・「恒星五角形」・3460年