感想:アニメ「鉄のラインバレル」第25+26話(TV未放映エピソード)

『鉄のラインバレル』 Blu-ray BOX 初回限定版(特典CD付き)

 アニメ「鉄(くろがね)のラインバレル」の感想です。

鉄のラインバレル 公式サイト
http://www.linebarrels.jp/

 CS放送キッズステーションでの視聴です。


■概要

 TV放送(2008年10月〜2009年3月)で未放映のDVD特典映像。
 
 

第25話 『#25 天才美少女科学者レイチェルちゃん』

■あらすじ

・だい1わ! 初来日だよレイチェルちゃん

 ”天才美少女科学者”レイチェル・キャルヴィン(声:斎藤千和)が、日本のJUDAに勤務するために来日した。しかし、何故かレイチェルは京都に到着、以後レイチェルはJUDAを探して大阪、沖縄、北海道、etcとさ迷い歩く羽目に……


・だい2わ! お部屋探検だよレイチェルちゃん

 収録時間が10分ほど余ってしまったため、レイチェルたちは空き時間を埋めるべく、ファクターたちの私室に勝手に入り込み、私生活を暴露して回る。一行は最後に秘書の緒川(声:大原さやか)の私室をこっそり覗くが、あまりの光景(詳細は不明)に怯えて立ちすくんでいたところに、さらに次の瞬間背後に出現した緒川によって言葉に出来ない様な恐ろしい目にあわされるのだった。


■感想

 コメディ話。多分アニメオリジナル話ではなく、雑誌連載されていた「天才美少女科学者レイチェルちゃん」という漫画が元ネタ。馬鹿馬鹿しくて面白かった。

 ちなみに、今回、森次は一言も喋らない代わりに、森次役の中村悠一氏が、ありとあらゆるゲストキャラを担当していて、エンディングのキャスト名のところにずらーっと中村悠一と書いてあるのにちょっと笑った。
 
 
 

第26話 『#26 鉄の影』

■あらすじ

 TVシリーズの後日談。戦いが終った後、JUDAは故・石神の遺言で、地元貢献のため「スパリゾートJUDA」に衣替えし、浩一(声:柿原徹也)たちはスパの従業員として働いていた。森次玲二(声:中村悠一)は自ら申し出て服役していた。浩一と絵美(声:能登麻美子)の関係は全く進展していなかった。

 ある日、ラインバレルそっくりの機体が世界各地に出現した。それは最終決戦時に次元回廊に刻み込まれた「ラインバレルのエコー」で、本能に従い本物のラインバレルを破壊するためこの世界にやってきたのだった。浩一たちはアルマで迎え撃つが、本物と同じ性能を持つエコーたちには全く歯が立たない。浩一と絵美は、ラインバレルの(おそらく最後の)起動に成功、エコーたちに突撃していくのだった。


■感想

 30分×1という短い枠で、序盤のラブコメ展開と後半のシリアスネタの両方を手際よく詰め込んでおり、各キャラの特徴も出し、かつバトルも有り、と、おまけにしては凄く良く出来ていました。ラストの「俺たちの戦いはこれからだ!」的な結末も、これはこれでよし。終盤、ヴァーダントで駆けつけた森次が「ふっ、相手には早瀬たちが乗ってない(から本物が負けるわけが無い)」とかカッコよく台詞を決めていたので、この決着まで描かないでいる展開の方が余韻が残ってよかった、という印象でした。
 

■キャスト
早瀬浩一(声:柿原徹也
城崎絵美(声:能登麻美子
加藤久嵩(声:福山潤
森次玲二(声:中村悠一
山下サトル(声:沢城みゆき
遠藤シズナ(声:植田佳奈
遠藤イズナ(声:釘宮理恵
九条美海(声:平野綾
石神邦生(声:中田譲治
緒川結衣(声:大原さやか
レイチェル(声:斎藤千和

 
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