アニメ「鉄(くろがね)のラインバレル」の感想です。
CS放送・キッズステーションでの視聴です。
第24話(最終話) 『#24 鋼鉄の華』
■あらすじ
浩一は怒りのままにラインバレルを動かすが、マサキを捉える事が出来ない。しかし浩一は絵美の幻によって冷静さを取り戻し、マサキの巨大マキナを破壊して侵攻軍を壊滅させた。しかしまだ次元回廊は塞がらず、このままでは二つの世界は衝突して融合してしまう事が判明した。浩一はラインバレルで回廊を消滅させるため突撃し、他のマキナのファクターたちは自分たちの命と引き換えに、自機の全エネルギーをラインバレルに送り込んだ。全員のバックアップによってラインバレルは次元回廊の中核を破壊し、回廊を塞ぐ事に成功した。ラインバレルの力で絵美は蘇生し、他のマキナのファクターたちも命は取り留めた。浩一たちは戦いの終った地球へと帰還していった。
■感想
マサキが「抵抗は無意味だ! 我々と一つになれ!」と叫んだ時にはもう苦笑。スタートレックTNGリスペクトというかパクリというか、商業作品でこういう事をして良いんでしょうか。しかもマサキはラスボスの割に最後はえらく淡白でした。せめてコクピットで吹き飛ぶシーンくらい描写してあげればいいのに。
最後はご都合主義の連発。死んだ絵美が奇跡の力で蘇るのは、まあ、浩一が生き返れるくらいだからそこは良いですが、他のマキナのファクターは死ぬはずなのに説明も無く生存しているしさぁ。
多分原作漫画はこんなオチにはならないと思いますし、CGで描くロボットの軽さには辟易しましたが、「中ニ病の主人公が最後には望んでいた通り世界を救うヒーローになる」というテーマはまー一貫していましたので、これはこれで面白かったと思いますよ。B級アニメでしたが、B級の楽しさを満喫できたという事でそれなりに満足しております。
★蛇足
次元回廊の中ですれ違ったロボットはありゃ一体なんだったのさ?