感想:アニメ「鴉-KARAS-」第5話・第6話


 OVA「鴉-KARAS-」の感想です。

■公式サイト
http://www.thekaras.net/

 CS放送・AT−Xでの視聴です。


■あらすじ

第5話 幻想区

 廻向の力で東京は破壊され人々は逃げ惑う。鷹介は生身の体で妖怪と戦い瀕死の重傷を負うが、その体から新たなゆりねが再生した。

第6話 真伝説

 鷹介はゆりねの力で、乙羽として、そして鴉として蘇った。鴉と廻向の死闘の末に廻向は倒され東京に平穏が戻った。呉は警察を辞め、よし子と共に田舎に帰ることにするが、鴉達がいる限りまだ街は大丈夫だと感じるのだった。


■感想

 タツノコのゴタゴタ?で長らくご無沙汰だったアニメをようやっと完結編までみることが出来ました。リリース初期は確かAT−Xの放送はOVA発売より先行していたような気がしますが・・・

 1〜4話までは、「街を守るゆりねと鴉」「敵の機械化された妖怪」等の設定が理解しづらくイマイチ面白くなかったのですが、5〜6話は話がシンプルになり、破壊・逃げ惑う人々・ヒーローの再来・決戦、と解りやすい展開で、のめり込んで視聴しました。

 5話の破壊される街や次々と死んでいく人々の描写はパニック映画さながらの緊迫度でしたし、最終話の乙羽と廻向の鴉対決は、乙羽側の助っ人の女性鴉やら、廻向の操る巨大機械龍やらも参戦して、一気に盛り上がりました。この2エピソードだけなら凄く面白かった。

 もうちょっと話を解りやすくするか、どうにかすれば、全体的に評価が高かったのではないか、と思える作品でした。


★蛇足

 公式サイトで未だに「工事中」の場所が有るのはどういう了見だろうか。