感想:アニメ「マクロスF(フロンティア)」第12話


 アニメ「マクロスF(フロンティア)」の感想です。

■公式サイト
http://www.macrossf.com/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第12話 ファステスト・デリバリー


■粗筋

 シェリル&アルト一行は、慰問興行のため、ゼントラーディ兵士の反乱が勃発寸前の惑星ガリア4に到着した。ところが以前から体調を崩していたシェリルは到着直後に倒れてしまう。それを見た不満分子は遂に武装蜂起し、シェリル達を人質にしてしまった。SMS本部は一連の動きを知るが、途中の「フォールド断層」のせいで急行しても到着は一週間後になり、全く間に合わない。しかしミハエルはルカの親の会社が開発していた新型エンジン付きバルキリーを借りてガリア4に駆けつけた。バルキリーにはランカが同乗しており、”超時空シンデレラ”ランカのコンサートを見て、兵士たちは反乱を止めた。

 騒動の終了後、アルトはランカと共にガリア4の空を飛ぶが、突然の機体の不調で墜落する。そして二人は荒地に埋もれるマクロス型戦艦を発見する。


■感想

 いやぁ、もう笑った笑った、笑い死ぬかと思いました。これが噂の「ランカ・リー、シェリルのコンサート乗っ取り事件」か。

 また、今回は何かと初代マクロスを思い出させる作りになっていて、もう何と言うか悶絶しました。

 いきなり登場、初代マクロスのキャラをリスペクトしたゼントラーディー兵士三大キャラ。「片目の司令官」「ちんまりした参謀」「勢いだけの若手」。懐かしさとおかしさで涙が出るかと思いました。

 突然戦場に乱入し、戦火の中でコンサートを開いて争いを止めさせるランカ。あのこっ恥ずかしい初代マクロスの世界観再び。もしもあそこで「私の彼はパイロット」でも歌われた日には、もう笑いで画面が見えなかったかもしれません。参謀キャラが、「知らないのですか? 彼女こそ”超時空シンデレラ”のランカ・リー」とかマジな口調で言ったりしてもうたまらん。

 そして、シェリルのコンサートを乗っ取っておいしい目を見るわ、アルトの誕生日の主役を射止めるわ、強運過ぎるにも程があるランカの活躍ぶり。シェリルが今後「(エースをねらえ、の)お蝶婦人」のようにランカイジメに走らないかと気が気でなりません。

 そして、ラスト、荒野の中にたたずむマクロスの残骸・・・、えー、ここだけ「宇宙戦艦ヤマト」の第1話のパロディ?、とか思ってしまいました。

 いやぁ、たまらん、「バルキリー対怪獣」+「三角関係」かと思っていましたが、このアニメのスケールはそんなレベルを遥かに超えていたようです。色々な意味で今後の展開から目が離せませんわ。