OVA「ストレイト・ジャケット」1話(先行放送)

■公式サイト
http://www.straitjacket.jp/

 OVA発売に先立ってのCS放送・AT−Xでの先行放送(11/25(日)) の視聴です(視聴年齢制限ありですが、別にエッチい訳じゃ有りません)。

第1話 「THE CAST〜ニンゲンのクビキ〜」


■粗筋

 科学と魔法が同居していて、M−16ライフルやデザートイーグルと魔法が混在する世界観。病院で魔物大暴れ。一般警察は手も足も出ない。お役人のヒロイン困る。そこに無免許魔法使い現れる。大バトル。


■感想

 かなりダメッぽいです(いきなり言い切り)。

 真面目なお役人ヒロイン。けだるげでやる気なしだが実力は抜群の主人公。ヒロインは主人公を非難する(貴方は、力が有るのに、人が死んでいるのに、それでも黙って以下略)。主人公、ヒロインに気おされて出撃。とてつもない実力を見せ付けるが、周りの視線は冷ややかなままであった・・・。

 なんて有りがちな話なのでしょうか。全ての台詞が聞いたことの有るような物ばかりで深みも何もなし。キャラクターがこれまた凄くありがちなタイプ。ナレーター兼任のヒロインの説明台詞が実に説明くさくて薄っぺらい。

 終盤での鎧(モールド、というらしい)のバトルシーンがそこそこでしたが、見所はその程度。やたらと血が飛び散るアニメで、そのために年齢制限がかかっているようですが、別に必然性も感じられないし。

 とどめで、この程度の脚本を書いているのが原作者(榊一郎氏)本人、というのですから、まったくもって救われない。「ポリフォニカ」アニメ版の時にも思っていましたが、この人、本当にベストセラー作家なのかとちょっと疑問になりますよ(それとも小説は凄いがシナリオはそれほどでも、という事なのだろうか)。

 「既に全米展開決定済み」とか景気はいいのですが、中身が伴ってないです。この調子で全3巻しかないというのでは、一体何を語れるというのでしょうか、いや何も語れはしまい(反語形)。