感想:アニメ「VIPER'S CREED(ヴァイパーズ・クリード)」第1話(新番組)


 アニメ「VIPER'S CREEDヴァイパーズ・クリード)」の感想です。

■公式サイト
http://viperscreed.jp/

■アニマックス
http://www.animax.co.jp/feature/index.php?program=NN10000760

 CS放送・アニマックスでの視聴です。

第1話(新番組) 独眼-cyclops-


■あらすじ

 21世紀半ば、大戦から8年後。海水面の上昇で世界の都市の35%は海に没し、各都市は孤立を深めていたが、「フォート・ダイバシティ」は交通の要衝として繁栄を謳歌していた。そして民間警備会社(PMC)「アルコン・グローバル・セキュリティ」社は、シティを警備し、大戦の遺産の無人兵器を駆逐する仕事を請け負っていたが、市民はアルコン社を戦争屋と見なし快く思ってはいなかった。

 「サクラコ(声:豊口めぐみ)」は、アルコン社屈指のエリート部隊「ヴァイパーズ」のオペレータに抜擢され、メンバーの一人「サイキ」(声:黒田崇矢)の担当になるが、周りのオペレータに無視されるばかりか、サイキも彼女の指示に従おうとはしない。ある日、無人兵器がシティに迫り、ヴァイパーズのメンバーが追撃を放棄する中、サイキだけは自らの命を危険に晒し、ペナルティを受ける事を知りながら兵器を破壊する。


■感想

 ダメなアニメ。1980年代に飽きるほど量産された「製作者が自分の作った設定に酔っているような感じ」のアニメと言えば良いのでしょうか。番組開始早々、ナレーターが作品世界の設定を語りだした時点でもうダメっぽかったのですが、最後まで見てもやはりダメでした。

 バイクから変形するロボットのデザインはダサいし、ハイウェイ上の無人兵器とのバトルとか、一匹狼型主人公とか、もう何もかもがうんざりするくらい古臭い。

 あと、台詞もなんか(悪い意味で)泣けてきそうです。サイキがサクラコに「お前にはオレの見ているものが見えているのか」とかなんとか意味不明の台詞で思いっきり拒絶を表明したり、作品世界の設定も良く解らない序盤にオペレータのお局たちがサクラコに「あなたみたいな素人にヴァイパーズのオペレータが勤まると思って!?」とか、ヴァイパーズの一人の優男がオペレータの金髪女に「今日生きて帰ったら夜付き合ってもらう約束だったぜ」「そんな事を通信で・・・(赤面)」とか、もうなんなんだろうという台詞の連発。ありきたりすぎてこっちが赤面ですよ。

 なんつーかねぇ、こういう作品を見せられると、素直に面白いアニメとグチしか出ないアニメの差は何処にあるのだろうとぼんやり考えさせられます・・・

 アニマックス開局10周年記念アニメって「ウルトラヴァイオレット」以外空振りばっかりじゃん。