感想:映画「ゴーストシップ 呪われた豪華客船」(2002年)


 12/7(日)に地上波放送された映画です。


■あらすじ

 サルベージ船のクルーはベーリング海で漂流する謎の船の情報を入手する。回収に向かった一行が発見したのは、40年前に突如行方不明になった豪華客船だった。船内を捜索するクルーの前にやがて様々な怪奇現象が発生し・・・


■感想

 聞いたことも無いタイトル、かつ有名な俳優は全く登場しないという、「B級」と呼ぶのにふさわしい映画。しかし、意外や意外にも面白くて、つい見入ってしまいました。

 ストーリーは終盤までは「廃船に乗り込んだ面々が怪奇現象に遭遇し、やがて次々と無残に死んでいく」という幽霊船物の定番の新鮮味の無い展開で、かつ余り怖くないのですが、それでもキビキビとストーリーが展開するので全く退屈しませんでした。

 しかも終盤になると話に捻りが入って「ええっ? そう来ましたか」とちょっと驚く展開になります。その辺り、日本語版のタイトル「呪われた豪華客船」というのが実は鋭く内容をついていたりしますが、予想外の展開に少々嬉しくなりました。

 さらにオチは、ブラックではないものの、「ホホウ、やはりそう来たか」と思わずニヤリとしてしまうような結末でなかなか良し、でした。

 という事で、全く期待していなかったのに予想外に面白く、これは意外な拾い物でした。